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【目次】
「黒・ネイビー」を着るときのメイクテク
ダークカラーのジャケットやワンピースの凜とした雰囲気をキープしつつ、お祝いムードの華やかさを演出したいときは、ローズカラーをふわりとまとってブラウンに血色感を加えるのがおすすめ。
血色感というと赤みブラウンなどもありますが、赤みが強すぎるとカジュアルになったり、セレモニーのような控え目のメイクには合わない場合も。ローズカラーは温もり感がありながら主張しすぎず、また甘くなりすぎることもない絶妙カラーなんです。
【アイシャドウ】
使用アイテム
▲ベアミネラル ミネラリスト アイシャドウ パレット ウルトラ ナチュラル ¥5,500
グレーがかった色合いやヌーディカラーがそろった、大人が使いやすいパレット。ミネラルならではのクリアな発色や繊細ながらも奥行き感のある輝きが、目元をエレガントに彩ります。
How to
アイシャドウパレット・右下のヌードローズを指にとったらまぶた中央に置き、アイホール全体に広げます(1)。ふわっと色をまとうイメージで指を強く押しあてないのがポイント。中央上のブラウンを指でとり、二重幅に入れます(2)。このときも指を強く押しあてずに軽くつけて。
下まぶたは右下のヌードローズ(1)を目頭から目尻まで入れて目元に輝きを加えます。このときは細めのチップを使い、幅を広げすぎないように。
【アイライン】
目頭から目尻までしっかりひいてしまうと強調されすぎるため、アイラインは部分的に入れるのがおすすめ。色はやや赤みのあるブラウンを選び、アイシャドウの色となじみやすくさせることが大切です。キュッと締まるのに抜け感のある目元が叶います。
使用アイテム
▲ディーアップ エアクリームペンシル ピーチブラウン ¥1,320
ほんのり赤みのあるビターなブラウン。ホイップを固めたようなふわとろ質感で、まばたきしてもまぶたにつきにくい速乾タイプ。水・汗・皮脂、こすれに強いスーパーウォータープルーフです。
How to
アイラインは黒目の端から目尻2〜3mm手前まで、目のキワに細く入れます。
【マスカラ】
ローズブラウンのメイクのとき、マスカラをブラウン系にするとカジュアルに見える場合があるのでセレモニーでは黒をチョイス。気をつけたいのが、黒でも軽やかさをキープすること。ボテッとつかないタイプを選んで、品よく仕上げましょう。
使用アイテム
▲センサイ ラッシュレングスナー 38℃ ¥4,400
自分では気づきにくい短いまつげまでキャッチし、しっかりのばしきってコーティングするから軽やかでも凜とした美しい印象に。約38℃のお湯落ちタイプなのに長時間カールキープできるところも魅力。
【チーク】
ハンサムなアイメイクに合わせ、チークもすっきりシャープに。ただし色は肌なじみがよく落ち着いた血色感のくすみローズを選びます。肌にほんのりツヤが出るパールタイプなら華やかさがアップ。
使用アイテム
▲アディクション ザ ブラッシュ パール 003P ¥3,300
繊細にツヤめく、くすみ感のあるローズカラー。しっとりクリーミーなパウダーで粉っぽさがなく、肌に密着して溶け込むようになじみます。
How to
チークを大きめのブラシにとり、手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。黒目の下、小鼻の少し上の位置でブラシをトントンさせたら、頰骨に沿ってサッと細めに入れます。
【リップ】
アイメイク、チークとも軽やかな発色にしているので、リップは深みのあるカラーを選んでメリハリ感をプラス。赤みブラウンはハンサムなムードにもなじみやすく、血色感を出しながらも落ち着いた大人のムードに仕上がるのでおすすめです。
使用アイテム
▲シャネル ルージュ ココ ボーム 930 ¥4,950
心地よい薄膜で、高発色でありながらも透け感があるので深みのあるカラーも軽やかな印象に。贅沢なケア成分が配合され、日中も唇が乾燥しにくくなっています。
「白・ベージュ」を着るときのメイクテク
我が子の門出となる卒園式・卒業式に白やベージュの明るいジャケットやブラウス選んだときは、アイメイクも少し明るい色を選んでみては? とはいえメイクが肌から浮きすぎてしまうのも避けたいところ…そんなときにおすすめなのが、肌なじみカラーに青みピンクを重ねるメイクなんです。
