離乳食の上手な冷凍方法
毎日の忙しい子育ての中でも、離乳食づくりは重労働です。食事のたびに毎回一から作っていては時間がかかってしまいます。一方で、子どもが口に入れるものは衛生面が気になり、作り置きは気が引けるという人も多いのではないでしょうか。覚えておくと便利なのが、離乳食の冷凍保存です。正しい作り方と保存の仕方を知っておけば、安全性もおいしさも守れる上に時短にもなります。
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新鮮な食材を使い、離乳食を作る
離乳食を冷凍するときには調理前から注意することが大切です。離乳食の材料には新鮮な食材を選びましょう。安全性を高める意味もありますが、冷凍保存で落ちてしまう味や香りを少しでも保つためです。特に、離乳食初期の生後5~6カ月の赤ちゃんは味覚を育てる大切な時期です。赤ちゃんが素材本来の味を楽しめるようにするため、よりおいしくて新鮮な食材を使ってあげましょう。
小分けにして、粗熱をとる
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調理する際には、食材にしっかりと火を通して雑菌の繁殖を抑えましょう。加熱後は粗熱を取ってから保存容器に入れます。温かいまま蓋をすると内側に水滴がつき、徐々に温度が下がっていく過程で雑菌が増殖してしまうことがあるからです。ポイントは、大きな容器でまとめて保存するのではなく、小分けにすることです。粗熱が取れやすく、解凍するときにも1食分ずつ取り出せます。
できるだけ素早く冷凍する
保存用の離乳食ができたら、なるべく早く冷凍することで、作りたての品質を保つことができます。離乳食の温度を短時間で下げるには、保存容器に平たく伸ばして入れるのがおすすめです。小分けにするだけでも凍りやすくなります。
ラップ以外のおすすめ冷凍保存容器は?
離乳食を小分けにするとなると、多くの人がラップで包む保存方法を考えるのではないでしょうか。ラップを使うと解凍時間が短くなり、かさばらなくて便利なのですが、水分の多いペースト状の離乳食をラップで小分けにするのはなかなか難しいものです。離乳食を冷凍保存するとき、ラップ以外にどのような方法があるのかを紹介します。すでに自宅にあるものも多いので、試してみてはいかがでしょうか?
製氷皿
自宅で小さなキューブアイスを作る時に使う製氷皿は、離乳食の小分け冷凍用に大活躍します。1回に少量ずつしか食べられない赤ちゃん用に、ちょうどよい大きさに分けられる点も魅力です。一度凍ったら製氷皿から取り出して、密封できる袋に移し替えて保存することをおすすめします。ずっと製氷皿に保存していると、表面が冷凍庫の空気にさらされて劣化してしまうからです。
フタ付きの保存容器
赤ちゃんが一度にある程度の量を食べられるようになってきたら、フタ付きの保存容器を使ってみましょう。電子レンジに対応したタイプであれば、冷凍庫から取り出してそのまま解凍できて便利です。普通は一つの容器に1種類の離乳食を保存しますが、容器にある程度のスペースがあれば、仕切りをして数種類の離乳食を入れてみましょう。その日によって好みの味が変わりやすい赤ちゃんにおすすめです。
フリーザーバッグ
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食品の保存用のフリーザーバッグも、離乳食の冷凍保存に使えます。ペースト状の離乳食を入れて薄くのばし、平らにして冷凍庫に入れればすぐに凍らせることが可能です。保存中は上から重ねられてスペースを取らないのもメリットです。
ただし、ひとまとめの板状にして凍らせてしまうと、いざ1回分ずつ解凍したいと思ったときに不便に感じることもあるかもしれません。そんな場合は、冷凍庫に入れる前に菜箸などを使って格子状に節目を作っておけば、つかう時には板チョコのように割って小分けにできます。