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おさらい! ベースメイクの基本手順
【パウダーファンデーションを使う場合】
- 日焼け止め
- 下地
- コンシーラー
- パウダーファンデーション
- ハイライトやシェーディング
ナチュラルながらも立体感を出す場合、ハイライトやシェーディングをファンデーションの前に使用することもあるようです。
【リキッドファンデーションを使う場合】
- 日焼け止め
- 下地
- リキッドファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
- ハイライトやシェーディング
リキッドファンデーションの場合はコンシーラーをファンデーション後に使用すると、ヨレずにキレイな仕上がりになります。
40代はベースメイク前のスキンケアにもこだわって
ヘア&メイクアップアーティストの岡野瑞恵さんによれば、朝のスキンケアはもはや“ベースメークの一部”と心得た方がよいと言います。
「スキンケアの量が少なすぎて、肌が乾いている状態、または、量が多すぎて、浸透していない状態、このどちらも、ベースメイクがぼてっとついてムラになりやすいんです。まず、化粧水でたっぷり水分を与え、アイケアで目元にハリを与え、さらにクリームの油分でツヤを出す。あれこれ重ねるよりも、この3ステップを適量、そしてよくなじませることが大切。これだけで、ベースメイクの仕上がりが、格段に変わりますよ!」(岡野さん)
ベースメイク術1:「メイク直しができない…」を解決!
\汗や皮脂に強いノーファンデメイク/
ブルーやラベンダー系の色つきUVを顔全体に塗布し、透明感を上げておきます。その後、水で濡らしてしっかり絞ったスポンジを使って、顔をトントン。これにより日焼け止めが肌にしっかり密着し、汗や皮脂で簡単に崩れなくなります。色ムラを整える効果も期待できるので、顔全体がお面のように白くなることも防げます。
クマやシミ、毛穴など肌悩みが目立つ場所にコンシーラーを塗布します。コンシーラーはリキッドタイプがおすすめ。気になる部分に薄くつけたら、中指と薬指を使って軽く叩き込むようにしてなじませましょう。
実はチークの血色感は、薄いシミや色ムラ、毛穴カバーに有効。ノーファンデメイクはチークとの合わせ技がベストです。頬骨の高い部分にクリームタイプのチークをサッとつけたら、濡れスポンジで楕円形になるようもみあげに向かってトントンとなじませていきます。
最後はパウダーを活用。生え際やTゾーン、フェイスラインなど、汗や皮脂でとくに崩れやすい部分に、色がつかないタイプのフェイスパウダーをのせ、ベースメイクを密着させます。大きめのブラシにパウダーをとり、手の甲で2〜3回トントンとなじませた後サッと払うように肌にのせましょう。ツヤを残したいので、頬や目元にはつけないで。
ベースメイク術2:「顔のたるみが気になる…」を解決!
\光と陰影、血色感の妙で引き上げる!/
ファンデーションを塗ったら、シェーディングを下あごに忍ばせます。パウダーをブラシにとり、手の甲で2〜3回トントンなじませた後、耳下からあご先まで下あごの骨に沿って2〜3回往復させましょう。骨より内側につけるのがポイントです。
次にハイライトを入れます。40代はTゾーンやCゾーンのような広範囲で入れるのではなく、スポットで入れて「肌がうるおっているからこそのツヤ感」に見せるのがコツ。薬指の先にハイライトをとり、小さな楕円形を描くイメージで鼻根、目尻のやや下、唇の上、あごの5点にトントンとのせましょう。
チークは頬の間延びを解消するのに役立ちます。にっこり笑ったとき、一番高くふくらむ頬に小さな円を描くようにして入れます。ブラシを置いたら上側に弧を描くイメージでまずは半円、元の位置に戻したら下側に弧を描くように半円を入れましょう。最後、円の中心から頬骨に沿って耳側へとスッと入れて完成です。2段階に分けてチークを入れることで、自然な濃淡ができ、よりナチュラルな仕上がりになります。
ベースメイク術3:「すぐにヨレる…」を解決!
\サラすべ美肌の作り方/
ベージュやイエローなど、色のついたカバー力ある下地を顔全体に伸ばします。直径8mmほど出したら、頰の内側→外側へ伸ばし、そのまま額や鼻筋へもなじませましょう。シミが目立ちやすい目の下には、米粒大の下地を追加して重ね塗りを。
色がつかないサラサラタイプのルースパウダーをのせます。パフを揉み込みパウダーを含ませ、表面に残った粉を軽く払って顔全体にトントン。その後手のひらで軽くプッシュし密着させます。
繊細で軽やかなタイプのパウダーファンデーションで仕上げます。パフの下を持ち、力を入れずに肌へすべらせるようにして塗りましょう。顔の内側→外側へ向けて塗布したら、フェイスラインはなじませる程度でOK。小鼻まわりや目元はパフの角で優しく整えます。