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「勘が鋭い」とはどういうことか
「勘が鋭い」とは、感覚が鋭敏である。反応が速い。また、判断力がすぐれている。(『大辞泉』・小学館刊より)
【質問】あなたの周りに勘が鋭い人はいますか?
アンケート調査の結果、周りに勘が鋭い人が「いる」と回答した人は37.2%、「いない」は62.8%となりました。
臨床心理士が解説!「勘が鋭い人」の特徴&勘を鋭くするには
「勘が鋭い人」にはどんな特徴があるのか、臨床心理士・吉田美智子さんにお聞きしました。
「わたしたちは普段、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を活用して様々な情報を取り入れています。しかし、五感を超える、理屈では説明しにくいけれど鋭く物事の本質を掴む感覚として『直感』や『第六感』があると言われています」
では「勘が鋭い人」とどう接すると良い関係が築けるのでしょうか。
「基本的な五感の強さ(敏感さ)と第六感の組み合わせは人それぞれであります。例えば、視覚情報の取り入れが苦手で不注意な人に見えるけど、聴覚と嗅覚がとても発達していて多くの人が気付かないことに気付くみたいなことがあり得ます。ですので、とりわけ勘がいいわけではない人が勘がいい人に〝ごまかす〟ことは至難の技であるように感じられますね。素直に受けとめて、正直な付き合いを心がけるのがベストではないでしょうか。しかし、中には『適当に、当てずっぽうに』言って、相手の反応を見ている人もいるのではないかと思います。隠していたのに当てられてしまい、居心地の悪い思いをすることもあるかもしれませんが、正直な自分をそのままに肯定してくださるといいなと思います」(吉田さん)