【目次】
・食洗機は忙しいママの味方
・食洗機を選ぶポイント
・おすすめの2大メーカー
・スッキリ見えるビルトイン型
・取り付け簡単な卓上型
食洗機は忙しいママの味方
外食や惣菜に頼る日は別として、食器は基本的に、食事が終わるたびに洗わなければなりません。1回にかかる時間は短くても、毎日の食器洗いは忙しいママにとって大きな負担です。面倒な食器洗いを食洗機にお任せするだけでも、家事の負担感が減り、日々の生活にゆとりが生まれます。また、食洗機には卓上型とビルトイン型の2タイプがあり、それぞれ特徴が異なります。賃貸か持ち家かということはもちろん、キッチンの広さや一度に洗う食器の数など、各家庭の状況に合わせて選ぶことが重要です。
はじめに食洗機の主なメリットと、タイプ別の特徴について見ていきましょう。
食洗機を使うメリットとは
一般的に、1回の食器洗いにかかる時間は、平均20分とされています。しかし食洗機なら、食器と洗剤をセットするだけなので、5分もかかりません。お湯と洗剤による手荒れの悩みも、食洗機を使えば軽減できます。また、食洗機は手洗いでは不可能な高温のお湯と強い水圧、強力な洗剤を使って洗うので、頑固な油汚れもスッキリ落とせます。高温洗浄による殺菌効果もあり、小さな子供がいる家庭にもおすすめです。
さらに食洗機を使うと、手洗いに比べて水の使用量を大幅に抑えられます。電気代を含めても、1回の食器洗いにかかるコストは手洗いの半分程度です。水道代を節約できるだけでなく、自然環境の保護にも役立ちます。
卓上型、ビルトイン型それぞれの特徴
卓上型は工事が簡単で、シンクの上やカウンターなど、スペースさえ確保できれば設置できるので、賃貸住宅でも問題なく使えます。ただし、ビルトイン型に比べると一度に洗える食器の数は少なめで、大きな鍋やボウルなども入りません。間取りによっては、運転音が気になる場合もあります。
一方のビルトイン型は、ほとんどの場合卓上型よりも大容量で、たくさんの食器を一度に収納できる他、大きな鍋やボウルも洗えます。システムキッチンの中に組み込まれているため、音が静かで見た目がスッキリするのも大きなメリットです。設置には大がかりな工事が必要ですが、持ち家で家族が多い場合は、ビルトイン型のほうが使いやすいと言えます。
食洗機を選ぶポイント
食洗機には卓上型、ビルトイン型共にさまざまなラインアップがあります。実際に選ぶ時には、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?食洗機選びのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
キッチンに合った容量やサイズ
食洗機は給排水の必要があるため、設置できる場所が限定されます。卓上型ならシンクの周辺、ビルトイン型はキッチンの収納スペースの一部に設置するのが基本です。まずは設置場所の寸法を測り、サイズの合う製品を探しましょう。寸法を測る際は、食洗機のドアが水道の蛇口や吊戸棚などに当たらないように注意します。
次に、家族の人数やいつも使っている食器の種類、数を目安に容量を決めます。設置スペースに余裕があれば、最初から大容量タイプを選んでおくほうが、鍋やどんぶりなども全て洗えるのでおすすめです。キッチンが狭くて大きな食洗機を置けない場合は、1~3人家族用のコンパクトタイプもあります。
ドアの開き方
卓上型の場合、設置スペースがギリギリだと、ドアの開き方によっては置けないことがあるので注意が必要です。卓上型のドアの開き方には「前開き式」「前開き式(上下2枚)」「上部スライド式」の3種類があります。
「前開き式」は、開けた時に水道の蛇口に当たる可能性が高く、「前開き式(上下2枚)」や「上部スライド式」は、上に棚があるとドアがつかえてしまう可能性があります。カタログなどで必ずドアの開き方と、全開した時のサイズをチェックしておきましょう。なお、ビルトイン型には、ドアとカゴが一緒に出てくる「スライドオープン型」とドアを開けてからカゴを引き出す「フロントオープン型」があります。どちらも設置場所には影響しませんので、好きなタイプを選んで大丈夫です。
静音性や水量、省エネ機能
食洗機に限らず、家電製品では運転中の音や消費エネルギーも気になるポイントです。
食洗機の運転音は、ほとんどの製品で40db前後(図書館や静かな住宅地と同程度)に設計されているので、それほど気にする必要はないでしょう。ただし卓上型は思ったよりも音がうるさく感じることもあるため、テレビがキッチンのすぐ近くにあったり、深夜に使ったりする場合は、可能な限り静かな機種を選ぶと安心です。
洗浄に使う水の量や電気代も、機種によって多少違いがあります。どの機種も手洗いに比べると大幅に節水できますが、汚れの程度や食器の量によって洗浄コースを変えられるタイプなら、さらに節水・省エネになります。
おすすめの2大メーカー
続いて、国内で食洗機の製造・販売を手掛ける2大メーカー、パナソニックとリンナイを紹介します。
パナソニック
パナソニックは、日本で初めて食洗機を発売したメーカーです。1960年に、台所の床に置いて使う「電気自動皿洗い機」を発売以降、キッチンの進化や時代のニーズに合わせて、新製品の開発を続けています。
卓上型、ビルトイン型共に国内シェア1位を誇り、製品ラインアップも豊富なので、ライフスタイルに合う製品を見つけやすいメーカーと言えます。
