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LIFESTYLE 雑学

2019.08.13

医師もすすめるレモン摂取。気になる3つの健康効果って?

 

夏になり暑くなると、レモン風味の爽快感が欲しくなりますよね。実は、レモンには疲労回復効果があり、夏バテ予防にも効果的なんです。今回は専門家の方に、レモンの意外な健康促進効果について訊ねました!

夏こそレモン!夏バテ予防していつまでも健康に

レモン島では、5日に1個レモンを摂取

急斜面が多くレモン栽培に最適な地で、「レモン島」と呼ばれているレモンの一大産地である広島県大崎上島の島民は5日に1個レモンを摂取しており、全国平均と比べるとなんと15倍!レモン果汁をうまく使うほか、皮ごとまるごとたべているそう。

そんなレモン島の平均寿命は平均80歳と全国平均よりも7歳も高いのです。男性は、全国平均が72.14歳に対し、レモン島民は76.4歳と4歳高く、女性は、全国平均74.79歳に対しレモン島民は83.7歳と約9歳も高いという結果でした。この結果について、県立広島大学保健福祉学部 理学療法学科 教授でレモン健康科学プロジェクト研究センター長・飯田先生に解説いただきました。

(C)Shutterstock.com

レモンの意外な3大効果

1.骨を丈夫にする

飯田先生が行った健康調査(※)によると、女性では、同年齢平均の骨密度よりも、島民の方の方が高い傾向が見られました。さらに、レモンを多く摂取している島民は、骨密度が高いこともわかりました。「骨密度が高い理由のひとつとして、レモンに含まれるクエン酸が持つキレート作用が関係していると思います。キレート作用とは、カルシウムをはじめ、ミネラルを腸から吸収しやすい形に変えることです。そのため、血中カルシウム濃度が維持され、骨密度を維持することにつながります。通常カルシウムは、人体には吸収されにくく、食物から摂取した場合約70%は体外に排出されてしまいます。特に高齢になると腸から吸収されるカルシウム量は低下傾向にあり、体は骨に蓄えられているカルシウムを使って補おうとします。その結果、骨粗しょう症になりやすくなるのです。島民の皆さんは、普段から多くのレモンを摂ることで、自然とカルシウムが体内に吸収されやすくなっているので、平均よりも骨密度が高くなった理由の一つにレモンの摂取が考えられます」とコメント。

2.血圧をさげる!

レモンを定期的に摂取している方の方が、最高血圧が低く抑えられていることが健康調査(※)にて判明。飯田先生は「レモンが血圧を下げる理由は皮に含まれるレモンポリフェノールと、果汁に含まれるレモンフラボノイドが関係しています。高血圧自然発症ラットを用いた研究でも、レモン果汁やレモンフラボノイド類が血圧に影響を及ぼす可能性が示唆されています(※1) 」と話しています。

また、減塩外来(聖光ヶ丘病院)の渡辺尚彦先生によると「酸味には、塩味を引き立てる効果があるため、少ない塩分でもしっかりと味を感じることができ、減塩につなげることができます。レモン島の皆さんは、普段からレモンを料理に取り入れる中で自然と少ない塩分でおいしいと感じる味覚ができているのではないでしょうか。レモンのさわやかな酸味や香りは、和洋中どんな料理にも合わせやすく、レモンは1年中簡単に手に入れることができます。患者さんの中には、血圧を下げるために食事による減塩指導も行っています。無理なく簡単に減塩生活ができるという点で、減塩外来ではレモン果汁を食事に取り入れることを指導しています」とのこと。積極的にレモン果汁を取り入れていきたくなりますよね。

3.疲労回復を助ける!

呼吸器内科の専門医の大谷義夫先生はレモンを代表する栄養素ビタミンCについて「重労働下の厳しい環境では、ビタミンCはカゼ予防に有効であるという研究結果(※2) がでています。これは、疲れている状況でのカゼ予防として、ビタミンCが有効である可能性があるといえるでしょう。これからの季節、夏風邪なども気になる季節です。寝苦しい夜がつづき睡眠不足で仕事をして、疲労が蓄積されることも多くなるのではないでしょうか。そのような時は、意識的にビタミンCを多く含むレモンを食事に取り入れることをおすすめします」とコメント。

夏は暑くてただでさえ疲れがたまる季節。積極的にレモンでビタミンCをとって、美味しく夏バテや風邪予防しましょう♡

情報提供▶︎ポッカサッポロ

※2017年2月~2018年2月に実施した島民90名(61.9歳±10.8歳、男性26名女性64名)を対象にした健康調査
※1  Suppressive Effect of Components in Lemon Juice on Blood Pressure in Spontaneously Hypertensive Rats Food Science and Technology International, Tokyo 1998, Vol. 4, No. 1, P 29-32
※2  出典:2016年9月日本胸部臨床、上気道感染症を科学する「ビタミンCと風邪との関連」

 

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