【目次】
ジンベエザメは、世界最大の魚
海の生き物へのリスペクトと愛がにじみ出る温かいイラストに加え、衝撃ならぬ笑撃の事実が満載の【おもしろすぎる! 海の仲間たち ツッコミたくなるおさかな図鑑】(さかなのおにいさん かわちゃん著/ワニブックス刊)。Part2となる今回は『ジンベエザメ』について。
・分類:テンジクザメ目 ジンベエザメ科
・大きさ:約12m
・生息地:あたたかい海
・食べもの:プランクトン、小魚
世界一大きいだけじゃない!?
灰色に白のドットが「甚兵衛羽織(じんべえばおり)」に似ていることから名づけられた、ジンベエザメ。魚類の中でいちばん大きく、全長12メートルと迫力満点ですが、性格はおだやかです。その大きな体の理由は、太陽に当たる体の表面を広くし、熱をより多く蓄えて、冷たい深海でも体温を維持できるようにするため。なので、1日の半分以上は陽が当たりやすく、エサとなるプランクトンが多い浅瀬にいます。そんなジンベエザメには変わった生態があるようで……。
著者・さかなのおにいさん かわちゃん的ツッコミポイント『目のほうが役立ってるやん!!』
「ジンベエザメは、プランクトンと一緒にエサとなる海藻や小魚を海水ごと飲み込み、水だけあとから吐き出すそう。このとき、口にある歯はほとんど使われません。逆に目にある“歯”はしっかりとまぶたを守る役割をしています。」
「おさかな」について、おうちでも楽しく学べます!
コロナ禍と猛暑が重なって、なかなか外出が難しい今年の夏。ゲームやYouTubeなど、お子さんにとっておうちで楽しめるコンテンツが盛りだくさんの現代ですが、やっぱり『本』に触れてもらうことも忘れたくありません。
日々、さまざまなメディアでおさかなの魅力を発信中の「さかなのおにいさん かわちゃん」が描くかわいらしくコミカルなイラストで、“めっちゃオモロイ”さかなたちを図鑑にまとめた【ツッコミたくなるおさかな図鑑】(ワニブックス刊)です。
お子さんにおすすめできる一番のポイントは、どのページも『カラフルで読みやすい』こと。全てがカラーページで、パラパラとめくっているだけで(大人の私でも)とても楽しいんです。また、漢字にふりがなが振ってあるだけでなく、柔らかい字体が使用されている点にも注目。細部にまで子どもに向けた配慮が行き渡っており、本を読みなれていないお子さんにもぜひ手に取ってほしい一冊です。
今回、図鑑よりご紹介したのは、ツッコミどころ満載のジンベエザメの生態でした! 当記事筆者は、でっかいサメだから大きな魚を食べまくっているのかな?なんて考えていましたが、「エサを海水ごと飲み込んで、水だけ吐き出す」というくだりが私の考えと逆方向に豪快すぎてツボにはまりました(笑)皆さまもツボにはまるおさかなを探してみてくださいね!
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その生態、ツッコミ待ち!?
「いや、さかなやのに歩くんかい!」
「生まれて0秒で弱肉強食かい!」
「もはや地球外生命体やん!!」
おさかなたちのおかしすぎる生態にツッコミを入れながら紹介する、世界一おもしろい「おさかな図鑑」です。
4コマ漫画でわかりやすく、おもしろい紹介文もたっぷりついていて、こどもから大人までみんなで楽しめます。
SNSで大反響!
「さかなのおにいさん」、かわちゃんの初著書。
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【contents】
第1章 ツッコみたくなる「生き方」
第2章 ツッコみたくなる「ひみつ」
第3章 ツッコみたくなる「生態」
第4章 ツッコみたくなる「海の生き物」
第5章 どうしても伝えたいDE章
(2048年問題/SDGs など)
著者
さかなのおにいさん かわちゃん
1990年、大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態や海の大切さをイラストや歌で伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。また、本名の川田一輝(かわた・かずき)名義では、ラジオDJ・アナウンサーとしても活躍。
Twitter:@sakana_bro
Instagram:@kawayanfishing