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2019.01.12

知ってた?ワーママとワーパパ、家事時間にはこんなにも差があった!

「家事時間」についてアンケートを行ったところ、男女の家事にかける時間の差や、ストレスと家事時間の関係が明らかに!あなたが1日に家事に費やす時間はどれくらい?

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あなたの1日の家事時間はどれくらい?

みなさんは毎日の家事にどれくらいの時間をかけていますか?仕事で疲れていてもご飯は作らなくちゃいけないし、洗濯もしなきゃいけないし……と日々大変な思いをしている人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は「家事時間」についてのアンケート調査をご紹介!男女間で家事に費やす時間にどれくらいの差があるのか?ストレスと家事にどんな関係があるのか?気になる結果を早速チェックしましょう。

男女間で家事をする時間にこれだけの差が!

既婚有職者の家事時間(平日休日/男女別)

はじめに、既婚で働いている男女に平日・休日それぞれどれくらいの時間を家事に費やしているか聞きました。男性で家事を「ほとんどしない」と答えた割合は、平日34.0%、休日27.1%にもなり、「60分未満」と合わせると、平日・休日共に家事時間は1時間以下という割合は8割ほどという結果に。一方、女性で家事を「ほとんどしない」と答えた割合は平日・休日どちらも約2%で、家事時間が1時間以下と答えた割合も3割ほどにとどまりました。そして女性は3割もの人が平日も休日も家事に「1時間以上2時間未満」を費やしているということが明らかに。さらに休日の「3時間以上」に注目すると、男性で「3時間以上」と答えた割合が2.4%なのに対し女性は16.8%と、女性に家事負担がかかっていることがわかる結果になりました。

「子どもがいる・いない」でも家事に費やす時間に違いが。ワーママ、ワーパパの一番多い家事時間は?

子どもあり・なし 既婚有職者の家事時間(平日休日/男女別)

続いて、既婚で働いている男女の、子どもがいる場合といない場合での家事時間を比較してみました。まず平日と休日を比較すると、男性には大きな差は見られませんが、女性は休日の「2時間以上」「3時間以上」の割合がぐんと増えていることがわかります。また、男性は「子どもがいる」場合より「子どもがいない」場合の方が家事時間が長い傾向が。一方で女性の場合は、男性とは反対に「子どもがいる」女性の方が家事時間が長いという興味深い結果になりました。

この世には「見えない家事」が存在する……

「見えない(名もなき)家事」とは、一般的な家事に付随していながら一緒には行われず、別途の手間となる家事のこと。例えば、洗濯前の洗剤の詰め替えや、掃除後の掃除機内のごみ捨て、シャンプーの交換、子どもの服の用意などを指します。「料理」や「掃除」のようにわかりやすい名前があるわけではないけれど、誰かがやらなければならない家事ということですね。

既婚有職者の家の中の雑務時間(男女別

既婚有職者の料理のための準備時間(男女別

この「見えない家事」、つまり「家の中の雑務」について、男性の39.4%が「ほとんどしない」と答えました。また、献立決め、買い物など「料理のための準備」も、男性は49.3%が「ほとんどしない」と回答。一方、女性でこれらの「見えない家事」を「ほとんどしない」と答えた割合は1割を下回り、多くの人が毎日30分以上を費やしていることがわかりました。

「見えない家事」に費やす時間、子どものいる女性が最長

子どもあり・なし 既婚有職者の家の中の雑務時間(男女別

子どもあり・なし 既婚有職者の料理の準備時間(男女別

続いて、「見えない家事」にどれだけの時間を費やしているかを、「子どもがいる・いない」でも比較。その結果「家の中の雑務」、「料理の準備」共に、「子どものいる」男性がもっとも時間を費やしていないということが明らかに。そしてやはりここでも、もっとも長い時間を費やしているのは「子どものいる」女性という、対照的な結果になりました。

ストレスと家事に費やす時間に関係が?

子どもあり・既婚有職女性 ストレス性疲労者の家事時間 (平日休日)

次は、これまでのアンケート結果から特に家事時間が長いことがわかった「子どもあり・既婚・仕事をしている女性」の家事に費やす時間を、「ストレス性疲労のある・なし」で比べてみました(ここでは、ストレス量が個々人のキャパシティを超えて起こる心身の疲労状態を「ストレス性疲労」と定義します)。その結果、「ストレス性疲労あり」の女性は「ストレス性疲労なし」の女性に比べ家事に2時間以上費やしている人の割合が多いということがわかりました。特に休日はその差が顕著なようで、「ストレス性疲労なし」女性の休日の家事時間は「1~2時間」の33.5%をピークに減少していき「3時間以上」では約15%にまで減りますが、「ストレス性疲労あり」女性は「1~2時間」29.7%、「2~3時間」26.1%、「3時間以上」21.3%と、どの時間でも2~3割を保っています。

ストレスが大きい女性は、自分のための時間がない?

既婚有職女性 休日家事時間「3時間以上」「ストレス性疲労あり」のその他習慣時間(平日休日)

    続いて、休日の家事時間「3時間以上」だった「ストレス性疲労あり」女性(21.3%)の、その他の習慣に関する時間をまとめ、女性全体と比較。その結果、「ストレス性疲労あり」女性の4割強が平日休日ともに「趣味時間」に費やす時間は「ほとんどない」と回答。美容・健康に関する「セルフケア時間」も、「5分以下」という人が4割に上りました。女性全体ではどちらも3割ほどなので、その差がよくわかります。意外なことに「睡眠時間」には大きな差は見られませんでした。「ストレス性疲労」にさいなまれる女性たちは、家事に長時間費やす一方、自分のために使う時間がないという傾向があるようです。

    最近では男性でも料理が得意であったり、家事や育児に積極的であったりという人が増えている印象でしたが、やはりまだまだ女性への負担が大きいということがよくわかる結果となりました。また、子どもがいると男女ともに家事時間が増えそうなものですが、女性は子どもがいる人の方が家事時間が長いのに、男性は短いというのが印象的。女性の方が、子どもができた後育児のために仕事を以前よりセーブする人が多いということでしょうか。

    そして、「ストレス性疲労」のある女性たちは、休日でも家事に時間をとられていたり、趣味やセルフケアなどにあまり時間をかけられない傾向にあることも明らかに。やはり趣味で日々のストレスを解消したり、自分のために使う時間を持ったりというのは大切なようです。とはいってもそれが難しいくらい忙しいから大変なんですよね……。仕事に家事・育児にと忙しい日々を送っている人は、ストレスが限界を超える前にパートナーとの家事分担や自分のための時間を見直してみるといいかもしれません。

    【調査概要】
    調査名:ココロの体力測定2018
    方法:インターネット調査
    調査期間:2018年3月7日~17日
    サンプル数:14万人(男女各7万人)
    ※都道府県ランキングに必要な数、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正
    設問数:15問
    調査機関:株式会社メディプラス研究所

    情報提供:一般社団法人ストレスオフ・アライアンス

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