悲しき想いを綴った「ワーパパ川柳」発表します!
「何もしない」「役に立たない」ついつい強く当たってしまいますが、 パパたちも実は心の中で傷ついていたんです!
「行ってきます」 見送るわが子 「また来てね」
K・Tさん IT関連会社勤務・37歳(2歳長女)
帰宅時間が遅く、平日娘に会えるのは朝の15分程度。休日出勤も多いため、娘は僕が家に遊びに来ていると思っているらしい。ある朝、『行ってらっしゃい』ではなく『また来てね』と言われたときには、一瞬、固まってしまいました…。
ママの機嫌 とれたら息子に おこづかい
M・Mさん フォトグラファー・51歳(10歳長男、7歳長女、4歳次男)
毎日子供の世話に忙殺され、イライラしがちな妻。機嫌が悪いと、仕事から帰ってテレビを観ていたり、子供と遊んでいるだけでも怒られるので、妻を笑わせた子には、1回につき10円あげることにしました。面白いことを言ったり、お手伝いしたり…どんな方法を使ってもよし!もちろん妻には内緒。先月は長男が頑張って250円稼いでいました!
「ただいま」と 玄関開けたら 「なんで今?」
T・Sさん メーカー勤務・40歳(1歳長男)
寝る前にひと目会いたいと職場から急いで帰ってきたら、息子はすでに就寝モード。僕が帰ってきたことで、また遊びたいスイッチが入ってしまい、それまでの寝かしつけが台なしに。妻に『帰ってくるタイミングが悪い』と怒られました。それからは寝かしつけが始まる8時までに帰れないときは、子供が寝る9時以降まで、外で時間をつぶしています(涙)。
仕事後は 眠気をこらえ 妻に相槌
Y・Fさん 税理士事務所勤務・37歳(4歳長女)
帰宅して倒れるように就寝すると、翌朝、妻の機嫌が最悪。その理由を尋ねると、『昨晩、話したいことがあったのに何も聞いてくれなかったと。それ以後、『妻の話は相槌を打ちながら聞き流すべし』という、職場の先輩からのアドバイスを実践しています。
イクメンの 記事が出るたび タスク増す
D・Wさん 広告代理店勤務・42歳(6歳長女、2歳長男)
最初はゴミ出しをするだけで感謝されていたのに、それがルーティンになると今度は皿洗い、さらに週末のトイレ掃除も僕の分担に。雑誌でイクメン特集が出るたびに妻の要求は増し、『やって当然』と思われるので、できればもうやめてほしいです…。
ままごとで ママのグチ知り 苦笑い
K・Mさん コンサルティング会社勤務・38歳(3歳長女)
一緒にままごと遊びをしていたら『パパってホント邪魔』『またソファーで寝て!』と、妻そっくりな口調で話し出した娘。僕がリビングで寝ているときに妻が言っているのでしょう。家ではいいですが、保育園や近所の公園で言われたら恥ずかしいです…。
キャラ弁の 破片で完成 はい! パパ弁
S・Sさん メーカー勤務・37歳(5歳長女、4歳長女)
娘たちのお弁当をつくるついでに、僕のぶんもつくってくれる妻。ありがたいのですが、『どう見てもキャラ弁の破片だよね』という海苔や野菜の残骸が入っていて。最近は、その破片を見ただけで、なんのキャラクターだったかわかるまでになりました。
いつからか 週末の予定 聞かれない
Y・Kさん 教育関連会社勤務・39歳(10歳長女)
休日出勤をすることが多く、家族サービスが手薄に。昔は『週末どうする?』と聞かれていましたが、今では朝起きると家にだれもいなかったり、相談なく祖父母と一緒に旅行に行ってしまったり。聞かれても行けないかもしれませんが、やっぱり寂しい…。
子に合わせ 甘いカレーに 舌は慣れ
R・Iさん 医療関連会社勤務・41歳(5歳長女、3歳次女)
カレーは絶対、激辛派でしたが、子供が生まれてからは甘口派に。最初は出される甘いカレーに自分で香辛料を足して、少しでも辛くしようと努力していましたが、それもだんだん面倒になってきて、今では甘口カレーを子供と一緒においしく食べています。
風邪ひけば 子にうつすなと 即、隔離
Y・Tさん 商社勤務・39歳(5歳長男、1歳次男)
風邪をひくと、看病してくれるどころか病原菌扱い。『大丈夫?』ではなく『健康管理ができていない』と?られる始末。子供が風邪をひくと、妻が仕事を休むことになるので、神経質になるのもわかりますが、少しは心配してくれてもいいのにな、と…。
妻からの メールはいつも 買い物リスト
E・Oさん 歯科医・40歳(6歳長女、2歳長男)
昔は1日に5~6通メールのやり取りをしていましたが、今では『牛乳、朝食用のパン、アイス』みたいなメールのみ。僕も用事があるときしか連絡しなくなりましたが、忙しくても文頭に『仕事、お疲れさま』くらい入れてくれてもいいですよね?
車酔い するのもパパの 運転ミス?
T・Sさん 印刷会社勤務・38歳(2歳長男)
息子が車酔いするたびに『運転が荒い』『道を間違えるな』と妻から責められます。道が混んでいるだけでもイライラし出すので、プロの運転手並みの慎重さが身につきました。車酔いするのは体質の問題だっていうのは、当然言えませんね。
添い寝して 気づけばひとり 子は妻と
H・Kさん メーカー勤務・41歳(4歳長男、2歳長女)
子供たちを寝かしつけていて、一緒に寝落ちしてしまった僕。夜中、目を覚ましたら隣にだれもいなくなっていました。驚いて周りを見渡すと、隣の布団で寝ていた妻の両サイドに子供たちが。『ママの傍で寝たかったのね』と、軽く傷つきました。
Domani2018年3月号『男もつらいよ。ワーパパの哀しみブルース』より
本誌撮影時スタッフ:イラスト/ツグヲ・ホン多 構成/木戸恵子