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LIFESTYLE インタビュー

2020.01.01

耽美で中性的な唯一無二の存在【元月組男役・美弥るりか】さんが登場!「これからの人生、シャウトしていきたいです(笑)」

ルーツはヴィジュアル系ですが、今はとにかくいろいろなジャンルの音楽に触れるようにしています

よくライブに行かれていたということですが、どんな音楽を聴かれるのですか?

美弥:最近はハウスをよく聴いていますね。ジャズですと黒田卓也さんが好きです。ファッションと音楽は切り離せない関係性があると思うので、他にもいろいろなジャンルを聴くようにしています。「おすすめ」欄に出てきたものをガンガン流したり。昔はビジュアル系も大好きだったんですよ、ずっとDIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)のファンで。

(ここで突然イラストレーターの春原さん登場)私、SHAZNA(シャズナ)の追っかけをずっとしていて、そこからMALICE MIZER(マリスミゼル)に行ったんです。

美弥:そのラインはつながっていますよね。

(春原)私のころはPENICILLIN(ペニシリン)です。

美弥:HAKUEIさん、素敵ですよね。一度お見かけしたことがあって、当時のままで美しくて、やっぱりビジュアル系はこうでないとな、と思いました。私は清春さんも好きなので、ライブでも黒夢の曲を歌ったんですけど、私が急にシャウトしたのでみなさんびっくりされたみたいで。私はシャウト文化を通ってきた身だから、とってもやりたいんです。これからもシャウトは忘れないでいたいですね(笑)。

これからも自分の心が喜ぶことを続けていきたい。それがいちばん自分らしいから

12月に発売された『2020 美弥るりかカレンダー RURIDAYS 365+1』は日めくりなんですね。

美弥:まさか日めくりとは自分でも思っていなかったんですよ。週めくりくらいくらいでいこうかなと思っていたのに(笑)。カメラマンさんと、アメリカのサンディエゴに撮影に行ったらいい場所がいっぱいあって撮りすぎてしまい…なんと3,000枚以上!「これで週めくりはもったいないよね、日めくりにしちゃえ」というノリでやってしまったので、来年はどうしようかな。

松岡修造さんの『まいにち!修造』みたいに言葉はないんですけど、アート風の写真がたくさんあるのでお部屋にも置いていただけたらいいなと。このカレンダーに載っている服のスタイリングは全部自分でやりました。オール私服です。トランク2つにパンパンに詰めて、靴は半分、それでサンディエゴに行きました。

美弥るりか

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今後、どのような仕事に興味がありますか?

美弥:今の段階ではまだまだ何もできないのですが、いつかスタイリストの仕事もしてみたいな。ファッションのお仕事は奥が深いですよね。多くのスタイリストさんとお話するとみなさんこだわりがあって。カメラマンさんもひとりひとり全然違う。今日もそうですけど、撮っていただく方によってこんなに違う写真になるんだとか、撮影が毎回新鮮です。もっと自分も勉強して、ファッションの歴史や知識を蓄えていきたいなと思っています。

あとは、コスメのプロデュースもやってみたいです。パッケージのデザインも自分の好きなようにやってみたいし、洋服も作りたい。音楽もやりたくて、もちろん舞台も続けていきたい。もう、気持ちが忙しい。全部がまとまりのない人生なんですけど(笑)、それが自分らしくていいのかなと。自分の心が喜ぶことをこれからしていきたいです。

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中性的でアンニュイな美しさゆえ、勝手に近寄りがたいイメージをもっていたのですが、そんなことは微塵も感じさせないお人柄で、始終楽しくお話をうかがうことができました!温かく、でもユーモアに溢れた言葉選びにも、美弥さんのセンスのよさが光ります。

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撮影/山内聡美 文/淡路裕子

モデル/アーティスト/女優

美弥るりか

みやるりか・9月12日生まれ、茨城県出身。2003年に89期として宝塚歌劇団に入団、男役として月組大劇場公演『花の宝塚風土記/シニョール・ドン・ファン』で初舞台を踏み、その後星組に配属。2010年『ハプスブルクの宝剣』で新人公演初主演。2012年に月組へ組替えし、2014年の『THE KINGDOM』で東上公演ダブル主演。2017年『瑠璃色の刻』で東上公演単独初主演。2019年『アンナ・カレーニナ』でバウホール公演初主演。同年『夢現無双/クルンテープ』にて宝塚歌劇団を退団。退団後は舞台に限らず、音楽やファッションなど様々なフィールドで活動の幅を広げている。
▶︎公式ホームページ
▶︎公式インスタグラム

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