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【目次】
そもそも「ミニマリスト」ってどういう意味?
最小限の持ち物で暮らす人のこと
ミニマリストとは一般的に、「最小限の持ち物で暮らす人」のことを言います。「minimal(最小の)」から派生したとされていて、近年注目を集めているライフスタイルのひとつです。
単に持ち物が少ないというだけでなく、〝本当に必要なものや大切なものだけを厳選する〟というのがミニマリストの暮らし方。
必要なものだけを所有することで、物が少なくても豊かな暮らしを実現させるようです。
着回し力を重視!ミニマリストが服を選ぶときの基準
流行り廃りのないデザインのものかどうか
(C)Shutterstock.com
ミニマリストが服を選ぶときの基準として、「長く愛用できるかどうか」が重要視されているよう。
例えば流行を取り入れたデザインのアイテムは、そのときはよくても流行りが過ぎれば使えなくなってしまいます。それに比べ、シンプルで飽きのこないデザインの服は、流行に左右されずに長く使うことができますよね。
耐久性のある素材のものかどうか
ミニマリストの服選びはデザインだけでなく、〝素材〟にも注目します。
価格が安くても、壊れやすかったり傷みやすかったりする服では長く着ることができません。しかし耐久性のある素材なら、多少高価でも長持ちします。
長期的に見たときに、コスパがいいのはどちらなのかを意識して服を選んでいきましょう。
オールシーズン着られるものかどうか
ミニマリストは、汎用性が高いアイテムを選びます。
例えば限られた季節にだけ活躍する服ではなく、オールシーズン着られる服を選んだり、カジュアル・フォーマルなど、幅広いシーンで活用できる服を選んだりします。
複数の用途で使えるアイテムを選べば、必然的に物は少なくなります。
ベーシックカラーかどうか
着回し力を重視するなら、選ぶ服は〝ベーシックカラー〟がおすすめだと言われています。
ベーシックカラーはどんな色とも合わせやすい上、ベーシックカラー同士でも相性◎。そのため、配色を気にせず組み合わせることが可能です。
コーディネートの変化は小物でつけるようにすると、少ない洋服でもファッションを楽しむことができるのではないでしょうか。
30代40代の女性ミニマリストが持っておきたい基本服
白Tシャツ
着回し力が高い白Tシャツは、ミニマリストがぜひ持っておきたいアイテムのひとつ。オールシーズン着回せる上、カジュアルだけでなくきれいめなテイストにもマッチします。
どんなボトムスとも相性がいいのもポイント。
同じ白Tシャツでもシルエットやデザイン、着心地などさまざまなので、気に入ったアイテムを厳選してみると良いかもしれません。
白シャツ
白シャツは一枚で着られる上羽織りにもなり、ジャケットのインナーやニットとのレイヤードにも使える便利なアイテム。
清潔感があるのでさまざまなシーンで使用でき、白ならどんなアイテムとも合わせやすいので一着持っていて損はないと言われるアイテムです。
デニムパンツ
デニムパンツもミニマリストにはおすすめのアイテムだと言われています。カジュアルテイストにまとめたいときや、レジャーなどアクティブに過ごしたいときに重宝します。
おすすめはテーパードやストレート、スキニーなど、トレンドに左右されないベーシックなシルエットのもの。定番のブルーだけでなく、きれいめなコーデが多くなりそうなら黒や白をセレクトしてもいいかもしれません。
センタープレス入りパンツ
働き盛りの30代40代女性は、センタープレス入りのきれいめパンツも一着持っておくといいかもしれません。
美シルエットながらストレッチ性のある、履き心地の良いものがおすすめです。
スカート
ムダを削ぎ落としたシンプルなスカートも、持っていて便利なアイテムだと言われています。