リンナイ
リンナイは、ビルトイン型市場でパナソニックに次ぐシェアを占めるメーカーです。世界で初めて「重曹洗浄モード」付きの食洗機を開発したことでも知られています。重曹は自然環境に優しく、誤って口に入れても無害なので、小さな子供がいる家庭に人気があります。
他にも、カビやニオイを防ぐ「プラズマクラスター」を搭載するなど、高い付加機能が魅力です。大容量タイプから狭いシンク下にも後付けできるコンパクトタイプまで、さまざまな製品が揃っています。
スッキリ見えるビルトイン型
ここからはおすすめの食洗機を具体的に紹介していきます。まずはキッチンがスッキリと片付いて見える、ビルトイン型を3点見ていきましょう。
スタイリッシュなデザイン
パナソニック「ビルトイン食器洗い乾燥機 NP-45MD8S ドアパネル型」
パナソニックの「NP-45MD8S」は約6人分、44点の食器が入る大容量タイプの食洗機です。上カゴをスライドして、レイアウトを変更できる「ムービング機能」により、大きなフライパンや高さのあるグラスなども、楽にセットできます。
ドアパネルはそのままでも使えますが、キッチンの雰囲気に合わせて好きな色柄に交換することも可能です。季節によって、色柄を変えてみるのも良いですね。
商品名:パナソニック NP-45MD8S ドアパネル型
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均等に洗浄するタワーウォッシャー
リンナイ「ビルトイン食器洗い乾燥機 RSW-404LP」
世界初、そして唯一の重曹洗浄モード付きの食洗機が、リンナイの「RSW-404LP」です。掃除や洗濯など、普段から家事に重曹を活用している方なら、食洗機用の洗剤を別途買わずに済みますし、自然環境に優しい暮らしを維持できます。
上下に動きながら、シャワーを水平方向に噴射するタワーノズルと、垂直方向に噴射する下部回転式ノズルが、カゴの端にある食器や小物類、汚れの残りやすい内側の角まで均等に洗浄します。スタートボタンを押してドアを閉めるだけで、前回と同じコースで運転を開始する「クイックスタート」機能も便利です。
商品名:リンナイ RSW-404LP
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スライドレールで食器を楽に引き出せる
リンナイ「ビルトイン食器洗い乾燥機 RSW-F402C」
一度にたくさんの食器や鍋を洗いたい方には、リンナイの「RSW-F402C」がおすすめです。上下2段の大容量カゴが付いたフロントオープン式で、8人分56点の食器を洗えます。スライドレールで上下のカゴを別々に引き出せるので、大きな食器や重い食器も楽に出し入れ可能です。
洗浄ノズルは上下2カ所に設置され、大量の食器もしっかり洗浄してくれます。扉の上に操作パネルがあり、屈まずに指一本で操作できるのも魅力です。
商品名:リンナイ RSW-F402C
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取り付け簡単な卓上型
最後に、賃貸住宅にお住まいの方や、引越しの多い方におすすめの、卓上型食洗機を3点紹介します。
ナノイーXで清潔さをキープ
パナソニック「食器洗い乾燥機 NP-TZ100」
パナソニックの「NP-TZ100」には、庫内のニオイを抑えて除菌もできる「ナノイー X」送風機能が搭載されています。一度に洗う食器の数が少なく、まとめ洗いしたい時や、洗った後の食器を食器棚に戻さずに庫内で保管しておきたい時などに便利です。
また、食洗機で洗えない食器類や、熱風乾燥に弱いお弁当箱なども、手洗いした後に「ナノイー X」送風をすることで、清潔に保管できます。
商品名:パナソニック NP-TZ100
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充実機能のスタンダードモデル
パナソニック「食器洗い乾燥機 NP-TA3」
卓上型の食洗機は、国内シェアのほとんどをパナソニック製品が占めています。「NP-TA3」はそんなパナソニック製品の中でも、最もスタンダードなモデルです。
スリムな見た目ながら、5人分40点の食器が収納でき、上カゴの向きを変えることで長いお皿やフライパン、小さめの鍋も洗えます。また、お弁当用のシリコンカップや小さな保存容器など、食洗機で洗いにくい小物を入れられる「ちょこっとホルダー」も付いています。
商品名:パナソニック NP-TA3
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汚れが付きにくいステンレス仕様
アクア「食器洗い機 送風乾燥機能付き ADW-GM1」
コンパクトな食洗機をお探しの方には、4人分24点の食器が入る、アクアの「ADW-GM1」がおすすめです。庫内はキズや汚れが付きにくいステンレス製で、いつも清潔に使えます。
ヒーターを使わない「送風乾燥」機能があり、熱に弱いプラスチック製品などもしっかり乾燥できます。大きな窓が付いていて、洗っている様子を確かめられるのも嬉しいポイントです。
商品名:アクア ADW-GM1
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