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【目次】
式典を意識しすぎるだけでなく「お祝いムード」を大切に!
第一子で初セレモニーを迎えるママも、お久しぶりなママも…。ファッションは決まったけれど、どんな髪型が正解なのか分からず悩んでいる方も多いのでは?
主役はあくまで子どもなので、ママが目立ちすぎるのは避けたいところ。とはいえせっかくのハレの日ですから控え目になり過ぎず、子どもの門出を祝う気持ちを込めたファッションに合う髪型や簡単アレンジで、いつもとは違う雰囲気のママにトライしてみるのも良いかもしれません。
【ボブ・ショートヘア】ママにおすすめの簡単アレンジ
ふわくしゃ&タイトな【こなれショートヘア】
まるで映画女優!? 【フィンガーウエーブショートヘア】
ボブの長さにぴったり!格段にランクアップする【ひとつ結び】
きちんと見えておしゃれな【ねじねじハーフアップ】
ふわくしゃ&タイトな【こなれショートヘア】
《アレンジ方法》
細くてクセ毛の人向き。ワックスをパール大とって手のひらにしっかり広げ、髪の中間~毛先にもみ込む。逆サイドはタイトになでつけて耳かけ。
・使用アイテムはこれ!
硬めのテクスチャーのクレイワックス。軽さのある束感をキープ。アラミック ローランド オーガニックウェイ シャビイ・マッド 100ml 3,740円(税込)
まるで映画女優!? 【フィンガーウエーブショートヘア】
《アレンジ方法》
1. ジェルを指先にひとすくいして、手に広げて根元近くからなじませつつ横分けにします。特にフロント~サイドにしっかりめに。
2. 26mmのヘアアイロンを使い、両サイドに波打つようなウエーブをつくります。巻きなれていない人は、小さめのストレートアイロンを使ってもOK。
表面の毛束を取り、根元は内巻きにクセづけ。
3. 根元の少し下は外巻き、その下はまた内巻き、その下の毛先は外ハネに。この波ウエーブを何か所かつくります。
4. 逆サイドも同様の巻き方で波ウエーブに。
5. ヘアクリップで形をつくってから、キレイな毛流れが崩れないようにハードスプレーでしっかりキープします。量の多い左サイドは、根元を立たせながらウエーブをヘアクリップで固定してスプレーを吹きつけます。1か所に固まってつかないように、スプレーの缶を振りながら吹きつけるのがポイント。
6. 髪が少ない方の逆サイドは、根元をつぶしながらウエーブを固定。同じようにスプレーを吹きつけて完成。
完成!
ボブの長さにぴったり!格段にランクアップする【ひとつ結び】
ひとつ結びは、誰でもできるくらい手軽で清潔感もあるから、多忙なワーママがもっとも使うアレンジ。ただシンプルすぎて、フォーマルな場では華やかさが足りなかったり、手抜きに見えてしまうことも…。そこで、たった3分でできるテクニックを組み込んで、女性らしいアクセントをプラスしましょう。
あらかじめランダムに巻いてスタイリング剤をつけておくことがポイントです。
《アレンジ方法》
1. 前髪を8:2の横分けに。コームの柄など、先が尖ったものを使って前髪の分け目をチェンジ。
2. 後頭部の上の部分の髪をV字に取ってひとねじりし、ピンで留める。ピンは下から挿し込んでUターンさせながら押し込むと、しっかり留まってピンも見えない。
3. 横分けにした少ない方のサイドは耳にかけ、逆サイドは丸みをつけて、下の位置でひとつに結ぶ。結び目を手で押さえながら、後頭部がふっくらするように毛束をところどころつまみ出す。結び目にヘアアクセをあしらう。
完成!
おしゃれなアクセントがあるひとつ結びなら、寂しく見えず、こなれ感とエレガントさが絶妙。後頭部のねじって留めるのが難しければ、くるりんぱに置き替えてしまっても素敵に仕上がります。
きちんと見えておしゃれな【ねじねじハーフアップ】
手早くできてそれなりに見えから、作る頻度が高いハーフアップ。サイドの毛束を後ろ向きにねじって、後ろでひとつに結ぶだけ。ねじった毛束の凸凹で、立体感とメリハリが加わりランクアップした印象に。
サイドに後ろで結べるだけの長さがあれば、全体はどんな長さでもOK。裾は下ろしておくので、あらかじめ巻いておくのが正解!