コーラルやイエローといった肌色の延長線上にある色をベースにし、そこに少し青みピンクを重ねると甘くなりすぎず、春らしいやわらかさや明るい雰囲気のあるメイクに仕上がります。
【アイシャドウ】
使用アイテム
▲シャネル レ キャトル オンブル 68(限定色)¥9,020
春の限定色で登場したのは、ソフトなパステルカラー。クリアな春色をふわっと軽やかにまとえ、パステルカラーでも白っぽくならないので大人も使いやすい。
How to
アイシャドウパレット・右上のコーラルをブラシにとり、手の甲で1〜2回トントンとなじませてからアイホール全体にふわっと広げます(1)。二重ラインからスタートして上下に広げると程よいグラデーションになって自然な印象に。その後、左上の青みピンクを指のはらにとり、まぶたの中央のみにトントンと重ねます(2)。
下まぶた全体に右下のイエローパールをブラシでのせ、目元にフレッシュな明るさとツヤをプラス(3)。色をのせるときは黒目の下からスタートして目頭へ向けてブラシを動かし、そこから目尻へと折り返すとツヤ感を自然にまとえます。最後に左下のブラウンを細めのチップにとり、目尻1/3に重ねて(4)。
POINT:目元は下地やファンデーションをつけすぎない
下地やファンデーションをしっかりつけると軽やかな色のアイシャドウが粉っぽく見えるうえ、色もくすみがちになるので目元のベースは薄めが正解。最近は目元のくすみ感を”陰影”としていかすメイクもあるので、くすみがひどいとき以外は薄めでセーブしましょう。
【アイライナー&マスカラ】
やわらかい雰囲気をキープしたまま目のフォルムを際立たせるため、アイライナーとマスカラはどちらもブラウンを選んで。アイライナーはまつげとまつげの間をちょこちょこと埋める程度に。ラインを主張しすぎると古臭いメイクになってしまいます。マスカラも扇形にサッと広げる程度でつけすぎないようにしましょう。
使用アイテム
▲エスティ ローダー ダブル ウェア ウォータープルーフ ジェル アイ ペンシル 02 ¥3,630
なめらかな描き心地と、深みがありながらもやわらかな発色が叶うジェルペンシル。ウォータープルーフでにじみにくく、泣いても安心です!
▲アディクション ザ マスカラ インテンス ラッシュ 002 ¥4,180
ソフトにまつげを際立たせるハニーブラウン。まつげを美しくボリュームアップしながら、ケア&保護する成分も配合されているのが大人にはうれしい。フィルムタイプで、汗・皮脂に強くお湯オフOK。
【チーク】
クリームタイプのくすみピンクで血色感をプラス。春らしく軽やかなアイシャドウに合わせ、チークは肌なじみのいいピンクを選びます。
使用アイテム
▲ローラ メルシエ ティンティド モイスチャライザー ブラッシュ PK1 ¥3,740
肌に溶け込んでシームレスに色づく透け感のあるチーク。スキンケア成分たっぷりで日中も色がくすみにくくなっています。
How to
クリームチークをつけるときは、厚めのスポンジを使うとムラにならず自然につけることができます。手の甲にクリームチークをとり、指で2cm幅程度に伸ばしたらスポンジをあててチークをスポンジに吸わせます。チークがついたスポンジを頰へ。笑ったときにぷっくり盛り上がる部分からスタートし、トントンと幅広く色をのせます。
【リップ】
ツヤのあるくすみピンクで上品ナチュラルな印象に。メイク全体の色みがやわらかく軽やかなときは、リップのツヤ感で華やかさやきちんと感を出すのが大人顔に仕上げるコツ。
使用アイテム
▲ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー 038 ¥4,620
大人の唇を自然に美しく彩るローズ ヌード。保湿力が高く、唇をふっくらさせるプランパー効果もあり、1日中ぷるんとしたツヤ唇をキープできます。
王道セレモニー服に合う「茶メイク」テク
卒園式、卒業式などで着る人も多い、黒のフォーマルウェア。実は、ビジネス用ジャケットや洋服よりも黒の濃度が濃いことをご存知ですか? 黒が濃いほど格式が高いのですが、「いつものメイクが沈んで見える…」ということも。特にブラウンのように深みのあるカラーはフォーマルの黒に合わせると野暮ったく見えがちになってしまうんです。そこでおすすめなのが、いつもより軽やかな茶メイクにすること。
