宇宙から帰ってきたぐでたま!ラッキーシンボル・金のぐでたまとは?
めんどくさい・だるい・ねむい・かえりたい…。心の中で思っても、大人になると空気を読んで、本音が言えないことってありますよね。
しかし、ぐでたまは違います。誰に対しても、どんな場所でも、一切の忖度なし!それは、昨年、ぐでたま5周年での宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)とのコラボでも存分に発揮されていました。
未だかつて、「無重力って楽かも。」と、こんなにやる気なく…、いや、カジュアルに宇宙へでかけていった人っていたでしょうか?
2013年の「食べキャラ総選挙〜食うか食われるか真剣勝負!〜」で2位に輝き、デビューから早くも6年目を迎えているぐでたま。かつては、ピューロランドから出禁をくらうという騒動もありましたが、現在は、TBSの情報番組『あさチャン!』に早朝からレギュラー出演をし、自身の公式YouTubeでは、多言語字幕までつけて、海外人気を本気で狙いにいくなど、タレントの才能あふれる活躍が際立っているのであります。
■揺らぐことのない安心感
ちなみに、この連載のキャラクター大賞の結果発表の記事で、シナモンやプリンが、前日の夜に緊張で眠れなくなっていた様子をご紹介しましたが、実はあの時「そういえば、ぐでたまは何しているんだろう?」と気になって、見てみたんですよね。すると…
▲ぐでたま公式Twitterより
https://twitter.com/gudetama_sanrio/status/1135647357993795585
蒸し料理の日にちなんで、サウナをしていました!ベーコンを腰に、キャベツに寄りかかって…。
サンリオのキャラクターたちが、どんなにザワザワしていても、ぐでたまはどこまでも平常運転。この我が道を行く、ぐでたまのスタイルに、深い癒しを感じました。ぐでたまの魅力って、どんなときでもドーンと構えていてくれる安定感ではないでしょうか。
そうそう、令和初のキャラクター大賞では総合で9位、コラボ部門では2位(赤西仁)と4位(ひよこちゃん)に輝くなど、キチンと結果を残していました。そこが、ぐでたまのすごいところ。ぐでたまの座右の銘である「明日から本気出す…」は、ちょっと失敗してしまったときに、不思議なパワーをくれます。本気で怒られそうな場面以外で、ぜひお試しください。
■幸せを呼ぶ、金のぐでたまって?
さて、先日「やる気ない」「めんどくさい」と言いながらも、結構うまいこと立ち回っているぐでたまに対し、所属事務所のサンリオが、「楽をして得したい」ラッキーアイコンとしての可能性を探ろう!と、とても前向きでおもしろい調査をしていらっしゃいました。
「最近いいことがあった」人の割合を、ぐでたまの好き嫌いで比較してみたというのです。
★アンケート調査について
サンプル数:5,222人(公式サンリオサイト閲覧者 対象男女)
調査期間:2019年6月下旬から1週間
そうしたら、びっくり!「ぐでたまが大好き」と答えた人の方が、「ぐでたまが好きではない」と答えた人より「いいことがあった」傾向が示されたのです。
大変興味深いエビデンスをもとに、2019年7月9日(火)から「金のぐでたま」がラッキーシンボルになったことが公式発表され、いかにも縁起が良さそ~うなオーラに筆者も釘付けになりました。
1日1回運だめしができる「ぐでだめし」や、たまごをぐでたまに育成するゲーム「ぐでふぁーむ」が楽しめる、デジタルコンテンツ『ふぉーちゅんぐでたま』で、“ぐでたまのラッキー”をぜひ体験してみてくださいね。
▼『ふぉーちゅんぐでたま』
https://www.sanrio.co.jp/special/gudetama/fortune/
「ぐでふぁーむ」では、ちゃんとお世話をしないと「グレたぐでたま」が生まれることもあるのでご注意を!
金に輝く、令和のぐでたま。鮮度抜群の話題に事欠かないわけですが、ここからはぐでたまの誕生秘話やいつも隣にいるタイツの人、ニセたまさんの正体などを、サンリオの担当デザイナーさんにインタビューさせていただいたのでご紹介します。
【デザイナーインタビュー】改めて知りたくなる!ぐでたまの誕生ストーリーや人気イラスト
■ぐでたまに込められたストーリーとは?
「社内で食べ物をテーマにしたキャラクターコンペがあり、何案か考えたうちの一案です。家で『たまごかけご飯』を食べているときに『あぁなんてたまごは可愛いんだろう…でも全然やる気ないしこっちに目を合わせないな』と思いました。
味、つや、栄養価、バリエーション豊富な調理法、ともに優秀ですが、ただ食べられるだけの運命に絶望し、競争社会をあきらめたように脱力している姿が、まるで不景気なご時世に絶望して優秀なのにがんばらない現代人のようだと感じ、自分の気づかない場所でたまごがぼやいていたら面白いなと思いながら描いてみました。
しゃべるセリフや言葉遣いなども現代人に合わせたものになっています。
■ぐでたまの隣にいるニセたまさんのコト
「よく聞かれるのは『あの全身タイツのあいつはなんなんだ』という、ニセたまさんの存在です。 ニセたまさんは、ぐでたまに遭遇しすぎた青年が黄色い全身タイツを着て、自分もぐでたまになってしまった夢を見て、その夢から自我を持って一人歩きした存在です。なので、誰もがニセたまさんを生み出してしまう可能性があるのです。」
■世界中の人に共感される愛されキャラ!
「アメリカでは衛生上生卵を食べる習慣がなく、卵かけ御飯よりもベーコンエッグの方が、人気が高いです。ぐでたまのゆとり世代っぽい世界観が、日本以外で理解されるのか未知だったのですが、日本人と同じように『だるい』とか『やりたくない』とか共感してくれたり、プリケツが人気だったり、共通してることも多いです。あとアジアではフォトジェニックなイベントや大きなぐでたまをいっぱい作ってショッピングモールをデコレーションしたりしています。」
■特に反響が大きかったぐでたまのイラストもご紹介!
「いろいろあります!初期の頃はLINEスタンプやぐでたま哲学の反響が大きく、世界観も一緒に広まったきっかけになったように思います。リーメントの食玩はずっと人気で、すごく細かく作られていてめっちゃ可愛いので集めたくなります。」
■デザイナーさんがお気に入りのぐでたまグッズ
「ぐでたまの寿司のキャリーケースを愛用しています。引っ張って歩いてるのを後ろから見るとすっとぼけてるし、空港の手荷物のとこでベルトコンベアに乗って流されてると回転寿司みたいでオススメです。」
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PROFILE
ぐでたま
誕生日は、たまごは毎日世界中の養鶏場から出荷されているから、定められない。 そもそもまず生まれていない。ゆでるもよし 焼くもよし 生のままでもよし。いろんな調理法があるけれど、ぐでぐでやる気のないたまごなのだ。あなたの食べようとしているそのたまごも、ぐでぐでしているかも!?
(C)’13,’19 SANRIO S/D・G 著作(株)サンリオ
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朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。 旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。 Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher