空気感やバックグラウンドまで映り込むような、味のある1枚を求めて
「ライカで写真を撮り始めて、もう10年くらいになります。きっかけは、グラビア撮影の仕事で地方ロケに行った際に、その土地の景色や思い出を写真に撮り始めたことなんです。しばらくは毎回使い捨てカメラを10個くらい持参しては、いいなと思うものを撮っていました。そのうちにちゃんとしたカメラで撮りたくなって、カメラマンさんに教わって中古のライカを買ってみました。最初はうまく操作できずに、フィルムで100枚撮ってもピントが合っているのは2、3枚、というレベルで(笑)。それでも、やっぱり写真での表現が好きだなぁと思いながら、趣味の一環として撮り続けました。
画像は安田美沙子さんのインスタグラムより。
子どもが生まれてからは、子どものくるくると変わる表情を1枚の写真として残したくなったり、毎日のお料理をSNSにアップすることってすごく大切だなと思い始めたりと、写真に対する意識もスタンスも変わりました。せっかくなら1枚1枚にこだわって、もっともっとつきつめたい。5年くらい前にライカQを購入してからは、お料理も子どもも思い切って接写で迫ってみたり、日常生活の何気ないワンシーンを切りとったりと、さらに写真ライフを楽しめています。
もちろん、スマホでも十分きれいな写真が撮れるのですが、ライカの場合、なにか写真にバックグラウンドまで映り込む感じがするんですよ。懐かしくてあたたかい雰囲気だったり、どこか味があるというか、たくさんのものが伝わってくる気がするんです。“あっ。今、この瞬間を撮りたい!”と思ったときや、気持ちが動いた瞬間に、パッとうまく写真におさめることができると、とてもうれしく幸せな気持ちになります」(安田さん)
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タレント
(株)FOUR O FIVE代表取締役
安田美沙子
やすだ・みさこ/1982年、北海道札幌市生まれ、京都府宇治市育ち。20歳でミスヤングマガジンに選ばれてデビュー。2004年からTBS『アッコにおまかせ!』の準レギュラーに。29歳でNHK連続テレビ小説『カーネーション』に女優として出演を果たし、同年の名古屋ウィメンズマラソンを3時間44分56秒で完走してサブ4を達成。31歳で結婚、35歳で長男出産、今年2月に次男を出産。食育インストラクターや健康食コーディネーターの資格を取得して、食育活動を始める。趣味は写真を撮ること。昨年5月より日常を豊かにするプロダクトを扱うブランド“FOUR O FIVE(フォー・オウ・ファイヴ)”も展開。
IG:https://www.instagram.com/yasuda_misako/
FOUR O FIVE : https://fourofive.stores.jp/
構成/文
谷畑まゆみ
フリーエディター・ライター。『Domani』連載「女の時間割。」等、働く女性のライフストーリー・インタビュー企画を担当しています。カウンセラーやキャリアコンサルタントのスキルを活かして、YeLLのクラウドサポーターや転職フェアでキャリアアドバイザーとしても活動中。