【目次】
・突っ張り棒の収納術をマスターしよう
・リビング編
・玄関編
・クローゼット、押入れ編
突っ張り棒の収納術をマスターしよう
突っ張り棒は、正しい選び方や使い方を知ることで、幅広く活用できる便利なアイテムです。まずは、突っ張り棒そのものについて知り、選び方や使い方を学びましょう。
突っ張り棒のメリットは?
使い方次第で収納の幅が広がる突っ張り棒には、さまざまなメリットがあります。まず挙げられるのは、スペースを有効活用できるという点。これまでデッドスペースになっていた部分に、突っ張り棒を1本使うだけで、簡単に収納場所を作れます。高さや奥行きも活かせるので、無駄がありません。しかも安くて手軽に買えるので、思い立ったらすぐに収納をプラスできるのもうれしいポイント。100均で購入できる突っ張り棒もたくさんあります。
壁を傷つけずに設置できるのもよい点です。穴を開けることもないので、賃貸でも安心して使えます。設置のやり直しが簡単にできるので、失敗してもすぐに直せますし、模様替えしたいときにも簡単です。
サイズや対荷重、種類をチェック
適当に突っ張り棒を選ぶと、思うような使い方ができないことがあります。大切なことは「どこに何を収納するために使うのか」をはっきりさせて、選ぶことです。突っ張り棒には耐荷重があるので、置くものの重さによって最適なものを選びます。耐荷重は突っ張り棒を伸ばすほど下がるので、重いものを置くときには、できるだけ短くして使えるようにしましょう。
バネ式とジャッキ式で、取り付け方のポイントが違う点にも注意が必要です。バネ式は設置場所より長めに伸ばしてからギュッと縮めてバネの反発力で設置します。ジャッキ式は、固定ネジがパイプに貫通していることで安全に利用可能です。
リビング編
リビングは、気付くと散らかってしまいがちです。そこで突っ張り棒を活用すれば、物を整理したり、見えない場所にしまったり、おしゃれな収納が実現します。
テレビボードのデッドスペースに
意外とたくさんの物が入っているテレビボードは、実は収納が不足しがちです。そこで、突っ張り棒とワイヤーネットで棚を増設する方法を試してみましょう。
まず、テレビボード内にワイヤーネットに合う幅になるように突っ張り棒を2本設置します。手前と奥にわたすとよいでしょう。そこにワイヤーネットをかければ、棚のできあがりです。
散らばりがちな紙類や、なくしてしまいがちなリモコンの定位置にするのにもぴったりです。また、リビングで遊ぶ子どものおもちゃを収納する場所としても使えます。
ダイニングテーブルの下に設置
テーブルに出しっぱなしのリモコンや新聞、ティッシュなどは、そこにあるだけで部屋の印象を雑然としたものにしてしまいます。でも、テーブル周りにある方が、さっと使えて便利です。そこで試してもらいたいのが、ダイニングテーブルの下に突っ張り棒をわたして、収納場所を作る方法です。
テーブルの下にしまえば、普段は見えないのですっきり片付いた印象になりますし、使いたいときにはすぐに取り出せます。見せたくないけれど近くにあると便利なものを収納するのに、テーブル下は便利です。
賃貸でもできるおしゃれな壁面収納
壁面収納は、おしゃれな場所に住んでいる人だけのものだと思っていませんか?普通の賃貸の部屋でも、おしゃれな壁面収納はできます。
突っ張り棒2本を天井と床の間に設置し、その間にワイヤーネットを取り付ければ完成です。使い方によっては、大容量の収納としても活用できます。その場合、安全性を考えて、充分な耐荷重のある突っ張り棒を選びましょう。
リビングに設置するなら、おしゃれ感がすてきなブラックの突っ張り棒とワイヤーネットを使うのがおすすめです。キリっと引き締まった印象をプラスできます。適度な余白を持たせることで、センスよくまとまりますし、ものの出し入れがしやすくなって便利です。
玄関編
突っ張り棒による収納は、玄関でも役立ちます。収納スペースに限りがある場所だからこそ、空間をうまく使って、必要なものを整えながらしまうことが大切です。
ヒールを引っ掛けて収納
靴箱の中に突っ張り棒をわたせば、ヒールの収納量をぐっと増やせます。高いヒールを突っ張り棒に引っ掛けて使います。靴箱の奥行きも高さも活かせるので、うまくすれば2倍の収納量も実現できます。
靴箱がない場合、壁際に突っ張り棒を設置するだけでも、ヒールの靴を収納できます。ヒールは華やかな装飾のあるものが多いので、見せる収納でもインテリア性があってすてきです。
突っ張り棒とシューズハンガーを使ったアイデア
シューズハンガーを突っ張り棒にかければ、靴を洋服のようにかけてしまえます。靴を横に置くよりも、断然収納量があがる方法です。
まず、突っ張り棒は靴を収納したい場所に設置します。シューズハンガーがあればそれを使いましょう。ない場合は、ワイヤーハンガーの両端を上に向けて靴をかけられるように曲げ、布を巻きつければ簡単に作れます。あとは、靴をかけていくだけです。
傘は引っ掛ける収納に
傘立てを置くスペースがない玄関の場合には、突っ張り棒で傘をかけられるスペースを作りましょう。省スペースで傘を収納できますし、たたきに置くものを減らすことで掃除のしやすさも確保できます。
突っ張り棒は靴箱にも設置できるので、隠す収納で傘をしまうことも可能です。
クローゼット、押入れ編
クローゼットや押入れといった大きな収納スペースは、そのまま使おうとするとうまく活用できないことがあります。ここでも活躍するのは突っ張り棒です。空間を仕切ったり、デッドスペースを活かしたりして、効率的な収納をしましょう。
突っ張り棒を縦に使って仕切りに
どんと広い空間が広がる押入れは、そのままだと実は収納しにくい場所です。広いからとどんどんものを入れるだけでは、あとから出しにくくなってしまうこともあります。そこで、突っ張り棒を縦に設置してワイヤーネットと組み合わせて、仕切りを作るのがおすすめです。押入れの真ん中をこの方法で仕切ると、収納しやすさがぐっと高まります。
布団の収納にも突っ張り棒を活用しましょう。布団は、横向きにして上にかさねてしまうのが一般的です。しかし、これでは下のものを取り出すときに上のものをどかさなければいけません。そこで、突っ張り棒を縦に2本設置し、布団を縦置きで収納します。出し入れしやすく、管理しやすい収納の完成です。
壁に沿わせてネクタイやベルトを収納
奥行きの広さも押入れの使いにくさの理由です。広くても、奥の方は取り出しにくいので、どうしても使い勝手が悪くなってしまいます。
そこで、壁際に突っ張り棒を1本わたしましょう。これだけで立派な収納になります。ベルトやネクタイをかけて使ったり、S字フックと合わせてバッグや帽子をかけたり、アレンジも自由自在です。
子供服のサイズに合わせて
クローゼットに子供服をかけて収納すると、服を着る本人には見えない高さになってしまいます。そこで、突っ張り棒とチェーンとS字フックを使い、子どもの身長に合わせたクローゼットを作りましょう。
まずはじめに、バーにS字フックを二つかけ、それぞれにチェーンの上の先端を引っ掛けます。チェーンの下にもS字フックをかけ、そこに突っ張り棒を渡すように引っ掛けます。チェーンの長さは、子供の身長に合わせて調節すると使いやすくなります。
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