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ミシン台は使用頻度によって選ぼう
縫製作業に便利なミシン台は、使用頻度によって選びましょう。ミシンをよく使うなら専用デスクを、たまにしか使わないのであればワークデスクがおすすめです。
選び方のポイントを押さえて、ミシンが使いやすい環境を整えましょう。
ミシンをよく使うなら専用デスク
ミシンを日常的によく使う人には、ミシン専用のデスクがおすすめです。縫製のしやすさや作業効率を考えて作られているため、ストレスなく作業に集中することができます。
縫製作業には、ミシン糸・ボビン・メジャー・裁ちばさみ・チャコペンシル・リッパーなど、細かな道具が必要です。しかし、置き場所や収納場所に困り、デスクの上が散らかってしまうという人も多いのではないでしょうか?
専用デスクであれば、それらの細かな道具もすっきりと収納することができます。いつでもすぐにミシンが使えるので、もの作りの幅も広がるでしょう。
たまにしか使わないならワークデスク
ミシンをたまにしか使わない人は、ワークデスクでもOKです。ワークデスクは、価格・デザイン・サイズなどが豊富なため、選択肢の幅が広い点もポイントです。部屋のインテリアに合ったデザインのデスクを選べば、ミシン台だけが浮いてしまっているということもなくなるでしょう。
また、折り畳みデスクであれば、使わないときは小さく畳んで部屋の隅にしまっておくことができます。部屋が狭く、スペースに限りがある人におすすめです。
ワークデスクは、ミシン台としてはもちろんのこと、PC作業・アイロンがけ・勉強・読書などでも活躍します。
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ミシン台を選ぶポイント
ミシン台を選ぶ際のポイントは、デスクの高さと収納力です。高さの合わないデスクは、疲れやすく体に負担がかかります。
また、細かな道具を使用することも多いため、収納スペースは欠かすことができません。チェックしておきたいポイントを解説します。
高さを確認
ミシン台は、自分の身長に合った高さのものを選びましょう。高さが合わないと作業がしにくく、体に負担がかかり疲れやすくなってしまいます。
高さの目安は、以下の計算式で算出することができます。
「(身長×0.25)-1+(身長×0.183)-1」
例えば、身長が155cmの人の場合、「(155×0.25)-1+(155×0.183)-1=65.115」となるため、約65~66cmの高さのものを選ぶのがおすすめです。
収納力も要チェック
縫製作業では細かな道具を使用することが多いため、収納方法や置き場所に悩んでいるという人も多いでしょう。デスクの上を広く使うためにも、ミシン台は収納力の高いものを選ぶのがポイントです。
デスクの上が片付いていると、見た目がすっきりするだけでなく、作業効率も上がります。きちんと整理整頓されていると、欲しい道具もすぐに取り出すことができ、手際よく縫製を楽しむことができるでしょう。
ミシン本体はもちろん、フットコントローラー・アイロン・アイロン台・生地などもしまっておけると、デスクの用途も広がり便利です。
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おすすめミシン台・専用デスク
おすすめのミシン台専用デスクを3点紹介します。シンプルなデザインで部屋になじみやすく、作業しやすいアイテムがそろっています。
LOWYA「プレミアムミシン台」
LOWYAの「プレミアムミシン台」は、パターンが引きやすい広い天板が特徴です。天板は折り畳み可能なため、ミシンを使わないときはコンパクトに収納できます。サイズは、約幅64~152×奥行55×高さ73.5cmです。
移動に便利なキャスターはロック式になっており、動かないようしっかり固定できて安心です。また、フットコントローラー専用の通し穴やタップ収納付きなので、作業中にコードが邪魔になることもありません。
