「職場のお荷物」から「ニッポンの働き方を変える!」に方向転換【ワーママの転職/白鳥さんの場合・前編】 | Domani

Domani

ニッポンのワーママはかっこいい!

  • facebook
  • twitter
  • instagram
  • youtube
  • search
 

WOMEN美しい女性には美しい物語がある。

2019.06.22

職場のお荷物になりたくなくて、疲れ切っていたかもしれません【ワーママの転職/白鳥さんの場合・前編】

転職のスタイルは十人十様。成功ポイントも人それぞれ。ワーママになってから転職・独立を実践した実例を紹介する新連載。今回は、営業最前線の仕事を経て転職した白鳥さんの場合(前編)。

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
Tags:

「ママは職場のお荷物」と思われたくないから、
無理して頑張ってました

●PROFILE
白鳥 舞さん・32歳・神奈川県横浜市在住
人材関連会社勤務
4歳の男児の母

●キャリア遍歴
・22歳、飲料メーカーに就職。営業職として活躍。
・27歳、男児を出産し1年間の育児休暇を取る。その間に会社が合併し組織変更。
・28歳、飲料メーカー(合併後)に復職しマーケティング・商品企画を担当。息子は保育園へ。
・31歳、企画部門で副課長に昇進。
・32歳、人材関連企業に転職。人材マーケティング(営業企画)を担当。
 副業として個人でキャリアカウンセリングも行う。

息子が「ママ疲れてる?」

飲料メーカーの営業は、週3日は地方出張。泊りがけのことも、終電帰宅もありました。男性ばかりの職場で女性営業職はごくわずか。大変だったけど、自分の希望した仕事だし、企画提案にはやりがいを感じていましたし、いずれは本社で企画や広報へ、というキャリアプランも抱いていました。ただ、なんとなく心の中では、ずっと思ってました。

子どもを産んだらもう、好きに仕事はできないんだろうな。

だからこそ、「今だけ」だと思って、猛烈に仕事に向かってたような気がします。その「猛烈」な時期を過ぎたら、育児と両立しよう。そんなふうに考えていたのです。

実際、思い描いていたとおりになったといえば、そうなのですが…。産休中に会社が合併し、産休後に復帰したときは、以前より勤務地が遠くなり、社内の雰囲気も変わってしまったのは、大誤算でした。

商品企画やマーケティングは、「終わりがない」と言われるくらい、考え続けたりこだわったりする仕事で、「ここまで」というラインがありません。時短やフレックスの制度を使い、勤務時間は9時から16時半でしたが、子どもを寝かしつけた後、もう一度パソコンに向かう日々。その頃の私は、ずいぶんとひとりで仕事を抱え込んでいました。やりがいはあるものの、両立はやっぱりしんどい。そういえば、息子に「ママ疲れてる?」ってよく言われてました。

人に頼ることが下手でした

息子が熱を出して急に休みをとらなくてはならないことも、もちろんありました。自分自身が体調を壊してしまったこともありました。でも気づいてみれば、そうなったときに周囲がサポートしにくい状況を、自分でつくってしまっていたのです。仕事もなにもかもひとりで抱え込んで、周囲から「助けたい」と思わせる存在になれていなかった。社内の飲み会も行けなかったし、雑談をする余裕もなかった。完璧主義で、人に頼ることも下手だった。そして、何かにつけて「時間がない」ばっかり言っていた…。

そう気付いてからは、少しずつ変わりました。忙しくても職場のメンバーとランチに行き、「人」としての関わりをもつ。わからないことは人に頼ったり、気軽に聞いたり。

また、効率化を考えると不要な会議や仕事のプロセスも見えてくるものです。たとえば「その会議、必要ある?」と、勇気を出して口にしてみれば、周囲は「そういえば、そうだよね」と。少しずつですが、社内の効率化につながっていったのです。

ワーママが「イレギュラー」ではなく「当たり前」の職場へ

職場復帰し商品企画になって3年目。状況は少しずつ改善されてはいるものの、その先のキャリアプランが描きにくく、自分自身の先のことも考えるようになります。多くの人が感じる、「自分は今後どうしていきたいんだろう」という悩みに私も直面したのです。それを突き詰める中で出会ったのが、オンラインキャリア講座「MYコンパスアカデミー」でした。

3か月のオンライン講座は、自分のキャリアを見つめ直し、これまでふわっとしていた<やりたいこと>を明確にするいい機会でした。それをきっかけに、転職のためのエージェントに登録するときには、自分の中での目指すものがしっかりと出来上がっていたのです。

基準のひとつは「人材に関わる仕事」で、同じように悩める女性たちを応援したいということ。もうひとつは「柔軟な働き方を当たり前にできること」。

それまでも時短や在宅勤務などの制度を使ってはいたけれど、どうしてもワーママは「イレギュラー扱い」になってしまう。そうではなくて、誰もが柔軟に働けて、ワーママがもっと活きる働き方や事業もあるはず。無理をしながらワーママをやるんじゃなくて、ワーママであることが仕事に役立つことをしたい。そうだ、ワーママから日本を変えることだってできるかもしれない!(後編に続く)

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』が6月28日小学館より発売されます! ほかにOggi誌面「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」などなど連載中。

Domaniの試し読み・購入はこちらへ

Read Moreおすすめの関連記事