こんにちは、editor_kaoです。
突然ですが、「やっぱり、靴選びって難しいなー」と、日々思っています。せっかくなら、いろんな着こなしに合わせたいし、歩きづらいのもイヤだし、サイズがないと買えないし。実は、前々回で書いたグルカサンダル(過去記事はこちら)のように、ナチュラルなベージュ系のサンダルも欲しくて、ずーーーっと探し続けているのですが、これと思えるものがいまだ見つからず、たぶん今年はもう無理……。
ああ、靴探しってどうして面倒なのでしょう
そもそも論になりますけど、靴探しって、面倒じゃないですか? ショップに行って、気になるデザインを探して、店員さんにサイズを持ってきてもらって、試着して、吟味する。夕方だと足がむくんでいることもあるから、本当に足に合っているのかわからなくなったりして、実際に買うまでのステップが、洋服やバッグより多いのが、め、め、面倒くさい……。また買ったとしても、しばらく靴ずれに悩まされることも。もう十分大人ですし、そういうストレスとは、なるべく距離を取って生きていきたいのです。
そういうわけで、自分に合った靴を見つけたら、そればかり履いているのが現状で。毎日だと靴がくたびれてしまうので、多少ローテーションさせますが、最近は、黒のサンダル、シルバーのサンダル、シルバーのバレエシューズの3足ばかりを履いている気がします。そこにときどき、着こなしに合わせてスニーカーやビーサンを投入する感じ。本当は、肌なじみのいいベージュ系のサンダルがもう1足あると、いろんなコーディネートに合わせられて、便利そうなのに(まだ言ってる)。
シンプルじゃなくて、「ど」シンプルが好き
まあ、シーズンはじめに真剣に探さないのが、いちばん悪いのですが(さらにサイズも22~22.5㎝と小さい)、なかなか靴を選べないもうひとつの理由に、「どシンプルなデザイン」を求めているところがあると思います。繰り返しますが、シンプルじゃなくて「ど」シンプル。サンダルなら、バンド部分と中敷きは同色がよくて(できればヒールも)、金具もなるべく目立たないのが理想。この傾向、私は洋服にもあって、シャツやカーディガンのボタンも、可能な限り生地と同色にしたいんです。着回し力もありますが、意識的にあしらわれているものではない「ちょっとしたデザイン」って、着こなしに余計な情報が加わることがあるから。
「何もないデザイン」が、着こなしの救世主になる
ちなみに秋以降は、これがスリッポンに変更するのですが、これも昨年は、白、ブラウン、黒の、ほとんど装飾のないプレーンなデザインのものを基本的に履いていた感じ。加えてスリッポンにおいては、ステッチも目立たないほうがいいな、なんて思っちゃうので、探すのは、本当に難しいです。だけどいざ出合えたら、洋服が柄でも、バッグにロゴがあろうと、ちゃんとなじんでくれるから、本当に優秀。コーディネートの、最後の責任を取る存在というか。特に靴には、それを期待してしまうんでしょうね。
最初は、ちょっと物足りないと思うかもしれないけれど、一度取り入れてみてはいかがでしょう。「デザインのないデザイン」が、いかにすばらしいか! すぐに手放せなくなると思いますよ。
【今日のひと手間】
「マスク時代なので、この夏は薄い色のサングラスが流行してる」というトピックスをテレビで観て、「そういえば、私ももってた!」と、引っ張り出しました。もう何年も前の“トッズ”のものです。改めて見ると、フレームがさりげなく、いろんな着こなしになじみそう。毎日の強い日差しが気になっていたので、これで安心です!
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