また、縫製に必要な道具は、引き出しに細かく分けて収納することができるため、使いたいものをすぐ手に取ることができます。引き出し内の仕切りは好みに合わせて自由に動かすことができ、ミシン糸・針刺しなど、サイズが違う道具がたくさんあってもすっきりと整理整頓できるでしょう。
商品名:LOWYA「プレミアムミシン台」
Late「ミシン台ワゴン」
鉄製で重厚感のある取っ手が目を引くLateの「ミシン台ワゴン」は、硬度があり傷に強い素材が使用されているため、安心してミシンを使うことができます。
天板の後ろに設置されたコンセントや、道具入れに適した仕切り付きの引き出しにより、作業がはかどるでしょう。ミシンだけでなくアイロンも収納できる、大容量の収納スペースもポイントです。扉内には、ちょっとした小物を収納する際に便利な天板も付いています。
また、折り畳み式なので、使わないときはコンパクトにまとめることができ、ロック付きキャスターで移動も簡単。生地やアイロン台の収納に便利な、サイドポケット付きなのもうれしいポイントでしょう。サイズは、約幅97×奥行50×高さ73cmです。
商品名:Late「ミシン台ワゴン」
ブラザー「ヌーベル専用ミシン台」
ブラザー製品の「ヌーベルシリーズ」専用のミシン台は、シンプルな白を基調としたデザインが目を引きます。工業用ミシンは重さがあるため、安定感のあるミシン台が欠かせません。
フラットな作業台で縫製しやすく、ワイヤーネット付きなので小物をつるして収納できます。カラフルなミシン糸をつるせば、見せる収納にもなるでしょう。
サイズは、約幅115×奥行45×高さ75cmです。ブラザー製品のミシンを使用している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
商品名:ブラザー「ヌーベル専用ミシン台」
おすすめミシン台・ワークデスク
ミシン台におすすめのワークデスクを4点紹介します。日常のPC作業や勉強などのほか、ミシン台としても十分に活躍するアイテムです。
不二貿易「デスク マンチェスター」
不二貿易の「デスク マンチェスター」は、天然木を使用したナチュラルでシンプルなデザインのワークデスクです。ナチュラル・ホワイトウォッシュ・ミディアムブラウンの3色から選ぶことができます。インテリアになじみやすい落ち着いたカラーは、和室にもおすすめです。
引き出しは一つですが、余計な装飾や収納が付いていない分、縫製作業がしやすく、さまざまな用途に合わせて使用できます。お好みのチェアや収納棚と組み合わせれば、自分だけのおしゃれなミシン台になり、作業時の気分も上がるでしょう。
サイズは約幅90×奥行45×高さ72cmで、シンプルで飽きのこないミシン台を探している人におすすめのワークデスクです。
商品名:不二貿易「デスク マンチェスター」
モダンデコ「木製 L字型 パソコンデスク」
モダンデコの「木製 L字型 パソコンデスク」は、L字型の天板で広い作業スペースを確保できます。耐久性に優れたスチール製のフレームを使用しているため、安心してミシンを置くことができるでしょう。縫製に必要なものを手に取りやすい、オープンタイプの収納棚が付いているのもポイントです。
デスクの中央脚がないため作業中も快適で、チェアの方向転換もスムーズに行うことができます。さらに、天板の3カ所にコード穴が付いているため、コードが邪魔になることもありません。サイズは、約幅120×奥行150×高さ74cmです。
商品名:モダンデコ「木製 L字型 パソコンデスク」
山善「折りたたみデスク&チェアセット」
コンパクトなサイズ感と折り畳み式な点がうれしい、山善の「折りたたみデスク&チェアセット」は、ミシン台としてはもちろん、PC作業・勉強机・読書机としてもおすすめです。
チェア付きで完成品のため、キャスターを差し込むだけですぐに使用することができます。A4書類が入る引き出しが二つ付いているため、縫製作業に必要な道具もすっきりと収納可能です。
また、デスクサイドのフックはチェア収納だけでなく、ものをつるすのにも便利です。チェアの座面はクッション付きなので、作業中も疲れにくくなっています。サイズは、約幅88×奥行46×高さ72cmです。
商品名:山善「折りたたみデスク&チェアセット」
AZUMAYA「ロッカー デスク」
