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LIFESTYLE 雑学

2024.11.24

タペストリーをインテリアとして役立てよう。選び方と飾り方を解説

室内に飾るインテリアで、ポスターやフィギュアと共に人気の高いアイテムが「タペストリー」です。本記事では、タペストリーとは一体どんなものなのか、選び方や飾り方も含めて解説します。部屋の雰囲気をがらりと変えたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそもタペストリーとは?

室内の壁に飾るタペストリーは、長い歴史を持つアイテムです。タペストリーの定義や、誕生してから現在までの歴史について紹介します。

主に壁に設置する織物を指す

タペストリーとは、主に壁に飾るための織物や、布製の装飾品を指します。美術品としても知られており、中世ヨーロッパの城や宮殿に飾られていたことで有名です。

タペストリー【tapestry】 
麻・ウール・絹などを用いて、絵や模様を織り出したつづれ織り。また、それを用いた壁かけ。タピストリー。タピスリー。
小学館 『デジタル大辞泉』より引用

伝統的な織物から現代的なプリント技術を用いたキャラクターグッズまで、さまざまなデザインが存在します。サイズのバリエーションも豊富で、インテリアの主役にも脇役にもなり得る柔軟性を持っているのが特徴です。

また、タペストリーには部屋の音響効果を改善したり、空間を仕切ったりする役割もあります。美しさと実用性を兼ね備えたインテリアといえるでしょう。

誕生したのは紀元前ともいわれる

タペストリーの歴史は驚くほど古く、その起源は紀元前にまで遡るともいわれています。 古代エジプトの遺跡から、タペストリーの原型と思われる織物が発見されているのです。

中世ヨーロッパにおいて、タペストリーは寒い石造りの城壁を覆い、保温効果を高める目的でも利用されていました。

かつては、つづれ織りで仕上げた織物を指していましたが、現代ではデジタルプリントで作られたものも多く存在します。キャラクターグッズや写真をプリントしたものなど、時代とともに進化を続けています。

タペストリーを用いるメリット

壁にかかった編み物状のタペストリーの写真

(c)Adobe Stock

部屋の壁に飾るインテリアには、ポスターなどもありますが、タペストリーとはどのような違いがあるのでしょうか。タペストリーならではのメリットを3つ解説します。

設置場所を選ばない

タペストリーの魅力のひとつは、設置場所を選ばない自由度の高さです。壁面はもちろん、天井からつるしたり、部屋の仕切りとして使ったりとアイデア次第で幅広い場所に活用できます。

リビングの壁に飾れば部屋全体が華やかな印象になりますし、寝室ならベッドヘッドの代わりに大きなタペストリーを飾るのも一案です。

デザインの幅が非常に広い

タペストリーは単なる無地の織物ではなく、複雑な模様やデジタルプリントなど、多岐にわたるデザインから選べます。絵画のように芸術的な作品から手織りの作品まで、選択肢はさまざまです。

抽象的なモダンアートのタペストリーをセレクトすれば、スタイリッシュで洗練された雰囲気が演出できます。また、アイドルやアニメ・ゲームのキャラクターがプリントされたタペストリーも「部屋に推しを飾れる」と人気です。

業者に依頼して、オリジナルデザインのタペストリーを作成する方法もあります。思い出の写真や自作のアートワークをタペストリーにすれば、世界にひとつだけの特別なインテリアが完成します。

ポスターより傷みにくい

布製のタペストリーは、紙でできたポスターと比べて耐久性に優れています。紙よりも破れにくく長期間の使用に耐えられるのはもちろん、ポスターと違って、折り畳んで保管しても跡が残りにくいため便利です。

また、素材によっては洗濯が可能なのも嬉しいところ。定期的なケアによって長く衛生的に飾れる点も、タペストリーならではのメリットです。

タペストリーの上手な飾り方

白を基調とした明るい部屋にイーゼルが置かれている写真

(c)Adobe Stock

タペストリーは、飾るだけで部屋全体の印象が変えられるインテリアです。設置する場所や飾るためのアイデアなど、きれいに飾る方法を紹介します。

飾る場所にこだわる

タペストリーを飾る際に重要なのは、設置する場所の選び方です。部屋の雰囲気や家具と調和しているかを考慮して、色彩やデザインが空間に溶け込むよう工夫しましょう。

一般的には、目線よりやや上がタペストリーの中心になることを意識すると、見栄えがよくなるといわれています。

リビングの主役として広い壁に飾ったり、寝室で落ち着いた雰囲気を演出したりと、幅広い用途に利用できます。コンパクトサイズのものを飾りたい場合、複数枚を組み合わせるのもおしゃれです。

ただし、直射日光が当たると色あせの原因となってしまうため注意しましょう。

賃貸は壁に傷を付けないように注意する

賃貸物件の部屋にタペストリーを飾る際は、壁を傷つけないようにすることも重要です。壁紙や壁面に傷が入ると退去時に修繕費用を請求される可能性があるため、画鋲などを使わない方法が適しています。

マグネットフックや突っ張り棒は、取り外しが簡単で跡も残りにくいのが魅力です。

また、部屋に置かれている家具を利用する方法もおすすめ。ウォールラックやハンガーにかけたりすれば、賃貸でも安心してタペストリーを楽しめます。

このほか、接着式のフックを使用する方法もあります。粘着剤の跡が残らないもの、壁紙まで剥がれる心配のないものを選びましょう。

額縁やイーゼルに立てかけるアイデアもあり

タペストリーの魅力をより引き出すには、額縁やイーゼルといったアイテムを活用する方法も効果的です。額縁に入れると見た目にも高級感が生まれ、まるでアート作品のように仕立てることができます。

イーゼルを使用する場合は、タペストリーを立てかけることで自由なレイアウトが可能になります。部屋の角や空きスペースを有効活用でき、気分に合わせて簡単に設置する場所を変えられるのも便利です。

また、タペストリーをカーテンのように飾るアイデアもおすすめです。部屋の間仕切りやクローゼットといった収納家具の目隠しなど、実用的なインテリアとして取り入れてみるのもよいでしょう。

タペストリーの選び方

ゴブラン織りのアップショット

(c)Adobe Stock

タペストリーを選ぶ際に気をつけるべきポイントは、デザインだけではありません。部屋に合ったタペストリーを見つける方法をチェックしておきましょう。

飾る場所に合わせたサイズか確認する

タペストリーを選ぶ際は、飾る場所に合ったサイズかどうかの確認が大事です。大きすぎると圧迫感が生まれてしまうため、壁とタペストリーのバランスを考慮する必要があります。

たとえばソファやベッドなど家具の上に飾る場合は、その家具の幅を目安にするのがポイントです。 サイズにこだわることで家具とタペストリーがしっかりと調和し、視覚的に心地よい空間を演出できます。

また、天井の高さも考慮に入れておきましょう。低い天井の部屋には横長のものを選ぶと空間を広く見せる効果があり、天井が高い部屋なら縦長のタペストリーが空間を引き締めるといわれています。

生地の質感もしっかりチェック

タペストリーに使われている素材も、部屋全体の印象を左右する重大な要素です。やわらかくリラックスした雰囲気のある綿や、高級感があって上品なシルクなど、それぞれ個性があります。

テトロンポンジ・トロマット・テトロントロピカルなどのポリエステルは、丈夫で扱いやすいことから、アニメなどのキャラクターグッズによく使われている素材です。

ただし、薄手のテトロンポンジは外光を通しやすいため、絵柄が見えにくくなる可能性があります。窓に飾ったり、屋外で使ったりする場合は、トロマットやテトロントロピカルでできたタペストリーが適しています。

メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

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