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2023.10.18

仕事帰りに弾丸旅もできちゃう!?オーストラリア「シドニー」ですべき10のこと

三度の飯より旅が好き。ライター川口ゆかりです。シルバーウィークを利用して、オーストラリアのシドニーへ。現代的なビルと歴史的な建物が混在し、グルメやアクティビティ、壮大な自然、美しいビーチが欲張りに楽しめる、子連れ旅にもおすすめの場所。今回は、そんなシドニーでやるべきことを10個紹介します。

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川口ゆかり
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南東部にあるシドニーは南半球最大の都市

日本との時差も1時間、筆者が訪れた9月は最高気温26℃と過ごしやすく、街歩きに最適なベストシーズン。オペラハウスやハーバーブリッジなど、主な観光スポットのほとんどは市内中心部に集まっているから、市内だけを観光するなら2泊あれば十分。

飛行機のチケットを持つ手

羽田から夜、直行便が出ているので仕事帰りに日本を出発し、週末はシドニーで過ごす。そんな弾丸旅も実は、夢じゃないんです!

シドニーですべきこと、その1

オペラハウスを内部から見学してみる

オペラハウス内部の階段や天井

まずは、世界遺産にも登録されている「オペラハウス」へ。個人で建物を見てまわるのもいいけれど、イチオシは公認日本語ガイドと内部をまわる見学ツアー。本来なら演劇鑑賞しなければ入れない場所に子どもといっしょに参加することができ、対照的な外見に隠された歴史や建築技術など、オペラハウスの秘話やエピソードを楽しむことができるんです。

筆者が訪れた時期は、オペラハウスでミュージカル「ミス・サイゴン」が開催されており(写真はNGでしたが)、実際に座席に座ってセットを眺めることができました。その感動たるや……!

オペラハウスの外壁のタイル

何より、このツアーに参加して一番驚いたのは、真っ白に見えるオペラハウスが実は2種類(光沢のある白色と光沢のないクリーム色)のタイルで作られていたこと!タイルには汚れがつきにくい特殊加工がされており、定期的な清掃の必要がないのだとか。知識豊富なガイドさんの話を聞きながら鑑賞すると、感動も2倍に。拘束時間も30分ほどと少なく、予定も組みやすいので子連れにはかなりおすすめです。

シドニーですべきこと、その2

オーストラリア独特のコーヒー文化を楽しむ

テーブルの上のコーヒーとメニュー

シドニーにはカフェ文化が発達しており、おしゃれなカフェがそこかしこに。特にオーストラリアのカプチーノは独特で、甘いココアパウダーを加えるのが特徴。人気ナンバー1の「フラットホワイト」は、カプチーノやラテより少なめのミルクフォームにエスプレッソを加えることで、よりコーヒーの味わえるようになっているのだとか。これがもう絶品で滞在中、何度飲んだことか。ちなみに日本でおなじみのブラックコーヒーは、現地で「ロングブラック」とオーダーするのが正解。コーヒー好きは、ぜひシドニーで独特のコーヒー文化を味わってほし~!

シドニーですべきこと、その3

子どもといっしょに芸術を楽しむ

ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館の絵画や石膏像の並ぶ内観

カフェでひと休みしたら、オペラハウスの近くにある「ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館」へ。こちらの美術館は、絵画から現代アート、東洋美術品やアボリジナルアートまでが揃っており、1日ではまわりきれないほど。圧倒的なスケールなのに、入館料はなんと無料!なかでも金沢21世紀美術館と同じ日本人建築家ユニットSANAAが設計した北館は、子どもたちが楽しめるスポットがたくさん。

例えば、1階にあるこちらの参加型インスタレーション

小さなクレイボールを使った参加型インスタレーションの全容

まずは入口近くにある3種類の粘土から1色選んで、コロコロと手のひらで丸めていきます。こうじゃなきゃという概念は捨てて、思うがままに。出来上がったらその場に作品を置いて、完成。ただ眺めるのではなく、実際に自分で選択して、触れて、感じる。これぞ、アートの醍醐味。子どもたちが作った可愛らしい作品も、なんだか芸術品のように感じられたのでした。

