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EDUCATION 子供の習い事

2022.11.23

子供の発音をよくしたい!英語教育は小学生からでも間に合う!?【子供の習い事】

英語を正しく聞き取れたり、発音をよくするためには2、3歳から習い始めなちゃダメ? 自宅で英語のDVDを見せるだけでは、しゃべれるようにならない? そんな英語学習への疑問にお答えします!

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keiko kido
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子供の英語の発音をよくするには、何歳から学ばせればいい!?

語学の習得は一般的に早期教育がよしとされているため、「何歳から始めればいい?」「小学校に上がってからでは遅い?」など、はじめるタイミングに対する疑問が多いようです。そこで、やる気スイッチグループの子ども向け英語・英会話スクール「WinBe(ウィンビー)」にて長年教務部門に携わる長嶋昭子さんに、英語を習得するためのポイントを教えていただきました。

何歳からはじめるかより、インプットの量が大切

「子供は母親が話す言葉をお腹の中にいるときから聞いているため、そのときから母国語の習得が始まっているといえます。なぜなら、〝聞く〟ことがよい発音につながっているからです。そういう意味では、英語においても〝正しい発音の英語を耳で聞く〟機会は、早ければ早いほどよいでしょう。ただし、〝何歳から〟よりも〝何時間触れることができるか〟という、インプットの量が大切です」(長嶋さん 以下同)

小学校高学年からでも英語耳は育つ

英語の正しい発音を身につけるには、幼児期の教育が大切とも聞きますが・・・

「言語習得のゴールデンエイジは幼児から9歳ごろまでと言われていますが、小学校高学年になっても十分に英語耳が育つ力はあります。一般的に外国語の習得には2000時間が目安と言われているように、どれだけインプットできるか?がひとつのポイントです」

習い事というと週1回ペースのことが多いですが、それだけで英語を話せるようになるのでしょうか? それとも、レッスン日以外も自宅学習が必要ですか?

「個人差もありますが、インプットの量に応じてアウトプットできるようになる(話せるようになる)時期も変わります。週1回よりも週2回、3回レッスンに通えるとよりよいですし、自宅学習もやっていただいた方が、もちろんいいですね」

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自宅学習だけではアウトプットの機会がつくりづらい

子供に自宅で英語のDVDを見せたり英語の歌を聞かせている方も多いようですが、自宅学習だけでは身につかないことや伸ばしにくい能力はありますか?

「自宅学習はインプットが主でアウトプットが少なくなるため、自分だけの一方通行の学びになり、本人も親御さんも得意・不得意に気づきにくい面があります。

〝英語4技能〟の内、英語を〝聞く〟こと、〝読む〟ことはできても、〝話す〟ことについては、できているかどうかお子さま自身や親御さんでは判断しにくいですよね。実際に話してみた英語のイントネーションや、間のとり方の正しさが重要だからです。また、〝書く〟ことについても、自宅学習よりレッスンでのほうがスキルが伸びやすいと、多くの生徒さんを見て実感しています。他のクラスメイトのペースに刺激を受けることも、大きな学びの要素になるからです。お子さまのスキルや個性に合わせて効率よく学ぶことができる点も、レッスンのよさと言えますね。

自宅学習で使用するDVDは、お子様が普段から親しんでいる動画の英語版などをおすすめします。英語字幕をつけて観るとなおよいですね。内容を理解をしている分、英語習得につながりやすいですし、親子で楽しみながら取り組める点でも有効です」

英会話スクールは子供にとって「居心地のよい環境」かどうかが重要

たくさんある英会話スクールの中から、子供に合ったスクールを選ぶのも難しいようです。

「スクールごとの特徴と、お子さまの性格が合うかどうかを考えることが大切になります。ネイティブの外国人の先生から英語だけで学ぶ形式のところもあれば、日本人の先生から日本語を交えて英語を学ぶ形式、通常は日本人の先生で月1回だけネイティブの外国人の先生がレッスンをする形式があったり、少人数か比較的大人数のグループレッスンかなど、さまざまです。

その中から、どれがお子さまにとって学びやすい環境かをよく見ていただきたいと思います。一例にはなりますが、幼いお子さまがネイティブの外国人の先生とのレッスンの際『トイレに行きたい』と言えず、つらい思いをしてしまったため、日本人の先生に変更したところ、安心して通えるようになったことがあります。

シャイなお子さまだからとマンツーマンのレッスンを選んだものの成果が見られず、グループレッスンに変えてみたところ、お友達の様子や発言をまねできたり、見聞きする英語量が増えたことで、飛躍的に成長したというケースも少なくありません。

親御さんのイメージと違っていることもありますので、お子さまに合うかどうかを確かめるために、体験レッスンに参加されることをおすすめします。先生やクラスメートの性別によって居心地のよさが変わる場合もありますので、様子をご覧になってみてください」

英語の習得には「焦らず見守る姿勢」が大切

スクールに通っていても、子供がなかなか上達しないと焦ってしまうこともあります。

「親御さんには、とにかく焦らず見守っていただきたいと思います。どのくらい理解できるようになったか、話せるようになったかを確認するため、鉛筆を見せて『これは英語で何?』というような問いかけをされる方が少なくありません。それは、親御さんの多くが日本語を英語に訳して学んできた経験からなのですが、特にネイティブの先生から英語で学ぶ場合は、当然そのような学び方はしません。上達具合を知りたい場合には、先生にお尋ねになるのがよいでしょう。そういった教師とのコミュニケーションが可能かどうかも、スクール選びのポイントにしていただくとよいかと思います。

英会話スクールのレッスンでは、先生に褒めてもらったり、苦手なところを繰り返すことで克服できたり、また大人数のクラスで他の生徒と一緒に学ぶことで、お子さまが自分の成長や課題に気づくことができます。英語以外の面での学びの場にもなりますので、ぜひお子さまにあったスクールを見つけてくださいね」

英語教育で大切なのは〝いつはじめるか〟よりも〝インプットの量〟なんですね。そして、子供が安心して学べる環境を整えることの大切さも教えていただきました。次回は、子供のころから英語を学ぶメリットや、年齢に合った勉強法についてうかがいます!

子ども向け英語・英会話スクール「WinBe(ウィンビー)」

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