温度センサーの誤作動? チェックすべきポイントと解決策
エアコンが適切な温度に調整されない場合、温度センサーの誤作動が影響していることが考えられます。センサーが汚れていたり、設置場所が適切でなかったりすると、実際の室温とエアコンの認識にズレが生じることがあるのです。
エアコンの温度センサーが本体内部にある場合、埃が付着すると正確に室温を測れなくなることがあるため、メーカーの指示に従い清掃しましょう。
リモコンにセンサー機能があるタイプの場合は、リモコンの置き場所によって温度感知が変わることがありますよ。例えば、直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる位置にリモコンを置くと、正確な室温を検知できないことがあるため注意が必要です。
上記の方法を試しても改善されない場合は、センサー自体が故障している可能性もあるため、メーカーや修理業者に点検を依頼しましょう。
快適な睡眠のためのエアコン温度設定、夜間のポイントとは?
ここでは、快適な睡眠を確保するための温度設定の目安や、子どもがいる家庭での調整方法を見ていきます。

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就寝時の温度設定、何度がベスト?
眠りの質を高めるためには、体温調整を妨げないエアコンの温度設定がポイントになります。一般的な目安としては、
夏場:26〜28℃
冬場:18〜20℃
が快適とされていますが、実際には体質や寝具、部屋の断熱性などによって適温は異なります。
冷房の設定温度が低すぎると、体が冷えて寝つきが悪くなったり、途中で目が覚めたりする原因に。一方、暖房を強めすぎると、室内が乾燥しやすくなり、喉の不快感や肌の乾燥を引き起こすこともあります。そのため、エアコンの温度を一定に保ちつつ、加湿器や寝具(毛布やパジャマ)をうまく組み合わせることで、より快適な睡眠環境を整えることができます。
また、エアコンに搭載されている「おやすみモード」や「タイマー機能」を活用すれば、就寝中の温度変化に対応しながら無駄な電力消費も抑えられて一石二鳥。心地よく眠るための工夫として、ぜひ取り入れてみてください。
赤ちゃんや子どもがいる家庭のエアコン温度設定
子どもは大人に比べて体温調節機能が未発達なため、冷暖房の影響を受けやすくなります。したがって、赤ちゃんや小さなお子さんがいる家庭では、より一層の配慮が必要になります。目安としては、
夏は27〜29℃
冬は22〜24℃
を基準に調整するといいとされていますよ。ただし、室温だけでなく、湿度や風向きも快適さを左右する重要なポイント。風が直接体に当たらないよう、風向きを天井方向に設定したり、サーキュレーターで空気を循環させたりする工夫もおすすめです。
特に赤ちゃんは、寝ている間に体温が下がりやすいため、エアコンだけでなく寝具の工夫も大切です。おくるみやスリーパーなど、通気性と保温性のバランスがとれた寝具を使うことで、より快適で安心できる眠りの環境を整えてあげたいですね。
最後に
エアコンの温度設定は、一見単純なようでいて、快適さ・電気代・健康といった様々な要素に影響を及ぼします。本記事で紹介したポイントを実践することで、より快適な室内環境を作りながら、無駄なエネルギー消費を抑えることができるでしょう。適切な温度管理を心がけ、効率のいい快適なエアコンライフを送りましょう。
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