Q:時短勤務になると目につく不要な会議。どうすれば減らせる?
答える人/白鳥 舞(キャリアマーケッター)
A:「上司にとっての」メリットを「具体的に」伝えて、前向きに改善提案!
本来、ムダな会議が減るのは上司にとってもいいこと。「参加したくない」で終わらせず、会議をなくすことが組織(=上司)の成果につながることをうまくアピールしたいですね。
とはいえ、何かを変えるというのは、それ自体に手間やストレスがかかることも事実。だからこそ、相手がよい未来をイメージしやすいよう、そのメリットをできる限り「具体的に」伝えることを私自身は意識しています。
たとえば、ひとつの会議をなくすと、何名の社員の何分間が浮くか。もし8人の1時間であれば8時間、つまりフルタイム丸1日相当の時間が得られます。その時間があれば、何ができるでか。というように。
また、浮いた時間を他の仕事に充てるのではなく、「残業を減らす」という選択肢もぜひ提示していただけたらと、個人的には思います。残業は、全員が「本気で減らしたい」と考えていない限り、減らすのは難しいもの。仕事のスピードを上げるのではなく、「やらないことを決める」というのは、簡単ではありません。だからこそ、無駄な時間に気づいたチャンスに、ぜひあなたから社内を変えていってください。
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キャリアマーケッター
白鳥 舞(しらとり まい)
パラレルキャリア・ワーママとして、会社員・個人の双方でキャリア支援を行う。
新卒で入社したメーカーにてブランディングに携わる中、女性の働き方に関心を持ち、「ヒト」のブランディングをすべく人材業界に転身。ひとりひとりの資質を活かしたライフキャリアの構築をサポートする。慶應義塾大学卒。
○キャリアブランディング講座『”i”クリエイト』
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。