「幼児英語学習」は試行錯誤の連続…!
♦未就学児からの“英語教室”を調べてみた
新しい学年、生活のスタートにむけ、子供の習い事について考えるご家庭は我が家だけではないはず。息子も4月より年中さん、4歳になります。そして、そろそろ幼児英語のお教室に行かせてみてもいいかも!と思い立ちました。さすが人気の習い事、私の居住区でもググると数多のお教室がヒット。しかし…思ったより、正直、非常~~にいいお値段!!(笑)その現実にひるんでしまったのです。
多少の差はありますが、我が家周辺では週2でだいたい25,000~30,000円。週5では70,000~80,000円。プラスそれに入会金と教材費で30,000~50,000円前後が相場でした。子供の教育費用をケチりたくはないのですが、少々高いお月謝を前に、少し立ち止まって考えてみることに。
♦我が家の目標、それは高校生か大学生での“長期留学”
▲将来はぜひ世界へ飛び出してほしい…してくれるかわからないけど!(笑)
まず初心に立ち返ってみました。これはその時の息子次第なので全くわかりませんが、子供には高校生か大学生で長期の海外経験をさせてあげたいと思っています。
しかし、私の学生時代、アメリカの1年留学は500万ほどで行けた記憶なのですが、調べてみると昨今の円安の影響で今や倍近い値段、800万~1,000万になっているではありませんか。1カ月程度の短期留学でも100万近くかかる様子。高い…高すぎる…と挫けそうなところですが、長期の海外経験は多角的に学びが深いので、ちょっと頑張りたいところ。
それを踏まえると、週2のレッスンを小6まで通い続ける前提として(週5は到底無理でした笑)、30,000円×12カ月×8年=288万円を貯金&運用し、留学資金にまわす方がよさそうだという考えが芽生えてきました。
♦我が家はとりあえず“英語学習アプリ”からスタート!
結論からお伝えすると、キッズ英語学習アプリの「トド英語」をまずは導入してみました。本当はオンライン英会話を取り入れたく、2度体験したのですが、これは我が子にはまだ無理と痛感(笑)。興味がないものに集中できず、ましてや対面ではないので、速攻で飽きてすぐ画面の前から逃走。親の私が秒で心が折れました。トホホ(泣)。
今の彼の目下の楽しみは、3歳後半から主人と一緒にやってついハマってしまったMinecraftのゲーム。最初Minecraftのキャラクターでオンライン英会話をやってくれる先生とかいないかしらと探していたのですが(もちろんそんな都合いい先生はいなかった…(笑))、ふと「それなら英語アプリのゲームがいいのでは?」と思い、試しにDLした「トド英語」。
Domaniオンラインサロンのメンバーさんで、これを子供にやらせていたら、勝手に英語を喋るようになった!と聞いた事があり、気になっていたのですが、こちら、想像以上によくできたアプリで正解でした。シリコンバレーに本拠地を置く企業が開発したアプリで、とにかくゲームの種類が多い!公式サイトを見ると、3500種以上ゲームがあるのだとか。これは超飽きっぽい我が子に有難いです。
▲発音できたらイラストに色が塗られて出てきます
発音させるゲームもあって、アウトプットもあることが◎。ちゃんとマイクボタンを押し、キャラクターが言った単語を復唱していて、見ていると可愛いです(笑)。ある日お風呂でタコのおもちゃを触り、いきなり「おくとぱす!」と言った時は吹き出しましたが(笑)。
最初に数日の無料体験をやって、これはイケる!と判断。初回クーポンを使い、約9,800円/年でした。1カ月816円、これなら無理なく取り入れられますよね。2人まで利用可能なので、ご兄弟がいる家庭はかなりお得です!
コンテンツの豊富さのおかげで、今のところ毎日「えいごのゲームやりたい!」と、自ら取り組んでいます。語学は頻度高く続けることが重要なので、手軽なアプリ学習を最初に選んだのは、我が家には正解だったかなと感じます。
♦幼児英語についての意見は多種多様。
それを踏まえ、親が信念をもつことが大切かも
幼児英語について調べると、「日本語は捨ててでも、英語に全振りすべき」「母国語をまず習得してからではないと意味がない」「小さい時からやればやるほど有利」というような、様々な見解があることも親が迷ってしまう要因の一つかなと感じます。
お恥ずかしながら、英語教育を偉そうに語るほど語学に長けている人間でもないのですが、参考までに私のケースです。振り返ると社会人17年のうち、14年を外資企業に身を置き、その内1年はアメリカで社員として働くという社会人人生を歩んできました。昨今それは珍しいわけでもないですが、改めて考えたとき、幾ばくか英語ができた事が、自身のキャリアに結び付いていると感じます。
そしてそんな私は英語を始めたのは中学校の義務教育から。バイリンガル級の語学堪能な友人はとても多いのですが、帰国子女を除き、幼少期から英語を勉強していたという友人は1割もいません。そんな私自身の経験とファクトから、ある程度大きくなってからでも英語は取得できるものと感じています。
また、昨今のAIの進化にも衝撃を受けます。去年くらいでしょうか、WEB会議アプリのTeamsで即時スクリプション機能がリリースされた時は腰を抜かすほど驚かされました。
相手の話す会話が即座に、それもほぼ正確に文字化されるので、毎週あった外国人上司とのweb会議のストレスが大幅に軽減(笑)。
きっとすぐに即時翻訳機能も開発されるのだろうなと思います。もちろん、全ての英語会話のシーンがAI化することは考えにくいですが、それでもこの進化により、語学の壁が少しずつ薄くなっていることは明らかです。このことを踏まえると、幼児期から語学ばかりに注力し過ぎない方がいいのかもしれません。
♦子供の教育って難しい!だからこそ親も考え続けたい…
あれこれ考察してみましたが、子供の習い事、お稽古、悩みは尽きません。子供には苦労してほしくない、いい仕事についてほしい…私も振り返ると、未就学前からいろいろな習い事をやらされましたが、それは親心だったのだと今になって気付かされます(笑)。
しかしどんな習い事よりも、人に何かをしてもらったとき“ありがとう”と言えるか、隣の席の子が鉛筆を忘れて困っているときに気づいて、自分の鉛筆を貸せるか、自分が友達を傷つけたときに正直に謝れるか。そのような当たり前のことがずっと大切だとも思います。ひいてはそんな人間性が、海外に出たときも必ず際立つはずです。そのためにも、結局今日も育児に習い事に、悩み続ける私なのでした!
Domani Labメンバー
菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:@ayapecotrip
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