【目次】
おすすめスポット1:カバシャム・ワイルドライフパーク(Caversham Wildlife Park)
オーストラリアといえば、やはり動物ですよね。
なかでも、おすすめはパース市内から車でおよそ30分。オージーファミリーが経営する体験型の動物園「カバシャム・ワイルドライフパーク」です。コアラ、カンガルー、エミューなどオーストラリアでしか見ることができない動物と実際に触れ合える場所。ウォンバットやコアラとも記念写真できますが、一番印象に残ったのはカンガルーが放し飼いになっていたエリア。
見物客がいるにも関わらず、あまり気にしていない様子で、普段通り生活しているカンガルーたち。体をボリボリかいたり、人間のようにだらっと寝転ぶ姿は忘れられません。ものすごく人に慣れているというか、動物たちが暮らしているところにこちらがお邪魔する感覚ですね。
驚いたのは、ここから餌を取り出して、直接カンガルーにあげられること。追加料金なしで体験できるなんて! 子どもたちが興奮することはもとより、一番楽しんでいたのは大人……(笑)。
コアラはほとんどの時間を寝て過ごすといわれていますが、私たちが訪れた日は起きていて。運よく撮影することができました。生で見るコアラは、ぬいぐるみみたいにモコモコで癒されますよ♡
近隣の観光スポットと効率良く回れるツアーも組まれているので、是非立ち寄ってみてくださいね。
おすすめスポット2:マンモス・ケーブ(Mammoth Cave)
パースから南に数時間ほど移動した場所にある「マーガレット・リバー」。そこから南に20キロほど離れた場所に位置する「マンモス・ケーブ」は、景観がすばらしいスポット。マンモスという名前がついていますが、ここからマンモスの化石が発見されたわけではなく、マンモスのように大きいことから名付けられたのだとか。
地下にこんな世界が広がっていたなんて!
時間帯や天気などによって、刻々と表情を変える。そのロマンたるや。事前にチェックはしていたものの、実際にその風景を自分の目で確かめ、心を動かす。これぞ旅の醍醐味! 筆者が訪れた3月は蒸し暑い時期だったのですが、鍾乳洞の中はひんやりと涼しくて、上着が欲しくなるほど。
この場所からオーストラリアに生息する動物たちの化石も見つかっており、実際に展示を見ることもできます。薄暗い洞窟内を歩き回っているうちにインディー・ジョーンズの主人公になったような気分に(笑)。
写真では静寂や階段をのぼりきって地上に出た時の開放感を伝えきれないのが残念ですが、大自然のパワーを肌で感じる貴重な体験ができるはずです。
おすすめスポット3:電車好きキッズも大興奮!バッセルトン・ジェッティ(Busselton Jetty)
あのジブリ作品「千と千尋の神隠し」に出てくる、千とカオナシたちが銭婆に会いに行く電車のシーンのモデルになったとも言われている「バッセルトン浅橋」。南半球で最も長い木製の浅橋で、長さは2kmにもなるのだそう。
入場料A$4を払って橋の上を歩いて渡ることもできますが、片道30分ほどかかると知り、ミニ列車へ。ランニングくらいの速さではありますが、ちょっとしたアトラクションのようで子どもたちは大興奮です。
桟橋の近くには海底水族館も!
桟橋の先端近くには海底水族館があり、海の中にいるサンゴや魚たちの様子を見ることもできます。海の生物や乗り物好きのキッズは、たまらない場所かと!
おすすめスポット4:フリーマントル(Fremantle Market)
植民地時代の面影が残った建物が多く、19世紀にタイムスリップしたような街並みが魅力的なのが、パースから電車で30分の港町「フリーマントル」です。抜けるような青い空、街の緑。高台になっている「ラウンドハウス」から眺める街並みは、息をのむほど。どこからどう撮っても絵になる!
ローカルの台所「フリーマントルマーケット」へ
筆者が訪れた休日は、1897年から123年続く歴史のある市場「フリーマントル・マーケット」が開催されており、ローカルにまじってお買い物。野菜にスイーツ、ハンドクラフトショップに自然派石鹸やオイル。何を買うわけではなく、ただ見てまわるだけでもワクワク! 食べ歩きやお土産探しをするにもぴったりの場所で、お財布の紐はゆるみっぱなしです。
世界遺産「旧フリーマントル刑務所」(Fremantle Prison Guardians)
そして、「フリーマントル」でもうひとつ忘れてはいけないのが、世界遺産にもなっている「旧フリーマントル刑務所」。実際に1991年まで使用されており、脱走犯が使ったルートをまわるユニークなツアーも開催しているのだとか(映画の世界やないの!)。併設されていたギフトショップもセンスが良く、あれこれ欲しくなってしまったほど。
おすすめスポット5:パース市立図書館(City of Perth Library)
涼しい場所で子どもと休憩しつつ、仕事も。そんな欲張りなワーママはぜひ「パース市立図書館」へ。
おしゃれ過ぎると思ったら『アマン東京』の設計をした建築家、ケリー・ヒルさんが手がけているんだそう。いい意味で従来の図書館らしくないといいますか。まるでカフェにいるように気持ちがいい。
利用料はもちろん、無料。wifiも飛んでおり、キッズ用のプレイスペースもあったりで、子どもも大人も満足するはず。ただし、日本の図書館に比べ、閉館が18時と早め。その点だけ、ご注意を。
いかがでしたか? 何かと閉塞感の多い現代だからこそ、大自然の中で大人も子どももリフレッシュできる場所は貴重。その点、西オーストラリアは近代的な建物と古典的な建物、そして豊かな自然が上手に調和した場所。連休や夏休みの家族旅行の選択肢として強くおすすめしたいです。
※掲載情報は渡航時(2023年3月)の情報です。最新の渡航情報は、「オーストラリア政府観光局」「西オーストラリア州政府観光局」をご確認下さい。
合わせて読みたい