子どもがミシンを使うメリットは?
ママが使うミシンに、興味を持つ子どもは少なくありません。「針があるから子どもには危ない…」と思うかもしれませんが、発育を助けるメリットがたくさんあります。
子どもがミシンを使うことで得られるメリットを見ていきましょう。
手先が器用になり集中力を養える
ミシンは縫い目を調整したり針の穴に糸を通したりなど、細かい作業が必要になるため、手先が器用になります。特に子どもの指先は、小学校の低学年ごろから発達し始めると言われているので、ミシンを使うのにはよいタイミングです。
目で見たとおり、正確に手を動かす能力が身に付き、脳の発達にもよい影響をもたらします。
また、一度スタートすると終わるまで目を離せないので、集中力もアップするでしょう。
将来の役に立つ
小学校高学年になると、家庭科の授業でミシンを使うことがあります。早い段階でミシンに慣れ親しんでおけば、授業を楽しめることはもちろん、友達に教える余裕も生まれるでしょう。
また、裁縫に抵抗感がなくなると、洋服のほつれやボタン付けなどが苦にならず、日常生活でも役立ちます。将来はちょっとした小物を手作りしたり、その延長で手芸のスキルが磨かれたりと、意外な才能が開花するきっかけになるかもしれません。
子ども用ミシンを選ぶポイント
ミシンには、大人が使う本格的なミシンのほかに、安全性や操作性を考慮した子ども用ミシンがあります。子どもに楽しく遊んでもらうには、どのようなミシンを選ぶとよいのでしょうか。
子ども用ミシンを選ぶ際にチェックしておきたいポイントを、三つ紹介します。
安全に使えるか
子ども用ミシンを選ぶ際に、最も重要なのが「安全性」です。子ども用のミシンであるとはいえ、針が付いているので、使い方を誤るとケガをする恐れがあります。特に、使い始めのころは、大人が付き添ってサポートしてあげましょう。
中には、針が指に刺さらないように「針ガード」が付いている商品もあります。小学校高学年以下の子どもの場合は、針ガードのあるものがおすすめです。
また、子ども用ミシンの多くは対象年齢が7歳以上に設定されていますが、商品によって例外もあります。安全に使うためには、対象年齢が子どもの年齢と合っているかも、必ずチェックするようにしましょう。
操作がシンプルか
初めて使うミシンは、できるだけ操作が簡単なものがおすすめです。使うのを楽しみに購入しても、操作が複雑になると扱いづらさを感じて、途中で投げ出したくなってしまいます。基本的な機能を使いこなし、いろいろなものを作れるようになったら、本格的なミシンにステップアップしましょう。
まずは子どもでも簡単に使えるシンプルなもので、自信をつけてあげることが大切です。
使える糸や布の種類もチェック
子ども用ミシンは、対応している布の種類が商品によって異なります。フェルトやウールなどの分厚い布は縫えなかったり、ミシン専用の布に限定されていたりするので、購入前に必ずチェックしておきましょう。
また、糸についても同様で、普通の糸を使うものや毛糸しか使えないもの、そもそも糸を使わないものもあります。
いずれも作りたいアイテムや、仕上がりに影響する大切な要素です。ミシンを購入する際には、どのような生地を使って、何を作りたいのか、子どもと話し合っておくとよいでしょう。
人気の子ども用おもちゃミシン
子ども用ミシンには、安全に楽しく使える工夫がたくさん施されています。操作が簡単なものや、ミシン本体のデザインがかわいいものなど、種類も豊富です。
初めてミシンを使う子どもや、本格的にミシンを使いたい子どもにもおすすめの、おもちゃミシンを紹介します。
針ガード付きで安心「アックスヤマザキ 毛糸ミシンふわもこHug」
面倒な糸かけや下糸セット、糸通しが不要で、初めてミシンを使う子どもにおすすめのミシンです。シュシュやミニバッグ、ポーチなどのかわいい「ふわもこ」アイテムを簡単に作れます。
また、市販の布と毛糸が使えるので、手芸屋さんでお気に入りの布を選べることもポイントです。
安全な針ガード付きで、「縫う」「つなげる」「ししゅう」「デコ縫い」の4パターンを楽しめます。
毛糸や生地のほか、スターターキットとレシピも付属しているので、購入してすぐに使うことが可能です。