シドニーですべきこと、その4

素敵なホテルにステイして、働く私にご褒美を

ホテル「キンプトン・マーゴット・シドニー」のロビー

シドニー市内を効率良く回るなら、ホテルは「キンプトン・マーゴット・シドニー」がおすすめ。館内には地元アーティストの作品がいたるところに展示され、吹き抜けのロビーには、“アート・アトリウム・アーティスト”として知られる作品も。とにかく、どこを撮っても絵になるんです。屋外プールやベビーベッドのレンタル(無料)もあり、ファミリー層にとっては至福しかない。おまけにスーパーも徒歩圏内と、ストレスフリーな環境でした。ホテルには珍しく、ペットといっしょに泊まることもできるのだそう。

シドニーですべきこと、その5

みんな大好き!オイスターとワインを嗜む

牡蠣が氷を敷いたお皿に乗っている様子

オージービーフにシーフード、そしてワイン。シドニーには日本人にも親しみのあるグルメがいっぱい。なかでも、ぜひ食べて欲しいのが新鮮なオイスター。小ぶりながら味は濃厚で、これはいくらでもいけちゃうやつ。多民族国家のオーストラリアでは、様々な国の料理が食べられるので(日本で有名なラーメン店も)、美食家のパパママにも小さな子連れにもきっと満足できるはずですよ。

シドニーですべきこと、その6

ボンダイビーチをぶらりとお散歩

ボンダイビーチのビーチサイドを歩くトレーニングウェアを着た女性4人組

「ボンダイビーチ」はシドニーからバスや電車で40分ほどの場所にある人気スポット。白砂のビーチにターコイズブルーの海が広がり、その美しさには目を奪われます。週末ともなれば、おしゃれなママやイケメンパパが多いこと。なんでも週末は、パパが積極的に子どもの面倒をみて、ママはゆっくり休むのが定番なのだとか。す、すんばらしすぎる考え……!ビーチ沿いをお散歩したり、海水浴を楽しんだり、ただただのんびりと過ごすのが良きです。

トレーニングウェアを着た筆者

ちなみに、イケてるママたちはピッタピタのハーフレギンスにブラトップというコーディネートがトレンド。ヘルシーなオージースタイルに感化され、筆者も現地でハーフレギンスを購入(豪ドル57.90)し、街を練り歩きました。あぁ、こんなことならハイテクスニーカーを持参するんだった!

シドニーですべきこと、その7

地元民に愛される「Bondi Markets」へ

ボンダイマーケットの看板、ケーキやタルトなどの焼き菓子

ボンダイビーチとセットで行きたいのが「ボンダイマーケット」。こちらは週末だけオープンしている人気イベントで、オーストラリア産のアヌカハニーにデニッシュ、ケーキにコールドジュース、新鮮な野菜にお花etc…、所狭しとお店が並んでいて、歩くだけでもワクワクが止まらない。何より嬉しいのは、ドリンク一杯の少額でもクレジットカードで決済できること。チップも不要なので、日本から1円も両替しなくても困らない。こんなところも、筆者がオーストラリアを愛してやまない理由のひとつです。

シドニーですべきこと、その8

ブリッジクライム・シドニーで絶景に感動

シドニー・ハーバーブリッジ

観光名所としても有名なシドニー・ハーバーブリッジですが、実はこの上を歩いて登ることができるのをご存知ですか?それがブリッジクライム・シドニー。8歳以上であれば身長制限なしで参加できるので、子連れファミリーはぜひトライを。

橋の上から眺めるオペラハウスやシドニーの高層ビルの景色は圧巻!