《アレンジ方法》
1. 顔周りに後れ毛をひと束のこして、耳の付け根より前の毛束を手ぐしで取って後ろ向きにきつくねじる。後までねじったらクリップなどで仮留めしておく。逆サイドも同様に。
2. ねじった毛束の仮留めを外し、後ろでひとつにして結ぶ。上からヘアクセをつけても結び目がジャマにならないよう、細いシリコンゴムを使うといい。
3. 結び目を押さえながら、後頭部の毛束やねじった部分の毛束を少しずつ引き出して、こなれ感と立体感を加える。
4. 顔周りの後れ毛をアイロンで巻く残しておいた後れ毛は、ヘアアイロンで毛束の中間から巻く。アイロンを縦に使い、リバース(後ろ方向へ)巻きにして、バームをつけながら毛束をほぐす。
完成!
【ミディアムヘア】ママにおすすめの簡単アレンジ
ヘアアイロン要らずでハンサム見え【ストレートダウンヘア】
手抜きに見せないカギはツヤと毛束感にあり!
《アレンジ方法》
1. ヘアオイルでウェットなツヤ感をつける
ツヤのある髪は、きちんと感や清潔感を印象づけます。けれど、40代になると髪のパサつきや広がりなどが増えてツヤが出にくくなりがちに。そこで使いたいのが「ヘアオイル」です。髪をコーティングしてキューティクルを整えるのでキレイなツヤが出ますし、髪の中まで潤いが浸透して日中も乾燥しにくくなります。
ドライヤーでサッとブローして寝癖を整えたら、手のひらにヘアオイルを1円玉大くらい(セミロングの場合)とります。ヘアオイルを手のひら全体に伸ばし広げたら、髪の中間から毛先まで、両手で手ぐしを通すようにして揉み込みます。左右、後頭部それぞれ中間〜毛先までをしっかりつけた後、髪の根元〜中間にも手ぐしで軽くつけます。
2. サイドの髪をタイトに抑え、毛束感を出す
サイドの髪をぴたっとタイトにすることでハンサム度がアップします。ここで使いたいのが「硬めのヘアワックス」。タイトにした髪をキープしつつ毛束感が出せるので、髪がのっぺりするのを防いで立体感のある仕上がりになります。
手のひらにヘアワックスを直径7〜8mm程度大(セミロングの場合)とり、手のひら全体に伸ばし広げます。こめかみから手ぐしを入れ、髪をぴたっとなでつけるようにして後頭部へ。トップ部分のボリュームは残しておきたいので、ハチまわり(側頭部の出っ張っている部分)より上は抑えつけないようにします。
3. 後頭部にもヘアワックスをつけて毛束感を出す
自分では見えづらいけれど、人からはよく見えるのが後頭部。ここもヘアワックスで毛束感をしっかり出しておくと、無造作なストレートでもきちんとした印象になります。
こめかみから入れた手ぐしをそのまま毛先まで通してヘアワックスをつけながら整えます。後頭部全体に上から手ぐしを通したら、内側からも手ぐしを通してヘアワックスがまんべんなくつくようにします。
4. もみあげと前髪もヘアワックスで毛束感をプラス
もみあげや前髪の毛がパラパラ散らばっていると髪が乱れて見えがちです。ワックスでしっかり束にして整えましょう。こなれ感も演出できます。
米粒大のヘアワックスを親指の先にとり、ひとさし指とこすり合わせてなじませます。こめかみの髪を根本からつまみ、ひと束にしながら毛先までヘアワックスをつけます。前髪も同様に。
巻かなくてOK!【きっちりタイト結び】
シンプルで大人っぽいムードにマッチする、濡れたような質感をいかしたタイトなひとつ結び。テクニックいらずでおしゃれ見えがかない、かっこよくキマります。
《アレンジ方法》
1. 質感とまとまりを出すスタイリング剤をなじませる。パール粒大のワックスと500円玉大のオイルを手のひらでしっかりと混ぜ、乾燥している毛先からまんべんなくなじませて。
2. コームの細い部分で、分け目をセンターにつくる。ガタガタしていると疲れて見える原因になるので、キチッとコームで分けとるのがポイント。
3. 髪を全体的にひとつにまとめたら、結ぶ前に前髪を分けておく。目安は、顔まわりのひと筋を左右それぞれ2~3本程度ずつ。
4. 結び目は手で持ったまま、ウエットにした表面をフラットになでつける。毛流れをブラシで整えながら、面を美しく仕上げて。
5. 結ぶ位置は、ごく低くして全体のタイトなシルエットとのバランスをとる。目安は、首の後ろ側に沿うようなイメージ。
6. 指先にワックスかオイルを少量とり、前髪に束感を出す。細い前髪は、バラバラになると一気に老けて見えるので必ず行って。
ダークカラーコーデにマッチする【ひとつ結び】
いつものシンプルなひとつ結びを、辛口コーデにマッチするできる女風に見せるテクニック。
《アレンジ方法》
1. まずは土台の髪のボリュームを出すため、トップ〜後頭部の髪を持ち上げ、内側にヘアスプレーをひと吹き。
2. 顔まわりにおくれ毛を少し残し、髪全体を襟足に集める。フロントをタイトに抑えるのがコツ。
3. 襟足に集めた毛束を黒ゴムで結ぶ。ゴムにゆとりを残さず、タイトに結ぶのがポイント。
4. 結んだ毛束の根元を片手で持ち、もう一方の手でトップの毛を引き出して高さを出す。
完成!
