夏のお葬式にノースリワンピはマナー違反⁉
暑い時期のお葬式。ジャケットをはおって参加するのは辛いですよね。そんなとき、黒のノースリーブワンピにジャケットを手に持ちはOK⁉ また、ひざ丈ワンピやオープントウパンプスなど、暑さ対策としてやりがちな夏の装いについて、マナーにも詳しいスタイリスト、霜鳥まき子さんに聞きました。
半そではOKですがノースリーブはNG!
「夏のお葬儀でも基本的にスーツに黒ストッキングで変わりませんが、きちんと見えるのであれば、半そでのワンピースにジャケットを手持ちでも問題ありません。ただしノースリーブのワンピースはNG。ワンピースの着丈も座った時にひざが見えない丈にしましょう。
また、夏は『サンダルしか用意がない』なんて方もいそうですが、オープントゥやサンダルタイプの靴は相応しくありません。暑い日に必要な日傘は、黒であればOK。普段、色鮮やかな傘を使っているのであれば、晴雨兼用の黒の日傘を持っておくと、どのシーズンにお葬式があっても使うことができて便利ですよ。また、マニキュアもそうですが、ストッキングから夏の派手なペディキュアが透けて見えるのも注意したいところ。ネイルを落とせないときは、ベージュネイルを上から塗るなどの配慮が必要です」(霜鳥まき子さん)
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霜鳥まき子/著 ¥1,000(小学館)
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教えてくれたのは・・・
世直しスタイリスト
霜鳥まき子
パーソナルスタイリスト。青山学院大学英米文学科卒業後、日本航空国際線CAとして10年間務める。海外で経験したパーソナルショッパーという職業に感化され、ファッションを通して女性のライフスタイルに寄り添いたいと思うように。その後、パーソナルスタイリストの創始者、政近準子氏に師事。独立後は、1万人を超える女性のパーソナルスタイリングを行ってきた。伊勢丹 新宿店や銀座三越にて、スタイリングアドバイスやファッションセミナーを多数開催。
▶株式会社SPSO HP
イラスト/いわたまい 構成/木戸恵子