シドニー・ハーバーブリッジを歩く人たち

外側のアーチに沿ってブリッジの頂上まで登る3時間半のコースはスリル満点。「本当に大丈夫?」と一瞬ためらってしまけれど、出発前にしっかりと練習があり&安全装置もついているので、安心して登ることができました。ただし、事前にアルコールチェックがあるので、前日の深酒やランチタイムのワインはご注意を(笑)。

なかなかの運動量で膝はガクガク。それでも頂上134メートルの高さから見下ろす絶景は、登った人だけが見られる、まさにプライスレス。自分のカメラやスマホは持ち込めないので、プロのガイド(クライムリーダー)に撮影してもらったデータをあとから見返すと、こんなところを登っていたのかと驚愕!いい経験になりました。

個人的推しは、こちらの売店で購入できる保冷ボトル(2つで豪ドル39.95)

保冷ボトル2つ

デザインもおしゃれで、さりげなくシドニーと都市名が入っているのがうれしい。持ち運びにも最適で滞在中だけでなく、帰国してからも愛用しています。

シドニーですべきこと、その9

豪華船クルーズで非日常を味わう

豪華船クルーズのクルーザーが港に停まっている様子

オペラハウスやハーバーブリッジの真下、高層ビル群の建造物に青い海……。見事なまでに調和の取れたシドニーの景色を効率よくまわるなら、豪華船クルーズがおすすめ。筆者が参加したキャプテンクック・クルーズにはディナーコースもありましたが、子連れにはランチ(前菜とメインから好きなものを1品ずつチョイスすることができる2コースランチ/大人は豪ドル95、4~15歳の子どもは豪ドル45)の方が気軽に参加できていいかも。

前菜はオーストラリア産のスモークサーモン、メインはチキンを選択

お皿に乗ったメイン料理のチキン

これがびっくりするほど肉厚で絶品。味良し、景色良し、雰囲気良しと、控えめに言って最高…!せっかくだからと、ドレスアップして正解でした♡

シドニーですべきこと、その10

地元スーパーで自然派アイテムを物色

スーパーの店内と壁にかかったエコバッグ

旅の楽しみといったら、地元スーパーを巡ること。オーガニック先進国とも言われるオーストラリアでは、ナチュラルフードはもちろん、エコ・フレンドリーなグッズも普通のスーパーで手軽に買えるのがポイント。

ナチュラルベースの歯磨き粉と木製の歯ブラシ

筆者のお気に入りは(右)「the health emporium」で購入した歯磨き粉(豪ドル4.49)と、(左)「Woolworths」でゲットしたバンブーの歯ブラシ(豪ドル6)。実用的で見た目も可愛いので、スーパーで見つけたらぜひぜひ。ちなみに竹でできた歯ブラシは、日本で購入すると1本1,000円くらいするので、好きな人にとっては喜ばれるお土産だと思います。

バラまき土産に欠かせないお菓子も!

購入したクッキーやチョコレート菓子

この他にも、濃厚なチョコレートでコーティングされた「TimTam」はマスト。日本でも購入できますが、変わり種の味がたくさんあるのでスーパーで探してみるのが楽しい。(左)ザクザク食感の「BYRON BAY」クッキーは1袋豪ドル3.50と良心的なプライス。健康志向のママ友のためにグルテンフリータイプをまとめ買いして、帰路に着いたのでした。

*  *  *  *  *

世界遺産などの観光名所に溢れた大都市から、ダイナミックな自然が味わえる場所まで様々な魅力を持つ、シドニー。街ゆく人は、みなフレンドリーで明るいし、治安もいい。やっぱり、オーストラリアって最高だなぁと。再確認したのでした。これから日本は寒い冬が待っていますが、オーストラリアはこれからが夏。今年の冬休みは、常夏のオーストラリアでバカンスを楽しんでみてはいかがでしょうか?

※レートはオーストラリア1ドル=95.75円(2023年9月中旬の情報)です。最新情報は「オーストラリア政府観光局」をご確認下さい。

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エディター

川口ゆかり

女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。2016年夏より、東京・青山で料理教室『おもてなしごはん東京』をスタート。不定期に飾り巻き寿司レッスンを開催しながら、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行う。プライベートでは2児の母。おしゃれ業界人がたびたび登場する本人のインスタグラム(@yucarikawaguchi)も話題♡

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