1収穫で2度美味しい。旬の味覚を満喫する農業収穫体験のススメ。
今年はゴールデンウイークに大型旅行に出掛けたゆえ、夏休みはコンパクトにまとめる方が多いというニュースを見ました。まさに我が家も9泊12日のブラジル旅行という思い切った行動に出たため、普段の旅行熱がトーンダウン気味の夏。さりとて、貴重な子供との時間、せっかくなら普段と違うことやってみたい!(ついでに夏休みの宿題ネタも集めたい!)ということで行き着いたのが野菜の収穫体験。翌日の「子どもと料理」そして「お友達におすそわけ」まで繋がる何度もオイシイ経験となりました。
8:00 都内某所出発
海でも山でもなく、完全シティガールの私の辞書に「山の日」はなく、山へ向かう道が激混みしていることで今日は山の日だという事実を知っても後の祭り。「まだ~?」と繰り返す娘たちに「あと10曲かな!」と(何度も)繰り返しながらLINEミュージックで子供たちの好きそうな歌を次々と探すDJかあちゃんと化して3時間の道のりをしのぐ。
ちなみに小1娘のヒットはTWICEでもAKBでもなく、Tik Tokで大ブームになったラッツ&スターの「め組のひと」。何度となく全員で「めっ!!」と熱唱しながら無事到着。
12:00 秦野市の農園に到着
まず収穫方法を説明していただいたあと自由に各自収穫する方式。この日採れるのは、きゅうり、トマト(ミニ、ミディ、通常サイズ)、オクラ、トウモロコシの4種類。持ち帰りの量はそれぞれ決められているが、その場で食べる分には食べ放題!とはいえ、さすがに生の野菜を大量に食べることはありませんが、例えば緑のトマトと熟れ切ったトマトの食べ比べや、大きいキュウリと赤ちゃんキュウリどっちがおいしい?など、植物としてのサイクルを体感することができることも醍醐味。
4歳娘の腕よりも太いキュウリ、すごい育ち具合!
12:30 収穫開始
軍手もはめて、いよいよ収穫するぞ~となったものの、炎天下+ビニールハウスの暑さに子供たち開始5分で撃沈状態。まずい!わざわざ片道3時間もかけてきて大人だけが収穫して帰るのはむなしすぎる!ということで子供たちが一番大好きなトウモロコシから収穫。バテ始めていたものの、自分たちで選び、もぎ取り、皮をむく作業をするうちに次第に楽しくなり始める子供たち。そして恐る恐る、生のトウモロコシにかみついてみると・・・
「あま~~~~~い!!」
トウモロコシの甘さというより、なんだかスイカのような、みずみずしい水分と甘さに驚きとともにすっかり元気回復。あまりの美味しさに、苦手なトマトを収穫する元気も湧いてきたよ。ありがとう、トウモロコシ。
13:30 お土産品を清算して帰途へ
親戚と友人中に配りたいほどおいしかったトウモロコシ(重くて断念)と、大好きなオクラを多めに収穫して帰途へ。秋には芋ほりもあると聞いて目を輝かせる子供たち。下の娘(4歳)の、「秋になったら、焼いも掘りたいの~」に、一同ほっこり。
こんなにたくさんとれました!(トウモロコシはキュウリの下に埋もれてしまうほど)
もちろん山方面への旅にはきれいな水、おいしいお蕎麦がつきもの!今回も、食後に大きな公園でひと遊びした後、天然温泉で汗を流して帰るという充実した一日となりました。ふと見上げた先に富士山と夕焼け。ああ、日本はなんて美しいんだ♡
帰宅後
収穫体験の良いところは、帰宅後も味わって二度美味しい!夕食のお供に獲れたて野菜を添えたり、翌日は子どもと一緒に料理をしてお友達にふるまったり。子どもたちに話を聞くと、暑い中の作業が大変だったようで「スーパーに並ぶ野菜たちも誰かが採ってくれているんだよ」という言葉が印象に残ったようでした。食育を意識しつつイベントとしてもオイシイ収穫体験の旅、おススメです!
Domanist
金子ゆり
サンバを踊るほどにブラジルをこよなく愛し、ポルトガル語の教員免許をもつ。仕事の責任も増え、長女は小学生になり、時間に追われる毎日だが、〝笑顔だけは忘れずに〟をモットーに奮闘中!
IG:https://www.instagram.com/yurifonebrasil/