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LIFESTYLE インタビュー

2024.03.06

【賀来賢人さんインタビュー】遊ぶために働いて、仕事のために休んで。家族への「ありがとう」を欠かさずに

夜の東京でカーチェイス。それも近未来から来たようなぶっ飛んだ車で。こんな「男のロマン」を実現させたショートムービーが完成!全編iPhoneで撮影されたという斬新なプロジェクトを、主演の賀来賢人さんが振り返ります。さらには、賀来さんならではの家族とのコミュニケーション術も公開。

たくさんの大人がワクワクしながら、楽しんでつくった作品

出演作品が途切れずに続く俳優・賀来賢人さんの最新発表作品は、 iPhoneのみを使って写真や映像を撮影する「iPhoneで撮影 − Shot on iPhone 」のショートムービー『ミッドナイト』。原作は手塚治虫、監督は三池崇史とあれば、期待が膨らまないわけがない!

迫力たっぷりのカーチェイスが繰り広げられ、その舞台となる新宿・歌舞伎町をはじめ「東京」が魅力的に映し出されます。本格的映画さながらの迫力とクオリティですが、実はこれ、全編「iPhone 15 Pro」で撮影されたもの。実際の撮影では、シネマティックモード、アクションモード、光が足りないところでも鮮やかに撮れるカメラや、iPhone 15 Pro Maxならではの離れた距離からの接写に最適な5倍の望遠ズームなどを活用。その体験を主演の賀来賢人さんはこう語ります。

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かっこいいカーチェイスは
男のロマン!

「僕が演じたのは、ミッドナイト(深夜)だけ営業しているタクシードライバー。通称・ミッドナイトです。見所はたくさんあるけれど、特にカーチェイスのシーンは圧巻です。現実の世界ではこんな危険なことはできないけれど、誰でもかっこいいカーチェイスをやってみたいと想像してみたことは、あるものでしょう。男のロマン、とでも言うか。それを実際に体感できたときは、本当にワクワクしました。僕だけでなく、こんなふうにたくさんの大人がワクワクしながら、楽しんで作品をつくるのは、ほんとうに貴重な体験です。

ショートムービーでは、ミッドナイトの運転するタクシーが駆ける、深夜の東京の魅力的な風景も見どころのひとつ。日本のみなさんはもちろん、海外の方たちを惹きつける力もあると思います」

>賀来さんが語る作品の魅力はOggi.jpにも

子どもが寝たあとは、
自分だけの自由な時間

賀来さんが語るように、『ミッドナイト』の舞台は「深夜の街」。そこに生きる、「何かを抱えた人たち」を乗せては解決していくのが、ミッドナイトの仕事。どうやら、単なるタクシードライバーではなさそうで…。ネオン街を駆け抜け、「第5の車輪」を持つ改造タクシーでのカーチェイスを繰り広げたりも。そして、朝になれば静かな普通の生活に戻っていく。

では、こんなミッドナイトに対して、賀来さん自身の深夜の過ごし方は…?

「それが…実は、僕は夜が弱くて(笑)。いつもは朝型なので、撮影中は久々に逆転生活でした。対策ですか? 時間があれば合間にちょこちょこ仮眠をとって、あとはカフェインとやる気で乗り越える。それしかありません。

でも、いつもの生活リズムに戻れば、夜も貴重な時間帯です。子供が寝たあと、自分が寝るまでの時間が僕にとっての自由な時間。仕事に必要な作業をしたり、映像を観たりして過ごします」

ここ数年出演作品が続き、とにかく「忙しかった」と振り返る賀来さん。今後の目標のひとつは、「しっかり休みを取り、体調管理をすること」だそう。

「パーソナルトレーニングで体のメンテナンスを続けていますが、体が硬いのだけは、なんとかしたい(笑)。今年の目標にしてます。

そして、やっぱり大事なのは『休む勇気』。きっと、毎日忙しいすべての人にいえることだと思います。仕事のためだけ、家族のためだけ、になってしまっては、人生本末転倒。家に帰ってひと息ついて、家族と過ごして、『ああ、こういう時間があるから、仕事やってるんだな』と、かみしめる。遊んだり休んだりするために仕事をして、仕事をするために休んで。

