写真写りで大切なのはメリハリのある血色感。目元を軽くすることで柔らかく品のある顔に
写真映えするメイクというと、目を大きく見せたり小顔に見せる“盛りメイク”のイメージが強いですが、入園式や入学式などのセレモニーでそのようなメイクをすると“頑張りすぎ”になるので気をつけたいところです。ハレの日のセレモニーでは華やかさや明るさと同時に品のよさや清潔感も必要となってきますし、主役はなんといっても子供。盛りメイクよりも嬉しい母心を表現できる顔が素敵だと思いませんか? そこでおすすめなのが、赤みカラーで血色感を出したメイクです。
赤メイクといっても使うのは赤みオレンジや赤みローズ、赤みブラウンで若い世代のような赤メイクとは異なり、大人の落ち着いた雰囲気を醸し出せます。また、アイメイクを濃くしないことで柔らかさや清潔感のある印象になりますし、チークやリップでキリリと締めるので顔がすっきりして見えるんです。
【アイシャドウ】
赤みオレンジで血色感をふわりと。カーキで軽やかに締めるのがコツ
使ったのは
アディクション
ザ アイシャドウ パレット 009 ¥6,820
赤みのあるオレンジカラーやゴールドパールを含むカーキカラーはどちらも透け感のある軽やかな発色。アンティークゴールド調の落ち着いたパールカラーが大人の目元を明るく見せます。
【How to Make-up】
アイシャドウパレット・左下の赤みオレンジをブラシにとり、手の甲で1〜2回トントンとなじませてからアイホールへ。二重幅のラインからスタートしてアイホール全体に広げます(1)。次に右下のカーキをブラシにとり、手の甲で同様になじませてから上まぶたへ。目頭と目尻は外し、目のキワから上へジグザグと重ねます(2)。カーキ色をしっかりつけるのではなく、先に入れた赤みオレンジが少しトーンダウンする程度でOK。右下のカーキを今度はチップにとり、目のキワに入れます(2)。目頭は外し、黒目の位置から目尻までトントンと軽く置いてほんのり色づく程度に。目元を締めながらも濃くさせないコツです。
アイシャドウパレット・左上のゴールドをブラシにとり、目頭から目尻まで入れて明るさを出します(3)。ブラシを使うと輝きが強く出すぎず、日中のセレモニーに相応しい華やかさに仕上がります。
アイラインは濃いめのブラウンペンシルでまつげの間を埋める程度に入れます。目がキツく見えがちな人や派手顔になりがちな人は、黒目から目頭はアイラインを入れなくてもOK。マスカラは黒やダークブラウンがおすすめで、まつげ全体に軽くつける程度にしましょう。
【チーク】ヌーディな赤みローズをすっきりフォルムで入れる
目元よりもチークの血色感をややしっかりつけると、華やかさが出るだけでなく顔のメリハリ感もアップ。ふわっと広めにつけると可愛くなりすぎるので、頰骨に沿ってすっきり入れてハンサムにシフト。
使ったのは
ローラ メルシエ
ブラッシュ カラー インフュージョン R1 ¥4,180
ベージュやゴールドのクリアパールを含んでいるのでどんな肌トーンにもマッチし、肌がもとから持っているような血色感を演出。色だけでなく潤いを含んだようなツヤもまとうことができ、大人の肌をいきいきと見せてくれます。
【How to Make-up】
チークを大きめのブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから頰へ。笑った時に一番ぷっくりとする部分からスタートし、頰骨に沿ってブラシで肌をなでるように軽く動かします。
【リップ】ツヤのある赤みブラウンで唇の輪郭をオーバーめに塗る
目元が軽やかな時は、リップを高発色にすると顔がぼんやりせず、きちんと感のある印象になります。日中のセレモニーシーンでは血色感と大人っぽさを兼備した赤みブラウンがおすすめ。いつもより輪郭を少しオーバーめにとり、柔らかな雰囲気と小顔効果をプラスします。
使ったのは
SUQQU
トリートメント ラッピング リップ 04 ¥4,400
高発色なのに唇に溶け込むようななじみ感もあり、リップだけ肌から浮いて見えることがない絶妙な赤みブラウン。みずみずしく軽やかなツヤ感と唇の潤いを閉じ込めてくれるラッピング効果で長時間のセレモニーでもずっと美唇に。
いかがでしたか? 入学式で写真映えするメイクを考えている方はぜひ参考にしてみてください。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
※衣装はすべて本人私物。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー モデル/浅野里絵(Domanist) 構成/片山幸代
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