キキ&ララの懐かしい歴史を振り返ってみよう!
サンリオのなかでも珍しいお星さまをモチーフにしたキャラクターです。弟がキキ、お姉さんがララ、2人の関係はカップルではなく、双子のきょうだい星。
1975年のデビュー当時、2人は茶と黄色の髪色でした。しかも、2人の名前は、1976年にいちご新聞公募されたのです。キラキラ輝く夜空の星になってほしいという願いをこめて『キキ』と『ララ』と名付けられたんですって。デビュー後に名前が変わったという経緯も、今となってはなかなかめずらしいですよね。
キキの宝物である背中の星で空を飛び、ララの宝物である星のステッキで方向を自由に決められるんです。
1980年代に入ると、7人の雲の子たちが登場してにぎやかな様子。筆者は子どものころ、キキ&ララの愛称で呼んでいたので、未だに2人をみるとリトルツインスターズよりもキキ&ララの名前のほうが先に出てきてしまう世代でもあるんですよね。
1985年ごろには、ワンピースとセーラーカラールックのおすまし顔も披露。帽子をかぶっていたり、靴まで履いているというレアなビジュアルです。
1990年ごろからは、パステル画のアイテムが多く発売されました。キキが背負っていた大きなお星さまがペンダントに変わったことにもご注目。
1995年ごろからは、CGタッチの2人のポップなビジュアルも登場し、大人女子への人気にも火をつけました。
そして21世紀に入ると、初期のころのようなシンプルなデザインでありながら、パステルカラーを基調にロマンチックさに磨きがかかっていくのです。メルヘンでオシャレなテイストに加えて、ユニコーンも登場し、お友達もいっぱい。キキ&ララがふわふわの雲で作ったので、動物さんたちもみんなモコモコしているんです。まさに“ゆめかわ”の世界!
そんなリトルツインスターズの癒し満載な世界観を楽しめる物語をご存知でしょうか?
キキ&ララが地球にやってきた意外な理由って?
お誕生日はクリスマスイブの12月24日。ゆめ星雲のおもいやり星にふたごのきょうだい星が生まれました。それがキキとララ。
発明家のお父さま星と詩人で絵かきのお母さま星に、大切に育てられたキキ&ララでしたが、なんとわがままで甘えんぼう。「このままでは立派に輝く星になれない」と心配したご両親が相談した結果「地球という星に旅にだすことにしよう」となり、2人は地球へやってきたのです。
「えっ?修行的な感じで地球にきたの?」とツッコミたくなる2人のちょっと意外な一面を垣間見ることができるストーリー。
令和になって初めて開催されたキャラクター大賞では、めでたく6位にランクイン。激しく喜ぶキキ&ララのアグレッシブな様子は、うっかりお星さまだったことを忘れてしまいそうになるくらい人間味あふれまくっていたわけですが、つかみどころがないこの不思議な感じこそがキキ&ララが愛され続ける理由なのかも知れません。
七夕はリトルツインスターズとともに!
お誕生日が12月24日でもあるように、もともとはクリスマスシーンに寄り添うキャラクターとして誕生したリトルツインスターズですが、お星さまのキキ&ララは七夕シーズンも大忙し。
6月27日(木)~7月7日(日)の期間中、キキ&ララの七夕の世界を360°体験できるフォトジェニック・アート展が表参道「the corner」で開催されます。
6つのフォトスポットと1つのムービースポットでは、天空にふわふわと浮かんでいる雲のようなベッドや、キキ&ララのモチーフカラー「ピンク」「水色」をふんだんに用いた夜空といった、フォトジェニック・ムービージェニックな空間で撮影ができちゃうんですよ。
彦星と織姫に扮したキキ&ララのグッズにもキュンキュンします。
ほかにも、願い事を託した短冊を飾る星のツリーや、キキ&ララモチーフのオリジナルドリンクが楽しめるコラボカフェなど、令和最初の七夕を、思いっきり楽しめそうですね。
ロマンチックな雰囲気のグッズがとても豊富なリトルツインスターズですが、筆者のイチオシは、この浴衣。
シックな藍色ベースなので、一見するとキキ&ララだとは、わからないくらい大人っぽく着こなせます。夜空に浮かぶ花火の絵柄のなかに、さり気なく溶け込むキキ&ララがめちゃくちゃ素敵。
この夏のおでかけは、キキ&ララの浴衣でおめかししてみませんか?
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PROFILE
リトルツインスターズ
ゆめ星雲のおもいやり星でうまれた双子のきょうだい星。立派に輝く星になるために遠い星の国からやってきました。お姉さんのララは、こわがりで、ちょっぴり泣き虫。絵や詩をかくのが大好き。お料理が得意。弟のキキは、好奇心旺盛で、ちょっぴりあわてんぼう。星つりと発明が大好き。
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朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。 Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher