【大人のおしゃれミディアムヘア】長さを変えずにカットで雰囲気を変えるなら｜美容師直伝

「長さは変えたくないけど印象を変えたい」にはレイヤーが効く！

今回教えてくれたのは…
「THE GARDEN Tokyo」トップスタイリスト　本木亜美さん

銀座や表参道、N.Y.など、10店舗以上を展開する人気ヘアサロンの旗艦店として、2022年にリニューアルした「THE GARDEN Tokyo」所属。長年培ってきた経験と専門知識を持ち〝簡単にセットできて素敵に見えるヘア〟を提案し、大人世代を中心に指名が絶えないトップスタイリスト。Instagramにて配信しているヘアアレンジ＆メイク動画も注目を集めている。

Q.ミディアムのレングスを変えずにカットで雰囲気を変えるには?

せっかく美容室に行くならばイメージチェンジしたいという気持ちもあるけれど、短すぎず長すぎないミディアムスタイルをキープしたい。なおかつ、簡単でラクにスタイリングできる方法が理想！

A.レイヤーを入れて顔周りに動きをつけましょう

「季節の変わり目にヘアスタイルを変えられる方も多いですね。長さを変えたくないという方には、レイヤーを入れて変化をつけてみるのはいかがでしょうか? レイヤーカットは簡単にいうと髪の毛に“段”をつくる技法のこと。これによって髪に動きをだすことができます。

ここでご紹介するのはトップと顔周りの毛束にレイヤーを入れたミディアムスタイル。レイヤーを入れることで、表面を軽く巻くだけでふんわりとした立体感がでやすくなります。また、頬にはらりとかかる毛束が輪郭をぼかしてくれるので小顔効果もあるんですよ」（本木さん）

Before

ワンレングスベースの鎖骨レングス。すっきりとおでこを出したストレートヘアが、クールな雰囲気を演出している。

After

トップと顔周りにレイヤーを入れて長さを変えずにイメージ一新! ふんわりと動く毛束と丸みのあるひし形フォルムが、華やかさな雰囲気を叶えてくれる。

スタイリングは32mmのコテを使用し、毛先全体を外側にワンカールさせる。表面は毛先をゆるく内巻いて立体感をだす。このとき、頭頂部の毛束は垂直に持ち上げて内巻きにするのがきれいなカールをつくるポイント。顔周りは耳上あたりから外巻きにする。『mm（ミリ） クリームバター』をパール1粒分とり、手のひらによく伸ばしてから内側からなじまて自然なツヤと束感を仕込んで。

《モデルの顔型＆髪質DATA》

取材・文／岸田雅子