同じミスをしないよう改善策を講じることで、長期的な視点でみると自分のためになり、仕事の評価を上げることにつなげられます。
言い訳せずに自分の非を認め謝罪する
誰でもミスをすることはありますが、自分に責任があると認めるのは勇気がいることです。しかし、ミスをしたときは下手に言い訳をするより、素直に自分の非を認めて謝罪したほうが、周囲には良い印象を与えるでしょう。
言い訳して責任を誰かに押し付けても、そこからは何も生まれません。ミスをしたことばかりに気を取られるのではなく、ミスを認めた上でどう対処するかをすぐ考えましょう。「ピンチはチャンス」という言葉もあるように、ミスをしたときのリカバリー方法によって逆に評価がアップすることもあります。
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短期的ではなく長期的な視点を意識する
ミスをした時点での短期的な対処ではなく、長期的な視点を意識するのが重要なポイントです。ミスをしたときには、周囲からの評価は一時的には下がるかもしれません。しかし、自分のミスを認めず責任転嫁したことによる影響を考えてみましょう。
少なくとも責任を押し付けた相手には、自分がそういう人間だということはわかってしまいます。それが周囲にも知られれば、「いざというときに責任を取らない人」というイメージがつきまとい、自分に対する評価も下がっていくばかり。ミスをしたとしても、そこから学べることもあるはず。ごまかさず、真摯に向き合うことが大切です。

「責任転嫁」に関するよくある質問
「責任転嫁」に関して、ビジネスシーンでよくある質問とその回答をご紹介します。
Q. 「責任転嫁」に「嫁」が使われるのはなぜですか?
「責任転嫁」の「転嫁」は、文字どおり「他へ移し嫁がせる」という意味で、「責任を他人になすりつけること」を表します。この「嫁」は、現代の結婚における「嫁ぐ」という行為とは直接関係ありません。もともと中国の古典に由来する言葉で、責任や災いを他者に押し付ける、まるで荷物を他所に送りつけるかのようなニュアンスで使われています。特定の女性を指すものではなく、責任を自分以外に移す動作そのものを示しているのです。
Q. 「責任転嫁」の言い換え表現は?
「責任転嫁」の言い換え表現としては、より直接的な言葉で「責任逃れ」や「なすりつけ」があります。また、少しやわらかい表現では「人のせいにする」という言い方もできるでしょう。ビジネスシーンなどでは、「責任の押し付け」や「不始末の転嫁」といった表現も使われます。これらの言葉は、いずれも自分の責任を認めず、他人にその原因や結果を負わせようとする行為を指します。
Q. 責任逃れする人の特徴は?
責任逃れをする人にはいくつかの特徴が見られます。まず、プライドが高く、自分の非を認められない傾向にあること。また、保身に走り、自己評価を高く保ちたいという願望が強いこと。そのため、問題が発生するとすぐに言い訳したり、他者や状況のせいにしたりするでしょう。具体的には、「〜のせいで」「もし〜だったら」といった他責的な発言が見られ、自分の行動を客観的に振り返ることが苦手な人が目立ちます。
まとめ
- 「責任転嫁」 とは自分の責任を他人に押し付ける行為を指し、「責任転換」は誤用である。
- 責任転嫁する人はプライドが高く自分に甘い傾向があり、面倒を避けたい心理を持っている
- 責任転嫁された際は、証拠を残して相談し、適切な距離を保つことが大切。
「責任転嫁」とは、自分の過ちや失敗を他者のせいにする行為を指し、その背景には高いプライドや自分に甘い性格、面倒を避けたい心理が隠されています。
責任転嫁を繰り返す人は周囲からの信頼を失い、孤立する可能性が高いです。もし責任転嫁された場合は、証拠を記録し、信頼できる人に相談するなどして冷静に対処を心がけてください。
また、自分自身が「責任転嫁」する人にならないよう、注意しておくことも忘れずに。自分の非を素直に認め、長期的な視点で行動することが責任転嫁を避ける上では重要です。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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