好みに合わせた献立、もう限界です!【働く女性の質問箱】 | Domani

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LIFESTYLE働く

2019.10.26

人気料亭『菊乃井』の常務に聞く!「家族の好みにあわせた献立、どうしてる?」【働く女性の質問箱】

ワーママの献立づくりに関するお悩みは尽きません…。先輩ワーママであり食の専門家が「家族の好みがバラバラ」というご相談にお答えします!

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Q:家族の食事の好みがバラバラ。献立づくりに悩みます。

答える人/堀 知佐子(管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務)

A:好みに合わせるのではなく「共食」の体験を

あなたは優しいお母さんですね。でも、好みに合わせる必要はないと思います。お子様の年齢はわかりませんが、好みに合わせて食事を作っていたら、献立は似たようなものになってしまいがち。また、好きなものばかり食べさせていたら偏食はもちろん栄養素の摂取も偏ります。

日本人が肉食になってから循環器系の病気も一気に増えました。野菜もアメリカ人より日本人の摂取は少ないのです。そこに精白米や食パンなど精製度の高い主食を食べています。飲み物は糖分の入ったジュース…。と生活習慣病の予備群を作ってしまっている状況です。食事は家族の健康を作る源です。好みに合わせていたら健康な体つくりができません。「好みに合わないと食べてくれない」という相談をよく受けますが、「食べたくないなら食べなくても構わない」でいいと私は思います。

極端なことをいえば、1食や2食食べなくても、どうもなりません。それより、たとえ夫は魚・子どもは肉主体であっても、バランスを考えてつくった同じ献立を、みんなで食べるべきだと考えます。それを「共食(きょうしょく)」といって、同じものを一緒に食べることで、ひとつのものに対していろんな意見が出たり、ひとつのものを共有することで新しいコミュニケーションができる言われています。同じものを食べるということは、食べ物の好き嫌いを治すということより大事な、家族のつながりを作ることにもなります。楽しく食事時間を過ごすことは、やがて食や栄養の関心にもつながり、長い目で見れば体にいい影響を与えるといわれています。

写真/Shutterstock.com

管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務

堀 知佐子(ほり ちさこ)

京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。08年アンチエイジングをコンセプトとしたレストラン理栄養士・食生活アドバイザー・アンチエイジング料理スペシャリスト。レストラン「Le Rire(ル・リール)」を開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。新渡戸文化大学客員教授。

●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働くアラフォー質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

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