むしろ、若いころより好きかもしれない。気負わずてらわず着られるようになったかも?甘くかわいいだけじゃない、大人の着こなしができるから、今こそ「ピンク」と向き合いたい!40代女子が似合う、ピンクの着こなしを紹介します。
【目次】
色と素材の相乗効果で心がふわっと、ほぐれていく
グレイッシュなくすみピンクと体を包み込むようなビッグシルエットで、かわいいだけじゃないしゃれっ気を表現。ボトムは、たとえばワイドパンツやミディ丈のプリーツスカートなど、あえてたっぷりめのシルエットのものを合わせて、全身ゆったりと着るのが今っぽい。ニット¥86,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) ピアス¥76,000(バーニーズ ニューヨ ーク カスタマーセンター〈ヒロタカ〉) リング¥30,000(ココシュニック)
優雅に揺れるすその動きが、大人のピンクスタイルにふさわしい
後ろ丈が少しだけ長くなったウールフレアは、たっぷりな生地量のすそが揺れ動き、歩く姿にもふとした品が滲み出る。ブルーのコーデュロイシャツとのまろやかな色合わせが、ピンクのやわらかい表情を引き立て、さらに仕上げに黒を加えることで、冬の街に似合うクラシカルな装いが完成する。スカート¥32,000 (ebure) コート¥79,000 (ユナイテッドアローズ 渋谷シンクス店〈マンド〉) シャツ¥28,000(ロンハーマン〈フランク&アイリーン フォー ロンハー マン〉) バングル¥300,000・リング¥100,000(カラ ットアー) バッグ¥130,000(バーニーズ ニューヨ ーク カスタマーセンター〈TOMASINI〉) 靴¥69,000 (アマン〈ペリーコ〉)
華やぎを添えたカジュアルスタイルに、自然と気持ちも浮き立って
まとった瞬間に、心までエネルギッシュになるのが、 濃ゆいピンクがもつパワー!女っぷりのいいラズベリーピンクのコートは、デニムにさらっとはおるぐらいの気軽な投入がグッドバランス。モヘア混のヘアリー素材が、目にも暖か。コート¥120,000(REYC) ニット¥17,000(オンワード樫山〈BEIGE,〉) パンツ ¥24,000 (エー ピー ストゥディオ ニュウマン シンジュク〈エーピー ストゥディオ〉) ストール¥38, 500(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店〈ジョンストンズ×ビューティ&ユース〉) ネックレス¥102,000(ロンハーマン〈ソフィー ブハイ〉) バッグ¥33,000(ドレステリア 銀座店〈アーロン〉) 靴¥5,800(Maison de Beige〈CONVERSE〉)
断トツで今年らしい赤×ピンクは、エレガントなシルエットで挑戦
赤×赤みの強いピンクと、トーンをそろえることが、大胆配色を上手にまとめるコツ。やや地厚のニットスカートがなめらかな落ち感を誘って、女らしいシルエットが生まれる。スカート¥23,000(アングローバルショップ 表参道〈アングローバルショップ〉) ニット¥16,000(Liesse) 帽子¥27,000(エストネーション〈メゾン ド リリス〉) 〝ファリス〟のピアス¥34,000・リング¥29,000・〝フィリップ オーディベー ル〟のブレスレット¥22,000(ビームス ハウス 丸の内) バッグ¥30,000(DES PRÉS 丸の内店〈ベヴィー ニ〉) 靴¥78,000(アダム エ ロペ〈ロシャス〉)
ハッピーな色を起爆剤にして、通勤パンツスタイルを活性化
かわいげのあるピンクと、渋いチェック柄。一見相反するふたつの表情をミックスすることで、つい単調になりがちな通勤パンツルックに新鮮味が生まれる。ニット自体は、クルーネックで腕回りも細身という日常着として取り入れやすいデザイン。このコンパクトさが、品のよさを後押ししてくれる。ニット¥22,000 (エイチ ビューティ&ユース〈 エイチ ビューティ&ユース〉) パンツ¥52,000(ebure) ピアス¥11,000(ココシュニック オンキッチュ 有楽町マルイ店〈ココシュニック オンキッチュ〉) 時計¥30,000 (バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター 〈バーニーズ ニューヨーク〉) バッグ¥73,000(アマン〈ザネラート〉) 靴¥49,000(アマン〈ペリーコ〉)
ピンクをこなれ見えさせる相棒は、メンズライクなワーク風パンツ
肌なじみのいいサーモンピンクは気負わなくても着こなせる、Domani世代にもなじみの色。ドレープ仕様のコンシャスなそで口や背中リボンなど、フェミニンなデザインが効いたとろみブラウスを、ハリのあるワーク風パンツであえて着くずすことによって、ピンクの味わいがグッと深まる。さらにアクセサリーにもピンクを咲かせると、横顔まで可憐に。〝エリカ カヴァリニ〟のブラウス¥52,000・〝フォドミルズ×リー〟のパンツ¥19,000(アングローバルショップ 表参道) 〝デミルクス ビームス〟のピアス¥4,500・〝フリュイジョリ 〟の リング[ストーン]¥12,000 (ビームス ハウス 丸の内店 ) リング[ゴールド]¥50,000(ココシュニック) バッグ¥65,000(エーピ ー ストゥディオ ニュウマン シンジュク〈アスピナル オブ ロンド ン〉) 靴¥16,000(アダム エ ロペ〈アダム エ ロペ〉)
やんちゃな心をのぞかせるのも、大人ならではのピンクの楽しみ方
たとえばきれいめなニットやシャツを合わせて、通勤ボトムとしても主戦力になるウール素材のタックパンツ。休日だったら、ロゴカットソーやボアコー トなど生真面目すぎないアイテムの中に、ポンと投入を。キャッチーなピンクが効いているからこそ、 親しみやすいカジュアルスタイルに仕上がる。パンツ¥11,500(ビューティ&ユース ユナイテッドアロ ーズ 渋谷公園通り店〈ビューティ&ユース〉) コー ト¥48,000 (エストネ ーション〈 エストネーション 〉) カットソー¥5,500(アルアバイル〈アルアバイル〉) ネックレス¥50,000 ( カラットアー ) バッグ ¥132,000(J&M デヴィッドソン 青山店〈J&M デヴィッドソン〉) 靴¥110,000( TOMORROWLAND〈J.M.WESTON〉)
ときにはバッグ主役の装いで、後ろ姿からハッピーオーラを
昨年の春に「GINZA SIX」に日本初の旗艦店がオープンした〝モワナ〟のバッグは、歴史あるフランスのトランクメーカーらしい、かっちり端正なビジュアル。正統派のレザーバッグをお茶目なホットピンクで楽しむなんて、年を重ねた今だからできる小粋なおしゃれ。バッグ¥572,000 (モワナ メゾン GINZA SIX〈モワナ〉) ジャケット¥88,000(ゲストリスト〈upper hights〉) ブラウス¥23,000(アストラット 青山店〈アストラ ット〉) パンツ¥48,000(ロンハーマン〈サヤカ デイヴィス 〉) サングラス¥29,000 (エーピー ストゥディオ ニュウマン シンジュク〈エタニア バルセロナ〉)
Domani12月号 「35歳、今こそピンクが似合うとき。」より
本誌撮影時スタッフ:撮影/土山大輔(TRON) スタイリスト/亀 恭子 ヘア/Dai Michishita メーク/耕 万理子(SIGNO) モデル/蛯原友里(本誌専属) 構成/岩附永子