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2024.08.13

K-POPのカムバックとは? 流れや参加方法を分かりやすく解説

 

K-POPには独特の専門用語や習慣があり、新しくファンになった人は戸惑うかもしれません。そんな言葉の一つである「カムバック」について、意味やイベントの流れを紹介します。カムバック文化が分かればKPOPをもっと楽しめるはずです。

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K-POPのカムバックとは?

K-POPにおいて「カムバック」という言葉は、日本語と異なるニュアンスを持ちます。まずはカムバックの意味や、気になる頻度と期間の長さ、盛り上がる理由を説明します。

ヘッドフォンをつけている人のイラスト

(c)AdobeStock

アーティストの新曲リリースを指す

K-POPのカムバックは、一般的な使い方と少し異なるため、初めて聞いた人は混乱するかもしれません。本来のカムバックの意味は、アーティストなどが引退または人気低迷後に、再び返り咲くことです。

カムバック【comeback】 
[名](スル)引退したり、勢いの衰えていたりしたものが、もとの地位・状態に復帰すること。返り咲くこと。「芸能界に—する」
引用:小学館 デジタル大辞泉

K-POPでカムバックといえば「アーティストが新曲やアルバムをリリースすること」あるいは「新曲のプロモーション期間」を指し、「カムバ」と略されます。

カムバックの頻度は年に1~3回が一般的ですが、それ以上の期間が開くこともあれば頻繁にカムバックする場合もありグループによって大きく異なります。カムバック期間は、新曲のリリースから約1か月間程度続くのが定番です。

カムバックは盛り上がる期間

カムバックは、ファンが盛大に盛り上がる、一種のお祭り期間でもあります。K-POPアーティストは、新曲をミニアルバムの形で発表する傾向が強く、活動期間と休止期間が明確です。

アーティストにもよりますが、最低でも2か月程度はアルバム制作に集中するため、公の場で姿が見られなくなります。ステージやイベントだけでなく、テレビなどのメディアにもほとんど出演しません。

アーティストが活動を再開するカムバックは、K-POPファンにとって「推し」にやっと会える貴重な時間なのです。

カムバック前の期間に行われること

カムバックの中心となるのは新曲のリリースですが、告知からリリースまでの期間も大切です。いわば前夜祭のような、カムバック前の期間に起こることを紹介します。

スマホでソーシャルメディアを操作している人の手元

(c)AdobeStock

突然の告知とコンセプトビジュアルの発表

カムバックの告知は、新曲発表の約1か月ほど前に、突然行われるのがほとんどです。告知ではプロモーションスケジュールや、新曲の発売日とタイトルなどが発表され、ファンの期待を高めます。

その後、曲のイメージを象徴するコンセプトビジュアルがSNSや公式サイトに公開されます。K-POPでは、カムバックごとに大胆なイメージチェンジを行うアーティストがいるため、髪型や髪色を隠したりすることがあると「カムバックするの?」とファンがざわつき始めることも。

アーティストのSNSや公式サイトをこまめにチェックしていると、アーティストが突然カムバックを意図的にスポ(スポイラー/ネタバレ)することも。また逆にアーティストが意図せずうっかりスポしてしまうということもありえます。

ヒントがちりばめられた映像を公開

新曲やアルバムのリリース2週間前になると、ティーザー映像が発表されます。ティーザー映像とは、ファンの興味をかき立てるように、新曲のヒントが詰め込まれた予告映像のことです。

ミュージックビデオとは別に、凝ったイメージ動画を新しく作る場合もあります。K-POPでは、ティーザー映像自体が話題性を持つ重要なコンテンツで、ファンは新曲の予想で盛り上がります。

ティーザー映像は主にSNSで発表されるため、見逃したくない場合は公式のSNSをフォローしておくのがベター。

カムバック期間中はイベントがめじろ押し

新曲がリリースされ、カムバック期間に入ると、アーティストのステージ出演やファンとの交流会が開始されます。具体的にどのような流れになるのか、詳しく解説します。

たくさんの光るペンライト

(c) Adobe Stock

ミュージックビデオ・音源配信のスタート

新曲のリリースは、ファンにとって心待ちにしてきた一つのクライマックスです。当日はYouTubeなどでミュージックビデオ(MV)が公開され、18時ごろから音楽配信サイトで楽曲配信されるのが一般的です。近年は13時(季節によっては14時)にMV公開や楽曲配信がなされるというパターンも。

K-POPでは同じ楽曲のアルバムでも、複数種類を出す場合があります。近年は5~6曲入りのミニアルバムが主流ですが、10曲程度入ったフルアルバムや、リパッケージアルバム(通称リパケ)も存在します。

リパッケージアルバムは、初めに売られた通常版に数曲追加した特別仕様です。プロモーション最後のステージである「グッバイステージ」の前後に発売することが多いですが、必ず発売されるものではありません。

ショーケースや音楽番組の出演

新曲の配信後は、いよいよアーティストのプロモーション活動が本格化します。新曲のお披露目会は「ショーケース」と呼ばれ、新曲発売日に記者やファンに向けて行われます。グループによっては、オンラインでショーケースの生配信を見られることもあります。

カムバック期間は、音楽番組・ラジオ・雑誌などのメディア出演をはじめ、各種イベントでアーティストの姿を目にできるチャンスです。音楽番組は、YouTubeで視聴できる場合もあります。

新曲のアルバムの購入者が参加できるサイン会やミニファンミーティングなど、ファン向けの交流会も多く行われます。

カムバックをめいっぱい楽しむ方法

カムバックの流れは理解しても「どうやって参加したらよいのか分からない」という人もいるかもしれません。新曲の予想やファン投票など、カムバックの代表的な醍醐味を紹介します。

スマートフォンを持ち、ソーシャルメディアを使用して、オンラインでチャットする人のイラスト

(c)AdobeStock

新曲やアルバムの予想で盛り上がる

新曲リリース前に盛り上がるのは、コンセプトビジュアルやティーザー映像の考察です。ティーザー動画には、新曲やアルバムへのヒントが詰め込まれています。新曲が発表されるまで、ファンはそのヒントを見つけ出し、全体像を推測し合います。

ヒントは、アーティストの衣装や映像の雰囲気、歌詞の断片、そのアーティストが今まで発表してきた曲などと、さまざまです。SNSやペンカフェ(韓国の公式ファンクラブ兼掲示板のようなオンラインコミュニティ)やファンコミュニティのプラットフォームでは、新曲全体の予想を通して、活発なファン同士の交流を楽しめます。

1位獲得を目指して応援する

K-POPは、アーティストの応援合戦が激しいことでも有名です。カムバック期間中、アーティストとファンに重視されるのは、韓国の音楽番組で「ファン投票1位」を獲得することです。

ミュージックビデオの視聴は比較的簡単に参加しやすい応援方法で、YouTubeの視聴回数や、ストリーミングの再生回数、音楽番組に絡むアプリでの投票は人気指標に影響します。アルバムや楽曲の購入はもちろん、SNSでハッシュタグを使用して、感想や動画リンクを広めることも立派なサポートの一つです。

多くのファンと協力して同じアーティストを応援する活動は、カムバック特有の強い一体感を味わえます。音楽番組への投票方法やアプリの仕様は、早めにチェックしておくとよいでしょう。

詳しくはこちらの記事もチェック!

メイン・アイキャッチ画像:(c)AdobeStock

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