糸なしで縫える「タカラトミー フェルティミシン すみっコぐらし」
人気キャラクター「すみっコぐらし」の専用フェルトを、糸なしで縫えるミシンです。
本体の側面に付いているボタンを押すだけの簡単操作で、針部分は透明なカバーで覆われています。
あらかじめ5種類の専用フェルトが付属しているので、かわいいマスコットやペンケースなどをすぐに作れます。別売りでフェルトが12枚入った「専用たっぷりセット」もあり、幅広いアイテム作りにチャレンジできることも魅力です。
たくさんのすみっコぐらしアイテムを作ったら、友達にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
商品名:タカラトミー フェルティミシン すみっコぐらし
毛糸があればすぐに縫える「アックスヤマザキ 毛糸ミシンHug KM-01」
子どもでも簡単に使える、毛糸専用ミシンです。毛糸の繊維をからめながら縫い合わせる仕組みになっており、下糸の設定も不要なので、子ども一人でも楽しめるでしょう。
毛糸をセットしたら、正面のボタンを押すだけの簡単操作も、うれしいポイントです。
付属品の中には布や毛糸が含まれているほか、手作りレシピも付いており、作りたいものに迷ったときのヒントになってくれます。
針交換も可能で、繰り返し長く使える点でもおすすめです。単3電池×4本あれば動きますが、別売りのACアダプターを購入すれば、電池残量を気にせずに使えます。
商品名:アックスヤマザキ 毛糸ミシンHug KM-01
普通の針と糸を使うなら「KPCB 電動ミシン」
おもちゃ用ミシンからステップアップしたい子どもにおすすめな普通の針と糸を使うミシンです。
本格的なミシンと同じ操作を体験できますが、LEDライトやフィンガーガードが付いているなど、子どもが使うにあたってのうれしいポイントがそろっています。
また、フットペダルを使って両手での作業ができるほか、縫いスピードを2段階で調整可能です。
ウールやフェルト以外のさまざまな生地に対応しており、デニムなどのやや厚めの生地も縫えます。
実用性が高いので、洋服のちょっとしたお直しにママが借りることもできるでしょう。
商品名:KPCB 電動ミシン
ママと一緒に使いたい本格ミシン
本格的なミシンなら、親子で裁縫を楽しむこともできるでしょう。便利な機能が付いていて、操作性に優れたおすすめの本格ミシンを紹介します。
軽くて使い勝手も抜群「ブラザー 家庭用コンピューターミシン PS-102」
ブラザーの大人気モデル「PS-202」の機能を絞って、子どもにも使いやすくなっているミシンです。
液晶ディスプレイを搭載し、簡単に操作できることはもちろん、押さえやレバーのおろし忘れなどのエラーメッセージも表示してくれます。
また、機能を絞ったことで通常のミシンよりも購入しやすい価格設定になっている点も魅力です。
使える布や糸の制限がなく、ボタン穴かがりや12種類のステッチなどの本格操作も楽しめるので、裁縫の幅がグンと広がるでしょう。
本格ミシンに慣れない子どもやミシンが苦手なママにもうれしい、「ゆっくりぬい」と「ゆっくりスタート」機能も付いています。
商品名:ブラザー 家庭用コンピューターミシン PS-102
自動針穴糸通し機能付き「シンガー コンピュータミシン SN777DX」
170年の歴史を持つミシンブランド「シンガー」の家庭用ミシンです。面倒な針への糸通しが自動で、縫い始めはゆっくり動く設計になっているので、子どもでも安心して使えます。
飾り模様が21種類、ステッチ模様が16種類など、ボタンを選択するだけで好きな模様を縫い付けられるのも魅力です。
また「漢字」「ひらがな」「数字」「アルファベット」などの文字縫いができる機能もあり、ポーチやバッグなどに自分の名前を入れて楽しめます。
バックライト付きの液晶画面を搭載し、設定内容や必要な情報が表示されるので、説明書を開く手間が省けることもうれしいポイントです。
商品名:シンガー コンピュータミシン SN777DX
トップ画像/(C)Shutterstock.com
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