軽やかといっても「色をただ薄くつける」わけではないので、大人が求めるメリハリ感やきちんと感をキープできます。また、上品な輝きを狙ったポイントに入れることで表情がパッと明るくなりますし、ふっくらとした血色感を出すことでやさしい雰囲気にもなるんです。
【アイシャドウ】
使用アイテム
▲ルナソル アイカラーレーション 15 ¥6,820
肌に寄り添う洗練されたベージュ・ブラウンカラーに輝度の高いパールをあしらったアイシャドウパレット。しっとり溶け込んで濡れたようなツヤ感を放つオイルリッチ処方で、上品なきらめきをまとえます。
How to
アイシャドウパレット・右上のベージュ(1)を指にとり、二重幅のラインからアイホール全体にサッと広げます。その後、右下のマットブラウン(2)を指にとり、同様にアイホール全体へ。アイシャドウがついていない別の指に左下のパールカラー(3)をとり、まぶたの中央部分の二重幅から上に向かってジグザクとラフに重ねます。パールカラーをまぶたの中央のみに入れるとセレモニーらしい華やかさがありながら輝きがトゥーマッチにならず仕上がります。
下まぶたは目頭から目尻まで左下のパールカラー(3)をブラシで入れます。目尻1/3のみに右下のブラウン(2)をブラシで重ね、奥行き感をプラス。目の下にベージュパールを入れると、目元のみならず顔全体を明るく見せることができます。
【アイライナー&マスカラ】
アイライナーは肌になじみやすいペンシルタイプでやや深みのある焦げ茶を選び、目のフォルムをさりげなく強調。マスカラはナチュラルブラウンを選び、まつげを扇状にサッと広げる程度につけるのが軽やかな茶メイクにはおすすめです。
【チーク】
黒を着たときにとくに大切なのが肌の血色感、つまりチークです。血色感が足りないと顔色が悪く見えたり、茶メイクがキツく見えるのでチークは省かずに使いましょう。大人の肌になじみやすく落ち着いた血色感を出す深みレッドを使うこと、そして丸いフォルムで入れることでやわらかい雰囲気が出せます。
使用アイテム
▲SUQQU メルティング パウダー ブラッシュ 10 ¥6,050
しっとりしたパウダー質感と透け感のあるレッドで、肌の内側から自然とにじみ出たような血色感をつくれる名品。
How to
大きめのチークブラシにチークをとり、手の甲で2〜3回トントンとなじませてから頰へ。黒目の下、小鼻よりやや高い位置にブラシを置いたら頰の丸みの上側をなぞるようにブラシを動かし、耳の上のほうに向けてサッと払います。もとの位置にブラシを戻し、今度は頰の丸みの下側をなぞるよう動かし、同様にサッと払って。“おまたじゃくしの形”がイメージです。
【リップ】
リップもチーク同様に、肌なじみのいいカラーでまとめてやわらかい雰囲気に。ただし、色が淡すぎると少し華やかさに欠けるので発色のいいリップを選びます。今回セレクトしたのはヌーディピンク。リップペンシルで唇の輪郭をややオーバーにとり、ふっくらさせることもやわらかさや華やかさを出すためのポイントで、リップの色持ちもよくなるのでおすすめです。
使用アイテム
▲ディオール ディオール コントゥール 100 ¥3,410
シアバターなどが配合されたクリーミーなテクスチャーで、唇の輪郭をスムーズにとれます。にじみにくく色移りしにくい処方のうえ、上から重ねたリップの持ちをよくする効果も。
▲ベアミネラル ミネラリスト イドラ スムージング リップスティック フォーカス(限定色)¥3,630
ややくすみ感のあるヌーディピンクで大人も使いやすいカラー。リップクリームのような保湿力と鮮やかな発色を両立したビーガンリップ。
How to
リップペンシルの芯の半分程度が唇の輪郭からオーバーするようにして全体の輪郭をとります。大人になると上唇の斜め部分(写真のピンク線部分)が削げやすくなるので、気になる人は丸みのあるラインを意識しましょう。輪郭をとったらリップを直塗りでつけます。
泣いても落ちない!パンダ目回避メイクテク
汗や水に強いウォータープルーフのマスカラやアイライナーは、卒園式や卒業式でキレイなメイクをキープするのに大活躍のアイテムです。けれど、つけ方などによってはウォータープルーフでも落ちやすくなることが。メイク崩れしないためのコツをしっかりつかみ、晴れやかな気持ちで卒園式・卒業式を迎えましょう!
