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さまざまある習いごとの一つに、「習字」があります。日本の伝統文化に触れることができる貴重な体験である一方で、文字を書く機会が減っている今、わざわざ習うメリットはあるのだろうか? と思うこともあるのではないでしょうか。
そこで本記事では、子どもが習字を習うメリットや習字教室の選び方、気になる月謝などを解説します。子どもの習いごと選びの参考にしてみてくださいね。
子どもが「習字」を習うメリットは?
「習字」とは読んで字のごとく、「字を習う」ことです。字を習うことで、美しい書き方や正しい書き順などを覚えることができます。
子どもが「習字」を習うことで得られるメリットは、いくつもあります。字が美しくなることで、履歴書や受験など大切な場面で好印象を与えることができるでしょう。また、習字は集中力や忍耐力を育てる絶好の機会。一枚一枚を丁寧に書き上げる過程で、我慢強さや注意力が養われ、学校での勉強や友達関係にも役立つでしょう。
「習字」のよいところ
「習字」をすることでどのような効果があるのでしょうか? 一緒にみていきましょう。
きれな字が書けるようになる
パソコンでの入力が主流の時代ですが、履歴書などはいまだに手書きで提出させるところもあります。その際、字がきれいなことは直接の合否には結びつかないにしても、相手に与える印象は格段によくなるでしょう。
集中力がつく
習字では、1枚ずつ丁寧に書くため、集中力が求められます。何度も何度も納得いくまで我慢強く、集中して書かなければなりません。集中力が途切れてしまっては、習字の基本である「とめ」「はね」「はらい」などを上手に書くことはできません。集中力がつくとともに、我慢強さも鍛えられることでしょう。
正しい姿勢が身につく
習字を習う時には、まず姿勢から教わります。字を書くことよりも、姿勢を正すことが基本中の基本です。机の正面に座り、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて、頭を少し前に傾け、左手で半紙を押さえ、右手で筆を持つー。
椅子に座る場合は、足をしっかりと地面につけます。床に座る場合は正座。そして半紙を身体の中心に置き、下腹に軽く力を入れて書き始めます。姿勢がいいと見た目も気持ちがいいものです。
字がきれいだと、将来役立つ
「習字」を習う効用について、説明してきました。さらに字がきれいだと、将来いざという時に役に立つこともありますよ。
受験で生きる
字がきれいだと、記述式の問題の時に役立ちます。直接合否に関わるものではありませんが、少なくとも字が汚くて読めないということは回避できるでしょう。習字で培われた集中力で試験と向き合えます。漢字の書き取りは、直接的に役立ちますね。