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【目次】
子どもにとって、いい「習い事の先生」 とは?
「習い事」 をするなら、子どもと相性がいい「習い事の先生」 に教えてもらいたいと思うところ。そうは言っても相性のよさは習い事を始めてみないとわからないのが実情です。そこで今回は、習い事の先生との親和性やお付き合いの仕方について、一緒に見ていきましょう。
では、そもそも「いい習い事の先生」 とは、どういう先生でしょうか? 専門知識がありきちんと教えてくれる先生であること以外にも、
・子どもに優しい
・感情的に叱らない
・トラブルが起きた時に態度が急変しない
・子どものやる気を引き出してくれる
など、先生の人間性や相性も大切なポイントだといえます。ではどうすれば、相性のいい「習い事の先生」 に巡り会えるのでしょうか。それには4つのヒントがあります。
すでに通っている子どもや親の両方から話を聞く
すでに通っている子どもの親から話を聞く方は多いと思います。しかし実際に通うのは子ども。先生との時間を一番長く体感している子どもの視点や意見は大切です。また、子どもの方が親よりも素直な意見を教えてくれる場合も。できるだけ子どもと親の両方から聞いてみましょう。
体験レッスンを受ける
多くの習い事が、体験レッスンを実施しています。子どもの習い事では親がよしと思っても、通う本人が親和性を感じなければ、続けないどころかその科目が嫌いになることさえあり得ます。そんなリスクを避けるためにも、体験レッスンを受けて、子どもの様子や先生の様子をしっかり確認しましょう。
そして、体験レッスン後には不安な点を変に隠そうとせず、先生としっかり話すことをおすすめします。 その時に先生がどういう対応をするかで、習うかどうかの指標になるかもしれません。
体験レッスン後は子どもの話をきちんと聞いて子どもの意思で決める
大人もそうですが、自分の意思で決定しないことはなかなか続けられません。当たり前、と思われる方も多いかもしれませんが、実際に通う生徒に話を聞くと「お母さんに行きなさいって言われたから」 と答える生徒は意外と多いよう。もちろんそう答える生徒の親が、子どもの話を聞いていないとは限りません。ただ実際は親の意思が強く働く場合もあるのです。
最初にしっかりと子ども自身の意思で習うことが決められると、結果的に長続きしやすくなります。
「習い事」 で優先したいことを考えておく
相性がいい習い事の先生を探していると、様々な葛藤が生まれることもあります。そんな時のために、あらかじめ何を優先したいかを決めておくと、迷った時の判断がしやすくなるでしょう。
例えば、子どもが楽しむことが一番大事で、その次にレッスンの内容、三番目に大事なのが親と先生の相性、といった具合です。このように決めておけば、親との相性が多少悪くても子どもが楽しんでいたら、よし通わせよう! と決断しやすくなります。
子どもと先生の相性が合わない場合、どうするべき?
いざ始めてみたら、体験の時にはよかった子どもと先生の相性に暗雲が立ち込めることもあります。そんな時は3つの対処法をおすすめします。
子どものじっくり話を聞く
まずは子どもの話をしっかり聞いてあげましょう。その上で教室を変えるべきか、子どものモチベーションが上がれば問題ないのかを考えます。ここでしっかりと話を聞いておかないと、仮に教室を変えても同じことが起きる可能性も。
先生と親で話をする
先生ともしっかり話をしましょう。話しづらいこともあるかもしれませんが、先生側の問題にせよ、子ども側の理由にせよ解決できる道筋も見つけられる可能性は十分にあるからです。
教室を変える
子どもや先生と話をしても解決策がない場合は、教室を変えることをおすすめします。習い事で嫌な思いをしながら続けることは、子どもにとっては、ただただ辛いだけだからです。近くに別の教室がない場合、最近ではオンラインレッスンも増えているので、リモートレッスンという手もあります。
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「習い事の先生」 へのお礼はどうしたらいい?
いつもお世話になっている習い事の先生に、日頃の感謝を込めてお礼をしたいと思うこともあるでしょう。しかし、どんなものをどういう風に渡したらいいのかも悩みどころ。そんな習い事の先生 へのお礼について紹介します。
おすすめのプレゼント
お礼の品の相場は1,000円~3,000円ほどが先生も受け取りやすいようです。お礼の品は先生の好みなどをよく知っている場合を除いて、できるだけシンプルなものやお菓子、最近では電子ギフト券もおすすめです。また、先生以外の職員がいる場合は、教室全体で食せるようなお菓子が人気です。
さらにお礼の品で悩むのが「のし」をどうするか。こちらはよほどマナーに厳しい先生でなければどちらでもよいでしょう。もし「のし」をつけるなら、表書きは「御礼」 あるいは「心ばかり」 にし、水引は蝶結びのものにしましょう。
お礼を渡すタイミング
お礼の品を渡す際は、基本的に他の生徒や保護者がいない場所やタイミングで渡しすのがベターです。
お礼の手紙の例文
お礼の手紙は子どもにも書いてもらうとよいでしょう。やはり先生は、子どもからの手紙は嬉しいものです。親からの手紙については、例文を紹介しますので参考にしてください。
拝啓
盛夏の候、ますますご健勝のこと、お喜び申し上げます。
○○先生には日頃より○○(子どもの名前)が大変お世話になっております。日頃のご指導、誠にありがとうございます。
○○先生に英語を習い始めてから、日々街中で英語を見つけては興味津々です。今ではすっかり私たち親よりも英語を理解しているようです。レッスンに行くのも楽しいようで、レッスンの帰り道で「また明日来る?」 と聞いてくるほどです。これもひとえに〇〇先生の温かく、楽しいレッスンのおかげです。心より感謝しております。
今後とも厳しくも温かいご指導を、どうぞよろしくお願いいたします。まだまだ暑い日も続きそうですが、なにとぞご自愛のほどをお祈り申し上げます。
敬具
習い事を辞める場合の手紙の例文
習い事を辞める時、口頭だけでなく手紙も渡すとより丁寧です。渡すタイミングは最終日のレッスンが終わってからにしましょう。
手紙の例文
こちらも例文を紹介しますので参考にしてください。
拝啓
春風の候、○○先生におかれましてはお元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
このたび○○(子どもの名前)は諸事情により教室を辞めることになりました。〇年間(or 短い間でしたが)大変お世話になりました。
〇〇先生に習うようになってから〇〇(子どもの名前)の力がどんどん上達し、同時に家や学校でもとても明るくなったように感じます。これも〇〇先生のご指導のおかげです。子ども共々、先生には感謝の気持ちでいっぱいです。今までご指導いただき、本当にありがとうございました。
○○先生のご健勝と益々のご活躍を心からお祈りしております。
敬具
不安なことはきちんと先生と話すことが大切
習い事を子どもに楽しく続けてもらうためにも、相性のよい習い事の先生との出会いや関係づくりは大切です。コツや対処法も重要ですが、先生に感謝の気持ちを伝え、不安なことは相談するなどして日頃からいい関係づくりを心掛けることも忘れずにいてください。
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