【マスカラ】は塗った後にまつげを持ち上げて固定
ビューラーをしていても、マスカラを塗った直後はまつげが少し下がりやすくなっています。下がったままでマスカラ液が乾くと、まばたきするたびに下まぶたとこすれてしまい、ポロポロとしたマスカラのかけらがつくことに。そこでおすすめなのが、マスカラを塗ったらマスカラの柄の部分でまつげを持ち上げて固定すること。まつげがしっかり上がっている状態ならマスカラ落ちの心配もありません。
まつげ全体にマスカラを塗ったら柄の部分をまつげの根元近くにあて、グッと上に持ち上げて10秒ほどキープします。まつげの上がり具合を鏡でチェックし、足りないようならもう一度同様に。マスカラの柄を使って持ち上げる部分は中央と目尻側のみに。目頭も上げたい人はコームを使いましょう。
【アイライン】を入れるのは目尻まで
ウォータープルーフのアイライナーを使っても「目尻が消えてしまう」「目尻ラインが途中で切れてしまう」という経験はありませんか? スキンケアやベースメイクの油分が残っているとアイライナーの密着が弱まりますし、そもそも目元はまばたきなど動かすことが多いパーツなのでとれやすくなるんです。ラインが消えるのを避けるためには、アイラインを入れるのは目尻までにして、目尻から先にのばさないことがおすすめです。
アイラインはまつ毛の間や目のキワのみに入れ、粘膜部分にはラインを入れないこともパンダ目防止のコツ。
目の横幅を出したい人は【1束つけまつげ】を活用
アイラインを目尻まででとめると目が小さく見えてしまう…そんな人におすすめなのが「ひと束タイプのつけまつげ」です。これを目尻につけるとアイラインの代わりとなって目の横幅が増長。くっきりした目元に仕上がります。まつげ全体につけるフルタイプと違い、ワンポイントでつけられるのでとても自然になじみ、つけまつげ初心者にも◎。
使用アイテム
▲ディーアップ クイックエクステンション 03〈Aタイプ ブラック〉¥1,540
くっきりとした束感でポイント使いでも目の幅がアップ。7mm、9mm、10mm、11mmの4タイプの長さがあるので、自分の目とのバランスで選びましょう。つけるときに使う専用のりは「ディーアップ アイラッシュ フィクサーEX 552」がおすすめです。
How to
つけるときはメイクした状態でOK。ピンセットなどでつけまつげをひと束とり、目尻の一番端につけます。(今回は9mmタイプを使用)
1つ目のステップでつけた部分の少し横にもう1束つけます。2束つけることで、よりつけまつげがなじみやすくなります。漆黒のつけまつげによって、目がくっきりした印象に。
セレモニーにおすすめのアイシャドウパレット
これまで紹介したメイクテクの中で使用したアイテム以外に、こちらのアイシャドウパレットもおすすめ! 普段よりかしこまった服装になる卒園式や卒業式は、透け感のあるアイシャドウで垢抜けメイクに。
【春色ピンク】
▲アディクション ザ アイシャドウ パレット 005 ¥6,820
ブラウンメイクの延長線上の色合いでピンクを使いたいという人におすすめなのがこちら。ピンクの甘美さを醸しながらもくすみ感があるので落ち着いた印象で、ベージュや深みブラウンが配色されていて肌なじみよく仕上がります。
【王道ブラウン】
▲アディクション ザ アイシャドウ パレット 004 ¥6,820
一番濃いブラウンカラーにはレッドやゴールドの輝きが秘められ、軽やかながらも上質な深みをもたらします。パールを配したカラーも肌とのなじみがいいので大人がつけても派手にならず、洗練された輝きに。
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