モニター越しでも白浮きせず、顔がシャープに見えるベースづくりを解説!
リモートワークだからがっつりメイクは面倒。でもオンライン会議があるからそれなりにきちんとしなきゃいけないし、メイクをしないと気持ちが切り替わらない。モニターで自分の顔を見ていると、メイクがなんだか変。メイク迷子が増えている今、オンラインでも素敵に見えるメイクの方法を、『Domani』副編集長の下河辺さやこがメイクアップアーティストの水野未和子さんにうかがいました。今回はベース編。
まずは、水野さんのおすすめのアイテムをご紹介!
1:ヴァントルテ ミネラルCCクリーム [SPF50+/PA++++] ¥3,400
2:ジェーン・アイルデール エンライトゥン プラス [SPF30/PA+++] ¥5,000(5/15発売)
3:NARS マットブロンズパウダー 5240 ¥4,400
4:RMK クリーミィ シアー パウダーチークス 04 ¥4,000
5:THREE ソーラーティンティド フローパウダー ¥5,500(6/10限定発売)
6:シュウウエムラ クシブロー 全8色 ¥3,400(5/1発売)
7:セザンヌ化粧品 アイブロウコートEX ¥460(4/30発売)
8:ランコム ラプソリュ マドモワゼルバーム 001 ¥3,800
9:シュウウエムラ ルージュ アンリミテッド アンプリファイド A BR762 ¥3,300
下河辺:ずっと家の中で過ごす、不自由な日々が続いていますよね。リモートワークでも仕事のスイッチを入れるために、いつもみたいに時間をかけてしっかりではなく手軽にメイクしたい人や、話題のオンライン飲みを楽しみたい人に、モニター映えのするメイクを教えていただけるといいな、と。家の中だと日焼け止めすら塗っていない人もいるんです。
水野さん:今ね、5月に向けて紫外線量が増えてきている時期。部屋の中にも日光は絶対に入ってくるから意外と焼けるんです。外に出るときはUV対策すると思うんだけど、家だと油断しちゃうよね。あと、家でパソコンや携帯見る時間が多くなっているでしょ。ブルーライトをかなり浴びていると思います。ベースは、スクリーン越しで簡単にってなるとこれがオススメ。ヴァントルテのCC(写真1)。ブルーライトを96.1%カットして、SPFもいっぱい。1本で5役くらいあって、つけ心地がいい。あと、石けんで落とせるの。家で使うにはすごく便利。
下河辺:そう、ブルーライトも焼けるんですよね。
水野さん:ほんと。気をつけてくださいね。このファンデーション、薄づきで肌にはとってもいいんですけど、スクリーン越しだとライトで透けて、隠したはずのものが意外と隠れていなかったりするので、気になるところはジェーン・アイルデールのコンシーラー(写真2)を。つける部分がアイクリームみたいになってるから、少し押し出してのせてボカすだけ。手を使わなくてOKだから、モニター越しに自分の顔を見て「あれ?」って思ったらすぐサッと簡単につけられます。
下河辺:私は、家にいるときや近所にお買い物に行くときは、アスタリフト ホワイトソリューション(¥3,900)。美容成分入りで、UVで下地にもなる。これだけでキメが整います。アクセーヌ スーパーサンシールド EX(¥4,000)は日焼け止めと化粧下地が一体になっていて、つけるだけでキレイに見える。コンシーラーは定番ですが、イヴ・サンローラン ラディアントタッチ ハイカバー(¥5,000)。すっごく伸びるからファンデーションがいらないの。
ひとつで5役とかのベースをひとつ使いつつ、コンシーラーでカバーするくらいでスクリーンでは十分ですね。ただ、スクリーンだと顔がのっぺり見えるんですよね。
左からアスタリフト ホワイトソリューション(¥3,900) アクセーヌ スーパーサンシールド EX(¥4,000) イヴ・サンローラン ラディアントタッチ ハイカバー(¥5,000)。
水野さん:スクリーンならハイライトじゃなくシェーディングの方がいいんじゃないかと思いまして。おすすめは、NARSのダークのもの(写真3)、THREEのグラデーション(写真5)、あとRMKの2色の(写真4)。
下河辺:私はゲランの去年の夏の限定のパウダーを使っています。ゲランのパウダーはツヤっぽくなって高級感が出るんです。
水野さん:ゲランって昔からお粉が優秀。つけ方は、大きめのブラシでとったら一度トンッって粉をはらってから。髪をかき上げてこめかみの生えぎわの髪の中から入れていきます。こめかみ、もみあげの前、顎のライン。グッてやらずにふんわり磨くように。エラから顎にかけてのラインは、ブラシで骨を挟むようにつけるとエッジが出ます。それから顎先、頬骨の下、おでこの生えぎわは最後にちょんと。ファンデーションはどうしても白浮きするから、これで陰影をつける。ブラシはメイクアップフォーエバーかな。もっとシャープに入れたい人は毛が三角になっているブラシもありです。
下河辺:私はコウゲンドウ パウダーブラシ(¥5,500)。粉を包み込んで払いもいいの。海外の映画やドラマの撮影現場で使われています。アディクションもいい。
左がゲランのパウダー、右がコウゲンドウ パウダーブラシ(¥5,500)
水野さん:そう、私もコウゲンドウは海外にいるときに知ったの。THREE(写真5)のはグラデーションになっているから、シェーディングだけじゃなくハイライトとか、テカリを抑えるためのパウダーとしても使えます。
メイクアップアーティスト
水野未和子
アメリカ、イギリスにてメイクアップを学ぶ。帰国後は雑誌や広告など、幅広いフィールドで活躍。程よいモードさが溶け込んだナチュラルで女らしいメイクは、女優にもファンが多い。
▶︎@mizuno.miwako
Domani編集部
下河辺さやこ
雑誌Domani&WebDomani副編集長。AneCan、Oggi、Domani、Preciousなど仕事をする女性のためのファッション&美容編集者として女ゴコロを深掘りすること四半世紀。Amazonもなかった時代に入社3年目で出産後、連載「産みたい、でも…」などワーキングマザー向けのコンテンツの立ち上げにも携わる。▶︎ @sayako_shimokobe
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メイン&アイキャッチ画像/(C)Shutterstock.com 構成/斉藤裕子