体力以外で若い頃の自分に負ける人はいないと思うんです
――Huluオリジナル『死神さん』は、ゲストが毎回違うだけでなく、かなり豪華な方々ばかりで驚きました。
田中:すごいですよね。僕が演じる儀藤という変なヤツと(笑)、それぞれ毎話変わる相棒との掛け合いがすごく面白いんです。儀藤が軸にはなっていますが、絡む人たちが毎回変わると、スパイスが変わるんですよ。儀藤が相手を翻弄する時もあれば、逆に翻弄されることもあったり…。でもそこに儀藤がいることですべてが面白おかしくなっていく展開を楽しんでもらえればと思います。
――配信ドラマだからこその楽しみもありそうですよね。
田中:そうですね。いい意味で制約がなく、こだわって作れる環境はすごく面白い。地上波ではできないような試みも出来たりしますし、キャスティングもすごく自由なんです。だからこそ、撮影中はずっとワクワクしていました。これこそ、地上波でもやってほしかったなと思ってしまうくらい、楽しいんですよ。観てくれたみなさんの反応もすごく気になりますが、ある意味、配信であれば誰にでも観てもらえるチャンスがあるということなので、より多くの人に観てもらえる作品になったらいいなと思っています。
――堤幸彦監督とのタッグはいかがでしたか?
田中:“さすがだな”と思うところがたくさんありました。あれだけのキャリアと経験を持ちながらも、最前線で無邪気に楽しみながら撮影をしていらっしゃる。そこがすごく素敵ですし、ついていきたくなるんです。僕は基本的にピリピリせずに楽しくできればと思っているので、すごく相性がよかったです。とても心地よい現場でした。