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原因|セットしたはずの前髪が崩れるのはなぜ?
出かける前に鏡の前でセットしたはずの前髪が、しばらくすると崩れていることがあります。前髪が崩れてしまう原因とは、一体何なのでしょうか?
湿気や髪のクセ
髪が崩れる原因の一つが「湿気」です。湿度が高い日は、髪がふくらんでごわついてしまったり、逆にぺたんこになってしまったりします。これは、髪がいつもよりも水分を含むことで「水分のバランスが崩れてしまう」ためです。髪が傷んでいる人は、とくに湿気の影響を受けやすくなります。髪が濡れている間、ダメージを受けた髪からは、髪の大部分を占める成分である「コルテックス」が流れ出ている状態。空いた部分に湿気の水分が入り込むことによって広がってしまうのです。
人によっては髪のクセではねやすかったり、生えグセによって髪の生える方向が決まっていたりするのも悩みの種です。クセに逆らった方法で髪をセットすると、ますます崩れやすくなります。生まれつきのクセだけでなく寝グセを直さずセットした場合も、セット後の持ちに影響が出る場合が。
スタイリング剤
セットした髪をキープするために使うスタイリング剤ですが、使い方によっては髪型が崩れる原因になってしまいます。スタイリング剤を使う際のポイントは「量に注意すること」です。スタイリング剤には油分が含まれていますが、つけすぎるとその油分でべたつき重くなり、ぺったりとした印象になってしまいます。「崩れないように」とスタイリング剤を多めにつけたり、崩れた前髪を直そうとスタイリング剤を重ね付けしたりすることは逆効果です。スタイリング剤を使うときには、使用量を守るように注意します。前髪全体につけるのではなく「スタイルのポイントになる部分だけにつける」のがスタイリング剤の使い方のコツです。
下準備|仕上がりを左右するセット前工程
前髪のセットをキープするには、セットをする前段階がポイントです。セットを始める前には、しっかりブローをしてクセを取っておきます。
夜のうちにシャンプーをした場合は濡れたまま放置せず、すぐに乾かすことが大切です。濡らしたままにすると、毛髪の表面をおおっている保護成分の「キューティクル」が開いたままになります。髪が無防備な状態でダメージを受けやすく、湿気を含んでうねりなどのクセが出やすくなってしまう原因です。また、朝起きて寝グセなどがついていたら、霧吹きなどを使って前髪をいったん濡らし、クセをとるようにブローしてからセットします。クセがついたままで前髪のセットをしないことが、上手にキープするコツです。
基本|前髪を上手にセットするSTEP
STEP1:前髪を3つにブロッキングする
ここでは基本的な、おろし前髪のセット方法を見ていきます。前髪は3つのブロックに分けて巻いていくのがポイント。一気に巻こうとすると浮きやすくなるため、まずは真ん中とサイドの3つに分けておきましょう。
STEP2:毛先だけをほんのり巻く
使用するのはストレートアイロンです。コテに慣れている方はコテでもOKですが、不慣れな方は巻きすぎてしまったり、火傷してしまったりするリスクがあります。やりすぎ感のない柔らかな毛流れ作りも得意なので、ここではストレートアイロンを使うことをおすすめします。
温度を160℃に設定し、まずは真ん中の毛束の中間を挟みます。そのままスーッと通し、毛先のみをほんのり内巻きにしましょう。前髪の中間から巻くのではなく“毛先のみ”というのがポイントです。
次に、サイドの毛束も巻いていきます。ストレートアイロンとおでこが平行になるよう意識し、真ん中を巻いたときと同様に毛先だけを巻きます。サイドはアイロンを引き抜くとき、斜め下に逃すようすべらせると自然なハの字に。
STEP3:スタイリング剤をなじませる
最後はスタイリング剤をなじませます。ここで重要なのは“量”。つけすぎるとリカバリーが難しくなるため、とにかく少量を塗布しましょう。具体的には小指の爪くらいの量でOK。指先に薄く伸ばし、前髪をつまむようにサラッとなじませましょう。
応用|種類別で見る前髪のセット手順
前髪セットのコツが分かったところで、こなれ前髪のセットの仕方を見ていきます。ポイントを押さえておけば、どんなスタイルでも自由自在です。
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ふんわり【ワンカール】
ふんわりとワンカールさせた前髪は、女性らしさを演出してくれます。ワンカールの前髪を上手にセットするには、髪を「表面と内側の二つのブロックに分けて巻く」のがポイントです。2段階でふんわりと丸みをつけることで、前髪を巻いたときの跡がくっきりついてしまうのを防げます。まずは、内側の髪をコテやカーラーで巻きましょう。
内側の髪がカールできたら、表面の髪の毛先だけをワンカールしていきます。コテで挟んだ跡がつかないように内側よりも短めの時間で巻くのがコツです。最後に両方の髪を合わせてほぐし、ヘアスプレーを使ってキープします。
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