そして、家族といるときは、『ありがとう』『ごめんね』『おやすみ』…こんな普通の言葉をいつでも大事にする。それがいちばんのコミュニケーション術かもしれません」

>賀来賢人さんのお仕事論はOggi.jpにも

【賀来賢人さんへiPhoneにまつわるQ&A】

Q:iPhoneの写真アルバムでいちばん多い写真は?
A:もちろん、子どもの写真。

Q:ショートムービーをつくってみるなら?
A:世界のいろんな国の街並みを撮って集める、なんていうのはどうだろう。

Q:次に欲しいデジタルツールは?
A:今もっていないので、パソコンを。おしゃれなカフェに持って行って、作業をするのが僕の憧れです(笑)。

Q:家族とのコミュニケーションでどんなふうに使っている?
A:子どもは小さいのでiPhoneを持っていませんが、妻のを使って僕にメールしてくることがあります。最近打ち方を覚えたらしく、仕事中にメールが届いたりするのは、ちょっとうれしいです。

>さらなるQ&Aは、Oggi.jpで

俳優

賀来賢人

かく・けんと/1989年7月3日生まれ、東京都出身。2007年に「神童」で俳優デビューし、映画・テレビドラマ・舞台で活躍する。主な出演映画には「銀色の雨」「森山中教習所」「斉木楠雄のΨ難」「ちはやふる -結び-」「AI崩壊」がある。ドラマでは「今日から俺は!!」「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」「死にたい夜にかぎって」などで主演を務めた。2014年にはNHK連続テレビ小説「花子とアン」、2015年には大河ドラマ「花燃ゆ」に出演。近年の作品に映画「ちはやふる -結び-」「映画 おかあさんといっしょ すりかえかめんをつかまえろ!」「新解釈・三國志」「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」や、ドラマ「今日から俺は!!」「ニッポンノワール ―刑事Yの反乱―」「死にたい夜に限って」などがある。主演・原案を担うNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」配信中。

『ミッドナイト』

配信先:Apple Japan、YouTube ほか
監督:三池崇史
脚本:渡辺雄介
出演:賀来賢人(ミッドナイト役)、加藤小夏(カエデ役)、小澤征悦(殺し屋役)
原作:手塚治虫『ミッドナイト


●ストーリー
舞台は夜の東京。夜にしか現れないもぐりのタクシードライバー「ミッドナイト」は、デコトラを運転していた少女「カエデ」と出会う。カエデがとある事情でライバル会社に命を狙われていることを知ったミッドナイトは、彼女の逃亡に手を貸すことに。ネオン街を駆け抜け、「第5の車輪」を持つ改造タクシーでのカーチェイスも見どころ。

●原作『ミッドナイト』とは
1986年5月から1987年9月に手掛けられ、手塚治虫さん最後の週刊誌連載作品でありながら、これまで映像化されていなかった隠れた名作。「夜はいろいろな顔を持っている。その顔をひとつひとつのぞいていく男がいる。その名をミッドナイト」というプロローグで始まるこの物語は、深夜の街を走る無免許のタクシードライバー「ミッドナイト」が出会う、奇妙な乗客の姿を描いたサスペンスドラマ。ネオン輝く東京の街を、どんな道でも走ることができる「第5の車輪」を搭載した特別仕様のタクシーで駆け抜け、困難を乗り越える。

iPhone 15 Proで撮影した『ミッドナイト』映像はこちら

『ミッドナイト』撮影のビハインド映像はこちら

 

撮影/中田陽子
スタイリスト/小林 新
ヘアメイク/西岡 達也
構成/南 ゆかり

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