名前つけ、バック製作、着替えの練習…小学校入学時の悩みに『小学一年生』編集部がアドバイスします!
4月からいよいよ一年生。初めてのお子さんなら、ママも小学校生活は初めてのことだらけ。それでも、3月に入ったら入学に向けた準備を始めておきたいところ。どんな準備がよかったか、大変だったことなどを先輩ママ50人に聞きました。
1:名前つけ
『クレヨンや色鉛筆、のり、鉛筆に至るまで、小さいものにまで書かなくてはいけないのが大変でした。教科書やお道具箱などは入学式当日に配布。油性ペンを持って行って、その場で書きました』(現小一男の子のママ)
✔︎『小学一年生』編集部のアドバイス
入学説明会で念押しされる持ち物の名前書き。ノートや筆箱、スクールバッグに上履き入れ、給食袋など、とにかくたくさんあるんです。一度に終わらせようとすると本当に大変なので、少しずつ進めていきましょう。このママが言う通り、入学式にも油性ペンを持っていくと、入学式に配布される教科書やお道具箱などにすぐ書けるので、とても重宝します!
2:給食袋やサブバッグの製作
『サイズが決まっていたので、慣れないミシン作業でがんばって手作りしてみたけれどなかなかうまくいかなくて……。途中から母にバトンタッチしました。今思えば、市販のものでもよかったかなと思いますが、初めての子でしたので、手作りにこだわってしまいました!』(小三女の子のママ)
✔︎『小学一年生』編集部のアドバイス
器用なママなら本領発揮! ですが、苦手なママも結構多いんですよね。私も最初の子のときは給食袋を慣れないミシンで作りましたが、スクールバッグやうわばき入れは、おばあちゃんに作ってもらいました。なんと2番目に至っては、学校のバザーで安く買って済ませました! 大切なのは、子どもが喜んで使ってくれること。子どものお気に入りが用意できれば、オッケーなのかなと思います。
3:入学式の洋服
『娘と2人でデパートに買いに行ったところ、すぐにお気に入りを見つけたんです。ところが予算よりもかなり高価ものを「絶対これ!」と頑として譲らず、その場でもめましたね。 「それなら、これはキープしておこう」と話し、ほかのお店へ連れて行きました。そこで似たようなお手頃価格のワンピースをみつけて納得してもらいました』(小三女の子のママ)
✔︎『小学一年生』編集部のアドバイス
女の子って、かわいい洋服には目がありませんよね。入学式で着る服は、フォーマルなワンピースやアンサンブルスーツ。一緒に買いに行けば、テンションが上がってしまうのかもしれませんね。最近は、ネットショップで購入する人も多いようです。あらかじめいくつか候補を絞ってから、子どもに決めてもらえば、不必要なケンカはグッと減るのではないでしょうか。
一方、男の子の場合は、ワイシャツにブレザー、ハーフパンツのスーツが一般的。入学式当日は、激しく動いても着崩れしない配慮が必要です。靴はローファーなどの革靴が一般的ですが、入学式以外で履く機会はほとんどありませんよね。そこでわが家では、黒いスニーカーを購入し、入学式はもちろん、翌日からは普段使いで履かせました。
4:着替えの練習
『入学説明会で、「体育や健康診断などで、体操服に着替えることがあるので、お家でも1人で着替えられるようにしてください」と言われました。息子は年中のころから1人で着替えていたので、それほど心配していなかったんです。けれど、実際にはボタンをつけたりするのに時間がかかったり、トレーナーやシャツを後ろ前に着ていたりすることも。ですから、気づいたときには直すようにしていましたね。それから、脱いだ服をきちんと置けるように、洋服のたたみ方も教えました。「きれいにたためたよ!」と、楽しんでやってくれたので助かりました!』(小一男の子のママ)
✔︎『小学一年生』編集部のアドバイス
入学してすぐに健康診断があります。その際、体操服に着替える学校は少なくありません。入学までに、できるだけスムーズに着替えられるように、ママはサポートしてあげましょう。体育や健康診断などで着替える必要がある日は、苦手要素の少ない服装でオッケーです。例えば、ボタンかけが苦手な子なら、トレーナーなどボタンのない服装を。また、洋服を後ろ前に着てしまう子なら、前後がわかりやすい柄やデザインのものをセレクトしましょう。それから、脱いだ服はたたんで置く習慣がついているといいですね。
5:通学路の確認
『春休みの間に、子どもと一緒に何度か家と学校を往復しました。3回目でひとりで行かせようとしたら、大泣きしてしまって……。かわいそうでしたが、心を鬼にして先に歩かせ、私は少し離れて後ろからついて行きました。泣きながら一人で歩いているので、すれ違う人はびっくりしていましたけど、しょうがないですよね。それでもようやく学校にたどり着いたときは、すっかりニコニコ笑顔に。1人で行けたことで自信がつき、入学後も元気よくお友だちと一緒に登校してくれました』(小2女の子のママ)
✔︎『小学一年生』編集部のアドバイス
うっかり忘れがちなのが、通学路の確認。どんなに近所に小学校があったとしても、子どもは教えない限り、「行き方を知らない」と思っていたほうがよいでしょう。その際、交通ルールや横断歩道の渡り方、危険な場所なども教えておきましょう。「往き」と「帰り」では、道を曲がるポイントや渡る方向が逆になります。大人なら簡単ですが、子どもは「帰り」もきちんと教えておきましょう。
構成/天辰陽子(小学一年生編集部 ライター)
教えてくれたのは
『小学一年生』編集部
「ピッカピカの一年生」でお馴染みの学習雑誌『小学一年生』。最新号の『小学一年生』4月号が大好評発売中。毎回ビックリする今号の付録は、「ドラえもん ぴっかぴか めざましどけい」。光るタイマーでドラえもんが教えてくれる、まるでドラえもんの四次元ポケットから出てきた秘密道具のような優れものです。