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2025.06.04

傘やカッパの撥水が戻る? 家庭でできる「撥水復活」の具体的な方法【専門家監修】

お気に入りの傘やカッパ、最近雨が滲む気がする…と気になる方もいらっしゃるでしょう。傘やカッパは、日々のちょっとした手入れが、長く快適に使い続けることにつながります。この記事では、家庭でできる「撥水復活」の工夫や具体的な方法、アイテムごとの最適な方法を紹介します。

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Summary

  • 傘やレインコートの撥水性は時間とともに劣化するが、自宅の家電を使って復活可能。
  • 撥水力低下のサインは、濡れ方や乾き方の変化に表れる。
  • 素材やアイテムに合わせたケア方法と注意点を解説。

お気に入りの傘やレインコート、気づけば水を弾かなくなっていませんか? 買い替えの前に、自宅でできる「撥水復活」の方法を試してみるのもひとつの手です。ドライヤーや乾燥機など、身近な家電で再加工できる方法なら、時間も手間も節約できます。

この記事では、初心者でも無理なく実践できる撥水復活の方法を、創業80余年の歴史を持つ京都発祥の染み抜き・お直し専門店である「きものトータルクリニック吉本」さんにお聞きしました。アイテム別・道具別に分けて分かりやすく紹介していきます。

傘やカッパの撥水が弱くなった? 撥水効果が落ちる原因とは!?

水を弾いていたはずの傘やカッパが濡れやすくなる理由は、繊維表面にある撥水成分が徐々に摩耗していくからです。雨に濡れたまま折りたたんで放置すると、湿気と汚れが加工面に残り、機能が損なわれます。洗濯や摩擦だけでなく、経年による空気中の汚れの蓄積も影響します。

つまり、「使う頻度が少ないから大丈夫」と思っていても、保管状態によって撥水効果は少しずつ失われていくのです。

撥水

(c) Adobe Stock

見た目では分かりづらい「劣化のサイン」

撥水性が落ちているかどうかは、外見だけでは判断が難しいです。目安になるのは、雨が布地の表面で水玉にならず、しみ込んでいくような状態。

表面が乾いているのに手触りがゴワつく光の当たり方でムラがある、という現象も撥水加工が弱まっている可能性を示します。新品時と比べて「乾きが遅い」と感じるのも、効果低下のサインとして見逃せません。

使う前にできる簡単なチェック方法

外出前に撥水性を確認する方法としては、布の端に霧吹きで水をひと吹きしてみるのが簡単です。水が丸くなって転がれば、撥水性はまだ機能しています。一方で、水がじんわり広がったり、染み込んでいくようなら加工の効果は弱まっています。

家庭にある道具でできる! 撥水を復活させる具体的な方法

傘やカッパの撥水効果が弱くなってきたと感じたとき、クリーニングに出す前に試せる方法があります。ここでは、ドライヤー・アイロン・乾燥機を使った基本的な手順を紹介します。

ドライヤーを使った撥水復活の基本手順

まずは、傘やカッパの表面に熱を加えることで、繊維表面に残った撥水剤を再活性化させる方法を紹介します。風の向きを固定せず、全体にまんべんなく熱を行き渡らせるのが肝要です。折り目や端の部分は撥水性が落ちやすいため、念入りにあてると効果が出やすくなりますが、30秒程度で十分効果があります。最後に水を数滴垂らし、水玉になれば成功のサインです。

【基本手順】

 1. 表面を乾いた布で軽く拭き、ほこりを落とす
 2. ドライヤーを「中温」に設定する
 3. 生地から約15cm離し、温風をムラなくあてる
 4. 片面につき約2分ずつ、全体を温める

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