中でも膝下〜アンクル丈のものが使いやすいと言われていて、シルエットはフレア・タイトなど雰囲気の異なるタイプを一枚ずつ持っておくといいそうです。
ワンピース
ワンピースも持っておくと便利なアイテムだと言われています。合わせる小物や靴で、エレガントにもカジュアルにも変化するのがGOOD。
とくにシャツワンピースは着回し力に優れているので、一枚持っておくと良いかもしれません。
またワンピースは一枚でコーデが完成するアイテムなので、ベーシックカラーだけでなく、好きな柄や色のものを持っておくのもいいと言われているようです。
テーラードジャケット
テーラードジャケットはビジネスなどきちんとした場で着るときも、コーデにモードな印象を加えるときにも便利なアイテム。
襟のデザインやボタン使い、シルエットなど、ディテールでかなり印象が変わるアイテムなので、購入する際はしっかり吟味したいですね。
ミニマリストさんにおすすめのコーディネート
黒ワンピースを使ったコーデ
黒ワンピースや黒キャップ、黒レギンスなど全身黒でまとめたコーディネート。差し色はバッグで。オール黒の装いに抜け感を与え、垢抜けた印象にしてくれます。
デニムシャツを巻けば、プレーンな黒ワンピースを新鮮な表情に仕上げることが可能!シルバーのアクセサリーを散りばめて、涼しげなモノトーンスタイルに。
白シャツを使ったコーデ
白シャツをスタンダードな着方をして、重ためのフレアスカートを凛と見せたおしゃれな着こなし。フレアスカートの甘さも中和されるので、通勤にもぴったりなきれいめスタイルが完成します。
背抜きで羽織れば、シックなファッションに遊び心をプラスできます。
スウェットレイヤードにも白シャツは◎。裾や襟元からちらりと見えるだけで、おしゃれなムードに仕上がります。
プリーツフレアスカートを使ったコーデ
オーバーサイズのニットと合わせれば、フェミニンな印象のスカートもリラクシーに。足元はあえて女度高めなヒールパンプスを履いてメリハリをつけて。
十分華やかなスカートを軸に、シックな統一感のあるアイテムで控えめな甘さを演出。存在感やトレンド感は、バッグで出すとGOOD!
ダブルジャケットを合わせればオンスタイルに。カーキ〜ベージュのニュアンスカラーでまろやかに仕上げるのがポイントです。
無駄な服を増やさない!ミニマリストの収納術もチェック
〝稼働率100%収納〟を叶えるクローゼットの5つのオキテ
クローゼットオーガナイザー林 智子さんによると、クローゼットは〝見える化〟で稼働率をしっかり上げることが大切だそう。そのためには5つのオキテを意識する必要があるそうです。
1. ハンガーの種類をそろえる
太さや大きさにバラつきのあるハンガーはNGだそう。ハンガーは色も含めて全て統一することで、クローゼットが軽やかに見えるのだとか。
2. ボトムもすべてハンガーにかける
ボトムも全てハンガーにかけることで、手持ち服のデザインや枚数が把握できるようになるそうです。これによりムダ買いがなくなるだけでなく、コーディネート時間も短縮できるのだとか。
3. すべての物に住所をつくり、戻す場所を明確にする
定位置がないと置きやすい場所に服をポンポン置いてしまいがち。小物にもきちんと住所を作り、使ったら戻す習慣をつけることがおすすめだそう。
4. 引き出しには畳んだ服を立ててしまう
服は重ねて入れると下の方の服が見えなくなるので、アイテムごとに分けた衣装ケースに立てて収納するのが良いのだそう。これによりどこに何があるのか一目瞭然です。
5. バッグは袋から出し、袋はあんことして使用する
袋に入れたままバッグをしまっておくと、どんなバッグを持っていたか忘れてしまうことも…。バッグは全て取り出し、よく使用するものは手の届く衣装ケースの上に、その他はクローゼットの上段に並べておくのが良いのだそうです。
このように収納も工夫することで、ムダな服を買ってしまうことがなくなりそうですね!