すぐできる!【うなじ見せかき上げヘア】
《アレンジ方法》
1. 表面はランダム、顔周りは外巻きに、くせ毛風に巻いておくと雰囲気がアップする。いつもと違う方向から、ざっくりとした9:1の横分けに。分け目を変えることで印象がガラッと変わるし、トップにボリュームが出て立体感が生まれる。
2. 9:1の横分けにした「1」の方のサイドを耳にかけながら、生えぎわの髪を襟足に向けてねじり上げていく。
3. 首の真ん中までしっかりねじる。ねじり終わりは、ほどけないようにきちんとピンで固定。ねじった方向とは逆方向よりピンを横向きに挿し込み、様子を見ながら何か所か留めておけば安心。ピンを縦向きに挿し込むとがっつり見えてしまうだけでなく、ねじりがゆるんでアレンジが崩れることもあるので注意を! 固定し終わったら、表面の髪を上からふわっとかぶせる。
完成!
【ロングヘア】ママにおすすめの簡単アレンジ
ピンいらずなのにほどけない【ねじりハーフアップ】
シンプルなハーフアップより洒落見えして、美人度もアップするワザありハーフアップ。きちんと感や知的さ、後ろの髪は下りているから女性らしさもバッチリ。ピンもヘアアクセもない!、という時でもゴムが2本あればすぐにできるお手軽さも高ポイント。
ミディアム以上の長さがあればOK。短すぎると中途半端な印象のハーフアップになるので、ボブくらいの長さは避けた方がよさそうです。最初にランダムに巻いておきましょう。
《アレンジ方法》
1. トップ下の髪を後ろでゆるく結ぶ
後頭部の一部分をこんな感じで結ぶ。細いシリコンゴムを使うとしっかり留まる。
2. 両サイドの耳前の髪を後ろでゆるく結ぶ
両サイドの耳前の髪を後ろでひとつにまとめ、シリコンゴムで結ぶ。こんな感じで、最初の毛束に重ねるように。
3. 下の結び目を広げながらひとねじりして、その空間にもうひとつの毛束を通す
下の結び目をゆるめて広げ、ひとねじりして空間を作る。その空間に、奥にあるもうひとつの毛束を通して引っ張り出し、ふたつの毛束をキュッと締める。
完成!
このハーフアップは、毛束をくずさないほうがきれいな印象に仕上がります。パッと見、複雑そうなのに作り方は本当に簡単! 「くずすときのバランスが難しい」という人にも、シンプルに作れるのがメリット。
ツイスト編み飾りの【ひとつ結び】
マンネリ感を解消してセンスのいいひとつ結びを目指すなら、ちょっとしたテクニックをプラスするのがおすすめ。サイドにツイスト(ねじり)編みを仕込んだひとつ結びは盛り感が出て後ろ姿美人になるだけでなく、リッチなイメージになるためフォーマルな場のアレンジとしても使えます。
《アレンジ方法》
1. アレンジ前に全体を巻いておく
後で結んでしまうため、適当&無造作な巻き方でOK。巻いておくと髪に曲線がつき、結んだ毛先にニュアンスがついたり、表面の髪をつまみ出す時も陰影のある立体感が生まれたり、アレンジが崩れにくかったりといいことずくめです。
2. サイドの毛束を残してひとつ結びに
耳のラインより前の髪を残して、他は後ろでひとつ結びに。結び目が高いとカジュアルな印象になり、結び目が低いと落ち着いたイメージになります。その時の気分によりけりですが、フォーマルな場やオフィスシーンではやや低めの結び目がおすすめです。
3. サイドの毛束をツイスト編みにして巻きつける
残しておいた耳前の髪は、2束に分けてねじるツイスト編みにします。ツイスト編みはゆるみがちなので、程よく強めに編むのがコツ。
毛先近くまで編んだら、ひとつ結びの結び目に巻きつけてピンでしっかり固定します。毛束がほどけないよう、毛束と地の髪をきちんとピンで挟むこと(毛束だけ挟んだり、地の髪だけ挟んだりしないように)。逆サイドの毛束も同様に行います。
4. 表面の毛束をつまみ出す
結び目を手で押さながら、後頭部やツイスト編みした毛束の表面の髪を少しずつつまみ出します。後頭部にはふくらみが出るよう、編んだ毛束にはこなれ感が出るようにするのが目的です。結び目を手で押さえるのは、髪をつまみ出しやすくしつつ形を乱れにくくするためのポイント。最初にたくさんつまみ出してしまうと戻せないので、少しずつつまみ出しましょう。
完成!
