大事なのはやっぱり目元! 「落ちてもキレイ」なアイラインでパンダ目を回避
遠足で汗ばむけれどメイク直しもできない…という時に気になるのは目元の崩れ。特にアイラインが下まぶたについて「パンダ目になっていないか?」が一番気がかりですよね。かといってアイラインを引かないメイクでは、朝の集合時から「お疲れ気味?」と40代は思われることも。親子遠足時の“アイラインどうする問題”を手っ取り早く、そしておしゃれに解決できるのが落ちてもキレイなアイラインなんです。
そもそもパンダ目になるのは、黒や茶のアイラインの時で下まぶたに落ちると悪目立ちしてしまいます。ウォータープルーフを使うという手もありますが、遠足時は服やシーンに合わせてナチュラルメイクをする人が多く、黒や茶のアイラインだとカッチリしすぎに見えることも。“下まぶたに落ちてもなじんで見える”“おしゃれ感も出せる”の両方を叶えるのが、オレンジのアイライナーなんです。
なぜオレンジアイライナーがいいの?
「黒や茶の暗い色が下まぶたに落ちると汚れがついたように見えるため目立ちますが、オレンジのように明るくて肌に近い色なら落ちてもニュアンスメイクっぽく見えます」と話すのはヘア&メイクの佐伯エミーさん。「ちょっと遊びをつけたい人はキラキラのパール入りオレンジもおすすめです。輝きがあると明るい色でも目元がシャキッと若々しく見えますし、親子遠足ならこのくらいのカジュアルな遊びがあっても素敵だと思います」
シックなカジュアルコーデも目元で遊べばパッと華やかに
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オレンジラインの引き方は? アイシャドウやチーク、リップは?の疑問を佐伯さんがレクチャー
【アイメイクの作り方】
STEP_1 アイシャドウはマットベージュで単色塗り
「オレンジのアイライナーで盛っている分、アイシャドウはマットベージュのワンカラーで控えめにして品よくまとめます。色がほとんどつかないなら省いても…と思いがちですが、ほんのり深みが加わって目元がはっきりするのでアイシャドウは塗りましょう」
マットベージュのパウダーアイシャドウを指にとり、二重幅からアイホール全体へ指をワイパーのように左右に動かしながら広げます。単色塗りなので目尻側をややオーバーめに広げると目が小さく見えず、オレンジのアイライナーとのなじみもよくなります。
下まぶたにもマットベージュを塗ります。目頭から目尻まで、まぶたの影をつけるようなイメージで細めに塗るので平たいブラシを使うのがおすすめです。上下のまぶたにベージュのニュアンスがつくことでいっそう目元が大きくはっきりします。
STEP_2 オレンジアイライナーを引く
「オレンジアイライナーは、リキッドタイプだと濃度が強く出すぎる場合があるのでペンシルタイプがおすすめ。ラインを引く時は目頭を5mmくらい空けるとなじみやすくなります。今回はパール入りオレンジを使用しましたが、パールなしオレンジも引き方は同じです」
目頭5mm程度を空け、まつげが生え始めるあたりから目のキワに沿ってラインを引きます。目尻は2mm程度長めにのばします。目尻で止めると、まつげの上のみにオレンジラインがのっかった形となり浮いて見えるので、少し長めにのばしてバランスよく仕上げます。目頭のスタート位置のラインが太くなってしまう人は、黒目の上からスタートし、目頭5mmの手前からスッと芯を浮かせると解消できます。アイメイクの仕上げのマスカラはナチュラルブラウンを選び、ウォータープルーフタイプを使うのがおすすめです。
【チーク&リップの色とつけ方】
チークとリップはコーラルカラーでまとめて目元とリンクさせる
「カラーアイラインを効かせたメイクなのでチークやリップは自然な血色感がほんのりつく程度に。そこでおすすめなのがコーラルカラーです。コーラルカラーはオレンジラインともリンクしやすいですし、自然になじみながら血色感をプラスできます」
コーラルカラーのチークをブラシにとり、手の甲でトントンしてなじませてから頰へ。黒目の下で小鼻やや上の高さで2〜3回トントンと肌にあてて色をのせたら、耳の上の方に向かってシュッと流します。こうするとナチュラルメイクでも立体感がつき、顔がすっきり見えます。
リップはツヤのあるコーラルカラーを唇の形に沿って直塗りします。その後、指でトントンと軽くたたき込むようにフィットさせると落ちにくくなるのでメイク直しできない遠足時におすすめです。
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撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/牧野紗弥 構成/片山幸代