AZUMAYA「ロッカー デスク」は、ロッカーをイメージしてデザインされたワークデスクです。ネームプレートやルーバーカットなど、細かな部分までこだわりが詰まった、デザイン性の高いデスクになっています。
コンパクト設計で幅も薄型なため、部屋に圧迫感を与えることもありません。部屋のスペースが限られていて、大きめのミシン台を置けない人にもおすすめです。
また、デスクの引き出しは、A4コピー用紙500枚束が2束入る大きさで、縫製道具も十分に収納できるでしょう。同シリーズのチェストと組み合わせれば、収納棚も確保できます。サイズは、約幅70×奥行35×高さ75cmです。
商品名:AZUMAYA「ロッカー デスク」
オリジナルのミシン台をDIYで作る方法
求めているサイズ感やデザインのものが見つからない場合は、ミシン台をDIYすることも一つの方法です。少ない道具で簡単に作成できるため、自分だけのミシン台を作ってみてはいかがでしょうか。
必要な道具
ミシン台をDIYする際には、以下の道具をそろえましょう。
・カラーボックス2個
・天板となる木材
・くぎやボンド
ミシン台の脚となるカラーボックスは、同じものを2個用意します。安いものでも問題ありませんが、高さは自分の身長に合ったものを選びましょう。天板には、初心者でも加工しやすいパイン材がおすすめです。重いミシンを置いても安定するように、2~3cm以上の厚みがあるものを選びましょう。
くぎやボンドは、脚となるカラーボックスと天板を固定する際に使用します。滑り止めシートでも代用できますが、ミシンの振動が伝わることを考え、くぎやボンドでしっかりと固定させることをおすすめします。
作り方
基本となるミシン台のDIY方法を紹介します。特に小さな子どもがいる家庭は、当たると危ないので、カラーボックスや天板の角を取っておきましょう。
1.カラーボックスの向きを決める(棚の面を前にするとものを取り出しやすい)
2.カラーボックスの奥行と幅を測り、脚の間隔を決める
3.天板の大きさを決め、必要であればやすりがけおよび角を取る
4.カラーボックスの上に天板を置き、くぎやボンドで固定する
お好みでカラーボックスにリメイクシートを貼ったり、天板をペイントしたりするのもおすすめです。カラーボックスに、引き出しや扉を付けてアレンジするのもよいでしょう。
ミシンの音を抑えるコツ【集合住宅】
ミシンの音が周囲に響くと近所迷惑になり、近隣トラブルに発展する可能性があります。トラブル防止のためにも、ミシンを使用する環境や時間帯を工夫しましょう。
窓やカーテンを閉める
ミシンを使うとき、窓やカーテンを閉めておくことで、音の通り道を防ぐことができ防音効果が期待できます。
例えば、集合住宅で窓やカーテンを開けたまま音楽を流すと、隣人や上下の階に音が響いてしまうことがあります。ミシンの音も想像している以上に周囲に響きやすいため、音楽を流すときと同様に、音を伝わりにくくする工夫が必要です。
窓やカーテンを閉めても心配な人は、カーテンを遮音性や防音性のあるものに替えるのもよいでしょう。
ミシン台の下にマットを敷く
ミシン台の下にゴムマット・防音マットを敷くことで、隣家や階下への音を抑えることができます。また、防振マットであれば、ミシンの振動が伝わりにくくなることに期待できるため、防音マットと併せて使うのもよいでしょう。
マットを敷く際には、脚部分だけでなく、ミシン台の真下全体に敷くのがポイントです。ミシン台よりも大きく、厚みのあるものを選びましょう。1cm以上の厚みがあると、防音・防振効果も高まります。
商品名:ミシン専用騒音防止マット~涼風のこもりうた~
時間に気を付けることもマナー
洗濯機の使用などと同様に、ミシンも使用する時間帯には配慮しましょう。早朝や夜中に使用するのは避け、作業は昼間に行うようにします。夏場は窓やカーテンが開いている家も多いため、特に注意が必要です。
顔の見えない知らない人の生活音は、想像以上に大きなストレスとなります。気持ちよく作業に集中できるよう、ミシンに触る時間帯をあらかじめ決めておくこともポイントです。楽しく作業できるように、マナーを守って使用しましょう。
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