ロックダウン明けに向かうニューヨーカーたちのNew Standardは…
5月になって少し明るいニュースが増えてきたニューヨーク。依然、感染者は日々出ているので油断は禁物。でも、テンションが上がる気持ちのいい日が多い季節なのも手伝って、ポジティブなニューヨーカーはもうロックダウン明けに向けての準備を着々と進めています!
新型コロナの脅威は、ニューヨーカーたちの意識をガラリと変えてしまいました。仕事やライフスタイル、人づきあい。異常な状態の中で見失ったものや逆に見えてきたものがあるようです。今後どんどん、コロナ禍を経て習得した「New Standard(新しい普通)」が生活の中に取り入れられていくことでしょう。
中でも、マスクの着用は、アメリカ人にとって本当に新しいスタンダード。以前はマスクをしている人には不審な目が向けられていましたが、すでに当たり前の光景になりました。公衆でのマスク着用が義務化されたばかりの時は、戸惑いながら不器用に身につけていたのに、今ではすっかりマスクのおしゃれを楽しんでいる様子。
人気ブランドからもセンスが光るマスクが週替わりでリリースされています。着こなしにあわせてマスクの色や柄、スタイルを楽しめるほどのバラエティに富んでいて、おしゃれ心に火が点きますよ! 中には、マスクの売上を、コロナ禍によって苦境を強いられている人を助けるボランティア団体に寄付したり、医療従事者への物資提供資金としているブランドもあり、自分が消費することで、社会に貢献できるという点も○。
本当に凄い数のおしゃれマスクが発売されているけれど、ここでは、私が思わず「ポチッた」アイテムを紹介します。すぐ売り切れてしまうけど、すぐに新しいデザインのものが発売されるので見逃せません!
Eugenia Kim
おしゃれセレブのクライアントも多い、NYを代表する帽子ブランド、ユージニア・キム。シルクやシルクとチュールを組みあわせたものなど、クールなセンスが光るマスクは、WEB上で発売されるとすぐに完売するほどの人気。私はレオパード柄をGet! 売上金の一部は、Ronald MacDonald House に寄付されます。
Araks
フェミニンで繊細、それでいてモダンな水着やアンダーウエアが魅力。コアなファンをもつアラクス。マスクでエレガントさを出せるって凄い!と思って即買い。サイドのリボンがいろいろ調整できて、アクセサリーのように活用できちゃう。
Rowing Blazer
メンズにはこちらがオススメ。おしゃれ男子から熱い視線が集まっているNY発のプレッピーブランド、Rowing Blazerならではのトラッドなマスク。NY市内のFOODBANK(無料で食料を配布する団体)に売上の一部が寄付されます。
Minna Goods
新しいライフスタイルを望むニューヨークの若者たちの移住先として人気のアップステートNY。ここに住むアーティストたちが集まってオープンした、みんなの憧れショップMinna Goodsからは、サスティナブルなオーガニック麻素材の手作りマスク。1枚購入すると、医療用マスクが治療の現場に寄付されます。
マスクから解放される日はもう少し先になりそうだけれど、STAY POSITIVEでこの状況を乗り切っていきたいと思います。
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高久純子
ファッション雑誌編集者を経て渡米。N.Y.をベースにファッション、ライフスタイルビジネスのコンサルティングを手掛ける。12歳の男の子のママでもある。Instagram:@junko901nyc