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2021.08.07

本当に「継続は力なり」?習い事が続かない・サボる…さてどう見切りをつける?

水泳にそろばん、サッカーに体操など子どもたちに習い事をさせている家庭も多いのではないでしょうか。しかし始めた当初は乗り気でも、段々と習い事が億劫になってしまう子どもたち。そこにはどのような理由があるのでしょうか。専門家に詳しくお聞きしました。

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習い事の立ち位置を、再確認してみる

いろんなことに興味を持って欲しい、子どもがやりたいと言ったから始めるなど、習い事をするには各家庭で様々な考えがあると思います。でも実際始めてみると、子どもが楽しくなさそうだったり、辞めたいと言ってきたり…。

一度始めたのならある程度身になるまで継続させたいと思うのが親心。果たしてその考えは正解なのでしょうか。スクールカウンセラーでもある、臨床心理士・吉田美智子さんが「子どもの習い事」についてどう継続していくべきかお話してくださいました。

親が思う〝習い事〟と、子どもが思う〝習い事〟には温度差がある

「まず親は習い事をさせる意味や、期待することがありますよね。【学校では習えない知識や技術を身につけて欲しい】→【その習得を通じて集中力や忍耐力、体力をつけたい】など、一石二鳥にも三鳥にも考えを膨らましている方も多いと思います。また最近では共働きも多く、親の不在時にひとりにさせないための時間の過ごし方として、習い事をチョイスする方も増えています。

一方、子どもはどうでしょうか。習い事が楽しい・面白いと感じれば続けますが、つまらない・難しい・苦しいと感じると、辞めたい気持ちが大きくなります。親はそこを乗り越え成長・克服して欲しいと願うのですがそう簡単なことではありません。なぜなら、子どもは学校生活で毎日【学び】を継続しているからです。それプラスアルファ、習い事でも努力や我慢を強いられるのは苦でしかありませんよね。

親と子では、習い事に対してこうした温度差があることを理解し、見極めをしていけるといいのではないでしょうか」

世界と比べてみて、習い事に「継続は力なり」が必要なのか

「〝石の上にも三年〟〝三日坊主〟など、日本には継続することが良いという考え方がありますよね。でも、実際には、本人が苦痛なままやらされ続けてしまっていたら、何も得るものはないでしょう。それより、もっと気軽に〝やってみて、合わないなと思ったらやめる〟というスタンスで考えてみてはいかがでしょうか。

アメリカでは習い事も短い期間で終了するようにプログラムされています。子どもたちには様々な体験をさせ、可能性を広げるという仕組み・考え方のよう。そしてその中で強い興味を示したら継続する形を取る。日本のように、一度始めたら抜けられない・抜けづらいということはなさそうですよね。

自宅練習しなきゃいけないから面倒、級が上がらなくて嫌になっちゃった、子どもの一見わがままとも取れる理由。『そんなこと言わないで頑張って』ではなく『辛いならやめていいよ』と言ってみてはどうでしょうか。やめた後、またやりたかったら再度入会すればいいと、フレキシブルな考え方の方が今の時代には合っているかもしれません

取材・文/福島孝代

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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