低い位置で組むとき
会話や会議の最中に腕を組むのは、相手を警戒していたり意見に反対していたりとネガティブな意味合いを含む場合もありますが、下のほうで腕をクロスさせている場合は別です。
一般的な腕組みよりも低い腹部の上あたりで腕を交差させていたら、殻にこもって考え事に集中している可能性が高いと考えられます。特に重要な会議など、集中力が問われるシーンでよく見られる組み方です。的確な意見やアドバイスを求めているときは、低い位置で腕組みしている人に声をかけると、期待以上の回答を得られるかもしれません。
高い位置で組むとき
相手を威圧したい人や自分が優れた人間であるように見せたい人は、高い位置で腕組みして体を大きく見せる傾向があるとされています。体を大きく見せて上の立場に立とうとするのは、人間はもちろん動物も同じです。たとえば、クジャクは威厳をアピールする際に、羽を大きく広げて相手に見せつけます。
優位に立ちたいと思っている人は、相手の意見を尊重する気がありません。腕組みした手がきつく握られているようなら、怒りが頂点に達そうとしているサインです。反論するなどして、むやみに刺激を与えないように気をつけましょう。
背中を丸めて腕組みするとき
悩んでいることがあったり、気持ちに焦りや動揺が生じたりしているときは、前かがみのような状態で腕を組むことが多いとされています。体を縮こませているのは、これ以上刺激を受けないように防衛本能が働いている証拠です。心が不安定な状態にあり、何らかの問題を抱えている可能性があります。
こうした現象は内向的な性格の人に多く見られ、悩みがあってもひとりで抱え込みがちなタイプです。SOSを発しているとも取れるため、身近な人がしていたら相談に乗るなどして手を差し伸べるとよいかもしれません。
【目次】
腕組みをする人への接し方とは
同僚・部下・友人などの身近な人が不安や緊張が原因で腕を組んでいるように見えたら、心が落ち着くような環境をつくってあげましょう。抱え込みやすい人もちょっとしたひと言をかけてもらったことで、安心感を覚える場合もあります。
不安感や緊張を取り除こう
腕を組む理由はシーンや姿勢などによって異なりますが、不安を抱えていたり緊張していたりして、心が張り詰めている可能性があります。注意したいのが、力になりたいからといって「何かあった?」とストレートに聞かないこと。悩みを打ち明けるのが苦手な人の場合、警戒心をあおってしまう恐れがあります。
まずは「最近調子どう?」「大丈夫?」と気にかけて、緊張をほぐしてあげることが大切です。信頼関係を築いて、相手のほうから悩みを打ち明けてくれるのを待ちましょう。
写真・イラスト/(C)Shutterstock.com
心理カウンセラー
吉野麻衣子(よしの まいこ)
「SMART BRIDAL」代表/婚活心理カウンセラー、モデル/「MBA(経営学)・心理学・AI・オンライン」を融合させた戦略的婚活の可能な結婚相談所を経営。
43歳で14歳年下男子と再婚。MBAと心理カウンセラーの資格をもち、さまざまな企業で経営側に立って部下を指導するかたわら、多くの婚活&キャリア指導の経験を活かし、女性の婚活を支援中。
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