シリコン製のカップ
100均でもよく売られているシリコン製のカップは、お弁当を作る習慣のある家庭なら持っていることも多いのではないでしょうか。離乳食を1回分ずつ小分けにするのにちょうどよい大きさである上に、シリコン素材だと高温にも低温にも強いという特徴があります。問題なく冷凍でき、解凍には電子レンジが使えるタイプが多いです。水分を多く含んでいる離乳食や、形を崩したくない離乳食を小分けにするのにも適しています。
離乳食の保存期間と解凍方法
食品を冷凍すると何となく安心してしまい、つい保存期間への意識が薄れてしまいがちです。赤ちゃんが口にする離乳食の保存期間は、大人向けの食品と同じような意識ではいけません。冷凍した離乳食の保存期間はどれくらいが目安なのか、正しい解凍方法と合わせてチェックしましょう。
冷凍した離乳食は1週間程度でつかい切る
離乳食を冷凍したら、1週間くらいを目安にして使い切ることを心がけましょう。1週間はあくまで目安であり、食材によっては早めに消費したほうがよいものもあります。「時間があるときに大量に作り置きして、まとめて冷凍したい」と思う人もいるかもしれませんが、1回の摂取量があまり多くない赤ちゃんが相手である以上、1週間以内に使い切れるだけの量を作り、冷凍したほうが安心です。
自然解凍はせず、再加熱して解凍する
冷凍した離乳食の自然解凍は避けましょう。じわじわと解凍している間に菌が増殖しやすいため、免疫力の低い赤ちゃんにとっては危険です。手軽なのは、電子レンジで解凍する方法です。食品の中からしっかり熱を加えて解凍しましょう。離乳食の種類によっては、電子レンジを使用することで水分が蒸発してしまうものもあります。その場合は、だし汁や水などを加えて水分を足しましょう。
解凍するとき、熱の加わり方にムラができて加熱が中途半端になることもあります。電子レンジから取り出したら一度温度を確認し、冷たい部分があれば全体をかき混ぜて再加熱しましょう。なお、一度解凍した離乳食は傷みやすくなるので、使い切れなかったからといって再冷凍しないようにしてください。
離乳食を冷凍保存するときの注意点
離乳食を冷凍保存するとき、細心の注意を払いたいのは衛生面です。離乳食を安全に保存するためには、冷凍前の調理時点から注意する必要があります。「冷凍してある離乳食がいつ作ったものなのか、どれくらい保存してあるのかが分からなくなる」というケースも考えられます。期限内にきちんと使い切るために便利な工夫も紹介しているので、ぜひチェックしておきましょう!
清潔な手、器具、容器で調理保存する
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離乳食を調理する時には、あらゆるものを清潔にしておきましょう。手を入念に洗うのはもちろんのこと、使用する調理器具もきちんと洗っておくのは基本です。さらに調理器具と冷凍保存用の容器は、使用前に熱湯をかけるなどして消毒しておきましょう。
冷凍した日付を保存容器に記載しておく
離乳食を入れた保存容器に何も目印を付けないまま、いくつか作り置きすると、作った日が分からなくなります。いつ冷凍したのかが分かるように、日付をメモしておきましょう。また、使った食材の名前を書き込んでおくのもおすすめです。食材によっては劣化のスピードが早いので、いつまでに使い切るかの判断がしやすくなります。さらに、ペースト状で似たような離乳食が多い場合は、料理名を書きましょう。
フリーザーバッグのように使い捨てできるものは直接ペンで書きこんでもよいですが、そうでない場合はマスキングテープなどを貼った上に書き込んだり、付箋を貼ったりすると容器を汚さずに書き込めます。
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