日焼け止めの正しい塗り方
パール粒1つ分を手にとる
まずは顔全体に日焼け止めを塗ります。パール粒1つ分(ローションタイプは1円玉1枚分)を手にとります。
指のはら全体に日焼け止めをのばす
日焼け止めを塗るのはスピード勝負。指先を使った「点」ではなく、指のはら全体を使った「面」で塗るのがおすすめ。左右の指のはらを合わせ、3回くらいクルクルさせて広げます。
顔の広い面を指のはらで塗る
指のはらを両頰の内側に置き、外側に向けてサッと塗ります。続いて額やあご、フェースラインを塗ります。
日焼け止めを足して細部を塗る
日焼け止めを少し足し、目元や口元などの細部を指先で塗ります。日焼けしやすい頰骨などに重ね塗りするのもおすすめ。細部全体でパール粒1つ分足し塗りするのが理想ですが、このあとUVブロック効果のあるファンデーションを塗る場合は、パール粒より少ない量でもOK。
手のひらで軽くプレスして密着
最後に手のひらを使って顔全体を軽くハンドプレス。こうすると、日焼け止めが肌にしっかり密着できるうえ、上に重ねるファンデーションのなじみもよくなります。
日焼け止めを塗り忘れやすい部位は?
首&デコルテ
顔のすぐ近くにあり、目に入りやすい首やデコルテ。40代以降は首のシワ、デコルテのシミが表面化しやすいのでしっかり塗りましょう。ここの日焼け対策をしっかりしておくと、夏になって「顔と首の色が違う」ということも防げます。
耳まわり
海や山に出かけた翌日に耳が痛がゆくなったり、後日に耳の皮がめくれた経験はありませんか? 耳の裏やそのまわりの肌も意外と紫外線を浴びやすいパーツ。アウトドアシーンだけでなく、出勤などデイリーシーンでも紫外線リスクが蓄積するため、40代以降はシミがポツポツとで始めるので要注意!
うなじ
ミディアムヘアやロングヘアの人も、夏はまとめ髪ですっきりさせることが多いですよね。すると露出した肌が紫外線をダイレクトで浴びるようになります。自分ではなかなかチェックすることができないぶん、美肌キープのためにも日焼け止めできちんとお手入れを。背中が大きく開いたデザインがトレンドの一つであるこの夏は、特に気を配りたいところ!
髪
髪も紫外線でダメージを受けると知っていましたか? 髪の場合、肌のようにシミができることはありませんが、キューティクルがはがれやすくなるのでパサついてツヤが失われやすくなります。さらに髪の柔軟性が失われるので切れ毛や枝毛も発生しますし、カラーリングしている場合は褪色も。また、頭皮も日焼けの要注意ポイント。紫外線を浴び続けて頭皮環境が悪くなることで白髪や抜け毛を招くといわれます。
NGな日焼け止めの塗り方
スキンケアがなじむ前に日焼け止めを塗る
乳液やクリームを塗った流れですぐに日焼け止めを塗っていませんか? 肌表面に乳液やクリームの油分が残っていると日焼け止めの密着力が低下しやすくなります。乳液やクリームを塗った後はハンドプレスでしっかりなじませて肌表面のぬるつきがなくなってから日焼け止めを塗るようにしましょう。ハンドプレスする時間がない場合は、ティッシュオフで油分をオフしてもOK。
指先でちょこちょこ塗り
日焼け止めは均一に塗ることが大切で、指先のはらだけでのばすと塗りムラができやすく「塗ったのに日焼けした」の原因になりがちです。塗る時は指のはら全体に日焼け止めをのばしてから塗るのがおすすめで、日焼け止めをあらかじめ広げておくと均一に塗ることができ、密着しやすくなります。