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BEAUTY 毛穴

2018.11.17

詰まり・黒ずみ・たるみ!毛穴が目立つ3つの原因を直視せよ

 

ふと気づけばTゾーンは詰まった毛穴でザラザラ、頰は開いた毛穴でオレンジの皮のよう…! 毛穴の詰まり、黒ずみ、たるみ…一体どうしたらいいの。そこで皮膚科医の慶田朋子先生に洗顔方法、ケア方法をうかがいました。

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年を重ねるごとに増える、女の毛穴悩み。40代の肌には3種の毛穴が混在している!

《気になる!》1. 詰まり毛穴

つまり毛穴

皮脂と古い角質が混ざって、毛穴を詰まらせた状態

鼻や眉間、あごなど、皮脂分泌が多いエリアに目立つ毛穴。毛穴の中で代謝して剝がれた古い角質と皮脂が混ざり、〝角栓〟となって毛穴を詰まらせます。放置するとどんどん大きく。

《気になる!》2. 黒ずみ毛穴

黒ずみ毛穴

詰まり毛穴を放置すると、表面が酸化して黒ずむ

詰まった角栓も日々の洗顔で表面を少しずつ落とせていれば問題ないのですが、洗顔が疎かだと、表面が酸化して黒ずみます。こうなると角栓は硬くなり、頑固で落ちにくい状態に。

《気になる!》3. たるみ毛穴

たるみ毛穴

コラーゲンが弾力を失い、密度も低下して、毛穴が伸びる

頰の内側に多く見られる毛穴。真皮のハリを保っていたコラーゲンやエラスチンが弾力を失い、密度が低下すると、肌が重力に負けてたるみ、毛穴が開きます。進行すると伸びて涙形に。

お手入れで改善させつつ、プロの手も取り入れてメンテナンスを

毛穴とは、読んで字のごとく毛が生えている穴。でも顔の場合、毛はほぼ生えていない…!? 皮膚科医の慶田朋子先生に取材すると、「体の毛穴の場合、穴から毛が生えていて、毛を乾燥させないための皮脂腺が横に付属しています。ところが顔の場合、毛自体は退化してしまい、ほとんどがうぶ毛に。逆に皮脂腺は体のそれより大きくなっています」という回答が。皮脂が多く出る分、体にはないテカりやベタつきが起こりやすいそう。さらに、多くの毛穴トラブルも発生します。 「肌表面と同様、毛穴の中でも角層の代謝が行われているので、皮脂と古い角質が混ざって〝角栓〞となり、毛穴を詰まらせます。それを放っておくと、大きく硬くなって毛穴を開かせ、さらに表面が酸化して黒ずみ毛穴に。これらを防ぐには、日々のきちんとした洗顔が大切です」(慶田先生) もうひとつ、アラフォーの悩みといえば、頰のたるみ毛穴。「肌がたるむと皮膚が重力で伸び、頰の大きな毛穴は引っ張られて目立ちます。保湿やハリを与えるケアなどで多少目立たなくはなりますが、根本改善は難しいもの。日焼け止めを毎日塗ってたるみの進行を緩やかにし、気になるなら医療の力も取り入れましょう」(慶田先生)

Q&A 毛穴ってどうしたら小さくできる? 慶田先生に聞きました

毛穴が詰まっていたり、たるんでいたりすると、不潔な印象。ついあれこれお手入れしたくなりますが、間違ったお手入れは逆効果になる可能性大! 専門家がすすめる正しいお手入れを。

Q. 詰まった毛穴は押し出してもOK?
A. 軽く表面だけならOK。でも力の入れすぎには注意

「洗顔の後、角栓が表面に飛び出していたら、それを軽く指で押して取り去る分には問題ありません。ただし、内出血するほど強く押したり、指で角栓を絞り出したりするのは、肌を傷つけるのでやめて。かえって毛穴にダメージを与え、広げてしまう原因にもなります」(慶田先生)

Q. たるんだ毛穴は、お手入れで元に戻りますか?
A. 効果的なお手入れはありますが、たるみを巻き戻すのは難しい

「ビタミンCやAなどコラーゲンを増やす成分をお手入れに取り入れるのは、たるみ予防に有効です。保湿しても毛穴は目立たなくなります。ただ、今のたるみを巻き戻すのは難しいですね。たるみ治療を取り入れるのも一案です」(慶田先生)

Q. 毛穴の詰まりをなくすには、やっぱりパック?
A. 剝がすパックは卒業して、毎日の洗顔をしっかりと

「角栓をとるパックは、周囲の肌にも負担が。特にアラフォーの肌は薄く弱いので絶対にNGです。日々の洗顔で少しずつ取り去って」(慶田先生)。普段から角質ケアを取り入れておけば、角栓が硬くなるのを防いでくれ、毛穴も目立ちにくく。

Q. 洗顔料を使わないほうが、毛穴が目立たなくなるって本当?
A. 角栓が悪化します。朝も夜も洗顔料できちんと洗って

「肌が乾燥するから朝はぬるま湯ですすぐだけ、という声もよく聞きますが、毛穴詰まりが気になるなら、洗顔料できちんと洗わないと角栓はとれません。よほど乾燥して毛穴がほぼ目立たない人以外は、朝も夜もしっかり洗顔を」(慶田先生)

Q. 秋になったら毛穴が目立つ…紫外線はやっぱり関係ありますか?
A. 紫外線はたるみと乾燥の原因。毛穴の目立ちにつながります

「老化の原因の多くは紫外線。肌深部の真皮層にダメージを与えてたるみを引き起こし、表面の乾燥も招きます。すると、たるみ毛穴が悪化したり、角栓が詰まりやすくなったり。秋も日焼け止めをしっかり塗りましょう」(慶田先生)

【column】

知っておきたい毛穴の構造

毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺がついています。顔の場合は毛の多くがうぶ毛なので、毛に行き渡らず肌表面にしみ出したり、古い角質と混ざって角栓の原因にも。真皮がたるむと表面がハリを失い、毛穴も開いてしまいます。

お話を伺った方

銀座ケイスキンクリニック 院長

慶田朋子先生

東京女子医科大学卒。医学博士。皮膚理論から先端の美容医療まで卓越した知識をもち、TV出演も。著書『365日のスキンケア』(池田書店)が好評。

Domani2018年10月号『夏の終わりは“毛穴”ケア』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/吉田健一(No.2) スタイリスト/柿原陽子 画像提供/シロノクリニック、ドクターシーラボ 構成/大塚真里

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