三つ編みもできない人におすすめなツイスト編みは、とっても簡単。ヘアサロンに行くまでもないけれど素敵に見せたい時、ヘアアレンジ初心者でも取り入れやすいアレンジ。ぜひ試してみてくださいね。
地味に見えない!パッと決まる【華やぎポニーテール】
いつものポニーテールをセレモニー仕様にチェンジ! ただ結んだだけの“ひっつめ髪”では地味になったり、老けて見えたりするのでニュアンスのあるウェーブを仕込むのがベストです。キュッとまとめたハチまわりと後れ毛のゆるやかなウェーブのコントラストで品よくカジュアルな印象に。後れ毛に動きを出すことで、さりげなく顔の余白を隠して小顔効果も発揮してくれます。
《アレンジ方法》
1. 温度160℃のストレートアイロンで中間から毛束を挟み、外と内を交互にカールをつけながら毛先まで巻いてゆるやかなウェーブに。オイルを500円玉大とり、全体にしっかりとなじませた後、好みの高さでタイトなひとつ結びにする。
2. 前髪や後れ毛を少量ずつ引き出す。ボサボサにならないようにトップを押さえてバランスを見ながら行いましょう。
3. 耳まわりの毛束を引き出して丸みのあるシルエットをつくる。
4. トップ、結び目の周囲も[3]同様に毛束を引き出す。爪先でつまみ出すイメージで行うと◎。
5. 後れ毛を少量ずつ分けとり波巻きにしたら、できあがり!
完成!

トップと襟足の毛束を引き出した丸みシルエットで後ろ姿も美しく。トレンドのヘアカフスをプラスしておしゃれをブラッシュアップ。セミウェットな質感も華やぎを演出してくれます。
着物を着たときにも使える【夜会巻き風お団子】
フォーマルシーンで使えるアップアレンジって、あまりバリエーションがありませんよね。そんな中活躍するのが、「くるりんぱ」。簡単にできて崩れにくいくるりんぱを土台に使い、夜会巻きのようなお団子アレンジを提案。凛とした折目正しい雰囲気は、着物を着たときにも使えます。ある程度長さのある髪で挑戦してみて!
セミロング以上の長さがある人におすすめ。直毛すぎる場合は、あらかじめ巻いておいた方が作りやすい。
《アレンジ方法》
1. 後頭部の真ん中でひとつに結ぶ
ブラシで整えながら、後頭部の真ん中で髪を集めてひとつ結びに。土台になるため、太めのゴムできつく結ぶ。
2. 結び目の奥に隙間を作って横からくるりんぱ
結び目の奥に隙間を作って、そこに毛束を横から通して引き抜く!
3. 毛先を少し折りたたんでプチ結びに
毛先を引き抜かず、折りたたんで結ぶ。この際は、細いシリコンゴムを使うのがおすすめ。
4. 毛束を入れ込みながら縦型のお団子にしてピン留め
プチ結びにした毛先を内に入れ込みながら逆側に向けてくるっと丸め、縦型のお団子にする。下からピンを挿して留め、その後、上からもピンを挿して固定。
形ができたら、お団子を片手で押さえながら逆の手で部分的に毛束をつまみ出してこなれ感をプラスする。
完成!
いつもとちょっと違う作り方の夜会巻き風のお団子は、大人っぽく落ち着いた印象になります。後れ毛を出していないので、キリッと見えるのもポイント。時間が経っても崩れにくく、フォーマルの場にイチオシのアレンジです!
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